本ブログのカテゴリー “ディスカッションルーム” にアップした 「福祉によるまちづくり、協働と共働、市民福祉教育」 の拙文中の概念図に関して、A県T市社協の職員(コミュニティソーシャルワーカー)から貴重なご意見と氏が作成した概念図をいただきました。その概念図を筆者(阪野)なりに加筆・修正したものを下に記します。
問題は、「協働」と「共働」、「狭義の協働」と「広義の協働」の違いや相互関係をどのように捉えるかというところにありそうです。筆者は、下記の概念図に基づいていえば、「共働」は行政と市民と社協が、新しい「場」(ステージ、プラットホーム)を創設し、そこにそれぞれが参画(登壇、登場)して、対等・協力の関係のもとで、共有化した目標を達成するために事にあたること(共同、協同)、と理解しています。その際の鍵概念となるのが、「相互作用」と「相互補完」、そして「相乗効果」です。