“車椅子”のつぶやき

ブログ読者 (K氏) からメールをいただきました。意味深長なものであり、アップすることにしました。ご感想やご意見等をいただければK氏にもお伝えしたいと思っています。

私は車椅子です。

私を利用してくれるのはKさんです。
Kさんは、地元地域 (ホーム) で、仲間とともに偏見や差別と闘っています。
また、Kさんは、学校などで、
自分の障害や家族生活などについて話をすることがあります。
そのときのKさんは輝いているように見えます。

Kさんと外出すると、いまだに、私は多くの人びとの注目を浴びます。
後ろで、私を押してくれる人がいるときも、視線はその人に注がれます。
私を利用して移動するのはKさんです。Kさんが主役です。
主客が転倒しているように思えてなりません。

私には、 「ボランティア」 という古い友人がいます。
その友人は、最近、地震や水害などの自然災害が起こったとき、
“動員” や “派遣” という形で、大活躍しています。
その友人の性格が分からなくなってきています。

先日、私は、背の高い、美しい仲間と出会いました。
彼女は、遠方各地 (アウェイ) で講演活動をしている人といつも一緒だそうです。
タレントのようなその人の話は、「人生の応援歌」でした。
逆に、Kさんらの生き方が心配になってきます。