まちづくり―動詞の物語―
まちづくりは
まちの課題や可能性を見出す
まちの明日への希望を語り合う
互いの経験を共有し、分かち合う
まちづくりは
まちの魅力や伝統、文化を育む
まちの新たな暮らしを築き合う
互いの心に寄り添い、励まし合う
まちづくりは
まちの誰かがその行動や営みを創り出す
まちの人と人がつながり、学び合う
互いの違いを尊重し、支え合う
だから、まちづくりは
愛するという動詞である
〔作:阪野 貢/2025年8月〕
“ふくし教育 ”―その意味―
あなたの心は どこにありますか
それは あなたの宝物のあるところにあります
あなたの心は どこにありますか
それは あなたの普段の暮らしのなかにあります
あなたの心は どこにありますか
それは あなたの人生とともにあります
あなたの心は どこにありますか
それは あなたとみんなのあいだにあります
幼い子どもの宝物は なんですか
それは あふれる希望と大きな未来です
若者の宝物は なんですか
それは 美しい力としなやかな考えです
老いた人の宝物は なんですか
それは さまざまな経験と深い知恵です
障がいのある人の宝物は なんですか
それは 豊かな感性とたくましい思いです
“ふくし”は
一人ひとりの ふだんの くらしの しあわせを
追い求め 獲得する心であり 営みです
“教育”は
一人ひとりがもっている宝物を
探し 磨き 輝かせる心であり 営みです
“ふくし教育”は
一人ひとりの いのちと 暮らしと 人生が
力強く 美しく彩る「まち」を
みんなで創る心であり 営みです
そして
「いま・ここ」を生きる
みんな 一人ひとりが
その心を寄せ合い その営みを支え合うことによって
時代(とき)は移り
個性豊かな 新しいコミュニティと文化が生まれます
〔作:阪野 貢/2011年5月。一部修正/2019年8月〕