学童保育は対象外

たった一日で コロナウイルス対策の基本方針翻り
27日 首相は全国小中高と特別支援学校に
3月2日から 臨時休校要請すると表明する
子どもを護ると言いながら 
それ受けて どこまでは間の抜けた通知を出すのか厚労省
保育所と学童保育は 一斉休校の対象外の見解発表
護る先を替えただけの 無策の責任転換 許しがたし

学童は 長期休みと同様に 開所時間を早めて柔軟に対処する
学童の実態に疎い 霞ヶ関のお偉い官僚の書きし作文 
現場の混乱知りもせず
いけしゃあしゃあと よくも見解発表するもんだ
まかり間違えば 船内感染の二の舞 想像できますか
子らの世話だけでも 毎日疲労困憊している人も少なくない
狭い空間に押し込まれた 子らのストレス一体誰に向かうのか
指導員の言うこと聞かぬ子らが 好き勝手にかき回す
多くの学童に勤める指導員の 最大の悩みです
学校の教員と違い 保護者にも子どもにも
見下した態度が少なからずあることは ご存じないか
さらに 防疫予防までも指導員に 担わすつもりなんですか

緊急事態だからこそ 教員の経験値と資質を鍛えるチャンスです
高給取りの教員が この非常事態にお休みですか
社会的身分も待遇も 子どもの指導力も 充分とは言いがたい
学童保育の指導員に 丸投げする暴挙に 怒りを込めてもの申す

千葉市長は 立ち止まり考えた
低学年と特別支援の子を擁するために 学校で預かることを
そのための具体的な方策は 検討中
どんどん知恵を絞って 協働で対処しなければならない緊急事態
その取り組みを 注視したい

学校教員こそ 子どもを護る急先鋒に立ってください
学校の信頼と教員の信頼を いまこそ深めるチャンスだと
「任せてほしい」
そんな気概が いま求められているのです
それが 子どものいのちを護る経験というかけがいのない
国民の共有財産になるのです

〔2020年2月27日書き下ろし。19年11月23日(131)にアップした「放課後児童クラブの指導員」をお読みいただけば、私の憤りの意味がおわかりになるかと。政府の無責任な言動が現場の混乱を引き起こし、他に責任を負わせていきます〕