北の空に オスプレイ
我が物顔で 飛び回る
北の空は オスプレイ
俺の空と 爆音残す
南の空に オスプレイ
自由気ままに 飛び交う
南の空は オスプレイ
米の領土と 笑って誇示する
敗戦後75年
北も南も 空が侵略された
北も南も 空は占領されている
治外法権 放置して
カタチばかりの民主主義
無惨に形骸化し 一党独裁を容認する
平和憲法 解釈変えた集団的自衛権 さらに拡大
コロナ禍に乗じて 戦争を企む者どもが
不気味に 敵陣基地への先制攻撃 論じ合う
敗戦75年
北も南も いまも外地だった
北は 内地の意向に 従うだけだった
南は 内地に抗いながら 翻弄され続ける
沖縄独立論
米のいいなりの内地から
尊厳ある暮らしの自治を 求めて動く
北海道独立論
内地の政治的支配からの 脱却か
内地の経済的支配からの 自立か
〔2020年8月14日書き下ろし。東京(内地)にご機嫌伺いする卑屈な態度は無用。敗戦後の引き揚げ者や移住者にとっての北海道は、自立再建の地であった。祖父母は樺太敷香を追われた引き揚げ者である〕
付記
「思いやり予算」は日本から要請 地位協定改定避け、負担は実現
1978年度から始まった在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)を巡る交渉で、日米地位協定で支払い義務のない基地従業員の労務費などについて、日本政府が「法的に容認されない」と認識しながら負担に応じた経緯が13日までに機密解除された米公文書で判明した。基地管理権や裁判権といった地位協定で米軍に保障された広範な権利を維持する必要があるとして、日本側が協定を改定せずに負担を実現するよう要請し、米側と合意していた。
日本側は駐留費負担を巡る国会議論が協定見直しに波及すれば、日米関係を悪化させると懸念していた。(共同通信社 2020年8月13日)