支持率ガタ落ち

共同通信社が2月に実施した全国電話世論調査
安倍内閣の支持率が 41・0%に落ち込んだ
不支持率は46・1%と 支持と不支持が逆転した

桜に始まる国会答弁の煮え切らない答弁と 品性のないヤジ
黒川弘務東京高検検事長の定年を半年延長
従来の法解釈を変更したと 突然表明
後付けに必死になる 法相と関係官僚の辻褄合わせの滑稽さ
やりたい放題 し放題

ここに来て コロナウイルス対策がピンチとなった
某側近の意見を聞いて 短絡的に突っ走る
エビデンス(科学的根拠)もないまま
全国の学校休校や 受診の自宅待機を要請する
降って湧いた要請に 各地で混乱困惑広がった
場当たり式の軽率さに 批判の声も半端ない
意図するところは 支持率回復しかないこの御仁 
オリンピック開催も危ぶまれるタイミング
まき返しのパフォーマンスを繰り出した
政治的打算でしか動かぬことを 見事に証明
 
新型コロナウイルス対応で 各国の緊急予算対策費を見てみよう
人口560万のシンガポールで6000億円
740万人の香港で3500億円
2354万人の台湾で2200億円
5000万人の韓国で2800億円
笑えない 1億3000万人の日本は153億円

国民ひとり当たりに換算したら 
感染拡大一方の韓国ですら 5600円也
さらに民主化暴動の起こった香港は 4万7297円也
シンガポールに至っては なんと10万7143円也
日本は たったの118円也
なんだ これ!
たったこれぽっち?

初動から こんな予算しか立てられない
国土防衛 トランプの言いなりで高い武器をバンバン買うくせに
子どものいのちが第一とは 白々しくもよく言った
これが 政権の感染予防対策の意識です
これが 国民を守るといった予算です
これが 国民のいのちと暮らしを軽視してきた政権の正体です

人は 危機に遭遇したときに
その人間の本性が 露見します
これが 安倍内閣です

〔2020年2月29日書き下ろし。政治的計算高い男の正念場。そのさもしい性根がなおも見苦しい〕

付記
「自己責任強調の政府に責任/政界地獄耳」
この対応のどこが先手先手なのだろうか。新型コロナウイルス対策に人口560万のシンガポールで6000億円、740万人の香港で3500億円、2354万人の台湾で2200億円、5000万人の韓国で2800億円。1億3000万の人口の日本は153億円。「国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか。(日刊スポーツ 2020年2月28日)

「臨時休校『日本の対応急変』=五輪控え『政治的計算』の見方も」
【ニューヨーク時事】28日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、安倍政権が新型コロナウイルスの感染防止策として打ち出した小中高校の臨時休校が「これまでの慎重姿勢からの急変」だと報じた。同紙は東京五輪・パラリンピック中止の懸念が浮上する中、安倍晋三首相が指導力発揮に躍起になったと伝えた。
同紙は日本での感染状況について、韓国などのように急増しているわけではないと指摘。政府が26日、コンサートなどの大規模イベント自粛を呼び掛けたものの、前日にはこうした自粛対応が不要との見方を示していたと説明した。
記事では、7月の五輪開催を控え、科学的な観点よりも政治的な計算が上回ったとするアナリストらの見方を紹介。また、「子どもはコロナウイルスに感染しにくく、休校は医学的に正当化されない」とする感染症専門家の声も取り上げた。(時事通信 2020年2月29日)