小坂レポート

小坂町交流センター・セパーム
社協主催の研修会 
小坂の子らの子育て・子育ちをどう地域で支えるのか
町から委託された「こどもの未来応援事業」
町として初めての試みだ

教育委員会教育長 指導主事
統合小中一貫校の校長 町議会議員
役場の保健センターの若い保健師
民生児童委員
放課後学童保育担当者
自治会や社協の役員
一般町民
いろいろな立場の人が 40人集まった

人口五千人の町で 子どもの数は560人ほど 比率11%
地域に 子どもを見かけることも ままならなくなった 
子ども会も 片手に余る数の地区もある
シングルマザーは 人口比からして 高いのだ
経済的な問題を抱えているのは どこのまちも同じで
子どもの様子も なかなか見えにくい
親も子どもも 問題を抱えて生きている

今日は わがまちの子育て・子育ちを みんなで語る広場になった
社協から 子ども以上に保護者支援の必要性に論点を置いた端的な事業説明
「心の距離感」の寸劇で 相談できずに困っている親の実態 披露する
詩「めんこいしょ」を朗読後 グループワーク
劇中で問題になったことを 6つのグループで意見交換開始
30分後 カフェテラス方式で グループ解体
新グループで 各グループでの協議の中身の交流
そこでまた 私は私たちは何が出来るのかを意見交換
解決策は すぐには見つからない
それでも ここがみんなで子どものことを考える出発点
一人ひとりが参加した熱心な討議 率直に意見が交換される 
談笑しながら 生まれたあったかい雰囲気の中
時の経つのを忘れた

子どもに会えば ともかく挨拶
返されなくても 何度もすれば顔見知り
根気負けして子どもが返す挨拶に ほっこりします
スーパーで見かけた子どもと交わす挨拶
不審がる親に 知らせることで
親も挨拶する仲に なることだってあるでしょう

学校の学習発表会
体育館は 子どもの親族縁者で埋まります 
子どもの成長や頑張りを 親に会ったら伝えます
子を褒められて 気分がいいのが親心
若い母親に だっこされた赤ちゃんを
かわいいといって そばに寄っていくだけで
心の距離感 縮まりませんか

見知らぬ者同士がつながるキーマン 子どもです
子どもが かわいいだけなので 
構えることなく 声かけて 親とつながる子育て支援
相談口で待ってるだけでは 埒(らち)明かず
もっと地域の手を借りて 行政も学校も社協も動きましょう
子どもに 親に 声がけすることから始めます
見返りなんか 求めません
ただ 関心もってるよ
もし 心配なら話してね いつでも聞いてあげるよ
いつか そうなることを願っています 

校長先生 地域に子どもを出したいと
学童保育の担当者 地域に子どもを出したいと
保健センター 子どものSOSの研修会のご案内
詩「まっすぐなまなざし」でしめて散会
みんなあったかいいい顔して 雪の中帰路につく

小坂のまちの お節介
挨拶は お互いに認め合うことの 確かめ合い
激励は 子育て中の母親に 一人で悩まず声かけて
褒めるのは いいとこ探し 子どもと親のこころに響きます

これからの まちの子育て・子育ちは 
4500人の大人の目と心で
子どもといっしょに 
子どもの笑顔がはじけるまちを 
オール小坂でつくります

今日は スタートラインになりました 

〔2019年12月4日書き下ろし。昨日開催された小坂町の研修会のレポート。ここがオール小坂で取り組むスタートです。20数年関わる町です。これからも応援を続けます〕