2月1日
1500万人が罹患 14万人が入院 8200人の死者が出ていた
2月8日
2200万人が罹患 21万人が入院 死者1万2000人に増えていた
コロナウイルスの防疫の初動を誤ったと
世界から 批判される中国首脳たち
アメリカは インフルエンザ流行に対処してきたのか
コロナウイルスの比ではない この異常な数値の上昇
大統領に振り回され 国を二分化されたなかでの
最悪になると予測された防疫体制は 一体何なのか
「他人(ひと)の振り見て 我が振り直せ」
米大統領には 通じるコトバではないし 通じることはない
権力欲に支配された己の姿しか映さぬ エゴイスチックな鏡には
魔女の呪文が かけられた
「インフルより優先するのは 大統領選挙だ」
米国は 貧富の格差社会をさらけだし
予防体制の脆弱さも 大流行の要因か
ウイルスは 貧しい者たちを無差別に襲い 犠牲を強いる
貧しき者たちは 防ぐ手立てもなく 罹患すれば重篤に陥る
ウイルスは さらにその周りに蔓延していく悪循環
富みし者たちは 健康診断怠りなく 予防接種は万全に
罹ればタミフルを服用し 早期快復はかるだろう
この事態を承知の上で
10月から4ヶ月間 流行を止められず
沈静化するどころか 被害は拡大するばかり
アメリカンファーストと 世界を混乱させて気取る者たち
犠牲者をどれだけ出せば ディールに見合うのか
数でしか見ない者たちは 死んだ一人ひとりの人生に
見合うだけの国づくりをしてきたのか 教えてほしい
えっ 製薬会社がガバガバ儲けて 収益はうなぎのぼり?
えっ 大統領選挙の軍資金に 回収されるって!
風吹けば桶屋が儲かるのは 世の仕組み
だから 沈静化の対策は いまはできません
そんな推察も できないわけではない
深刻な政治がらみの事態を 否定できますか
アメリカの国民よ 自らを防衛せよ
日本もいまだ アメリカのくしゃみで風邪を引く
日本の国民よ 自らを防衛せよ
〔2020年2月8日書き下ろし。インフルエンザの流行は決して油断できない。流感予防対策を万全に。日米の政治の動向にも注目を〕
付記
「米国でインフルエンザ猛威 死者1万2000人」
【ロサンゼルス=上塚真由】中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスが猛威を振るう中、米国ではインフルエンザが流行している。米疫病対策センター(CDC)は7日、最新の推計値を発表。2019~20年のシーズンで患者数は2200万人に上ったとし、さらに拡大する恐れが指摘されている。
CDCの推計値では、1日までの1週間で患者数は300万人増加し、昨年10月以降の累計で2200万人となった。インフルエンザのために21万人が入院し、死者数は1万2千人に達したとしている。今年は子供の症状が深刻化するケースが多く、すでに小児の死者数は78人となった。
米国ではインフルエンザが原因で毎年少なくとも1万2千人以上が死亡。とりわけ感染が深刻だった17~18年のシーズンには患者数は4500万人に上り、6万1千人が死亡した。インフルエンザ感染は例年10月ごろに始まり、5月ごろまで続く。米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は、19~20年は過去10年で最悪規模になる可能性があると予測している(産経新聞2020年2月8日)