知ったかぶりの男がいた
見たこと聞いたことが
独断と偏見に満ちた言葉に変わる
さもさもらしくオレ様気取りでよくしゃべる
知ったかぶりの男がいた
見たこともないのに聞いたこともないのに
見苦しいその言葉づかいが鼻につく
さも分かったふりしてオレ様気取ってよくしゃべる
知ったかぶりの男は知らない
見たことも聞いたことも
見てないことも聞いていないことも
当事者ぶった横柄なその態度
嫌みで鼻持ちならない男だと
知ったかぶりの男は知ってる
メディアがつくる政治ショー
メディアは露出度上げてヨイショする
メディアは人気がすべてのバロメーター
落ちるまでの消耗品
みんなもバレバレだって知っている
知ったかぶりの男は知らない
オレ様気取った上から目線
偉そうにふんぞり返るその態度
世間も呆れる食傷気味な男だと
知ったかぶりの男は知っている
メディアが操る俗界の一翼担う
俗人は飽きっぽく移ろいやすい
次の出番はないかも知れない
廃棄期限までせっせと稼ぎに精を出す
〔2020年10月14日書き下ろし。メディアに露出して評論家や政治家の如くのたまう方々、 俗界ではもう飽き飽きしてるんですが…〕