コロナの第3波は 全道一円に猛威を振るう
16日 感染者の100人超えは12日連続となった
毎日新たなクラスターが発生し メディアは危機感を煽る
札幌市の感染状況は ステージ4に相当した
17日「感染リスクが回避できない場合」と曖昧な表現で
札幌市内の外出自粛や市とその他の地域の往来の自粛を
秋元克広市長と鈴木直道知事は 市民と道民に要請する
人の動きを抑えつつ
人の移動を促す「GoToトラベル」は継続
なんのことやら 何をどこまで自粛するのか
さっぱりわからぬ
病院のクラスターが多く発生している
インフルエンザが流行すれば
通院も診察も感染リスクは高くなる
医療の逼迫したサインは出ている
飲食を伴う店の酒の提供時間を制限しても
「 GoToイート」の購入には大勢が並ぶ
経済を回したい思惑と外出自粛がバッティングする
煮え切らない政策に 2月の知事の潔さは消滅した
さらに11月中に抑え込むと言い放つ
根拠の薄い無為無策のアドバルーン
要は道民よ いままで通り自分で判断して
罹らぬよう移さぬよう 心して暮らしなさい
自己責任だと それだけはハッキリと聞こえてきた
16日午後から会議があった
地下鉄大通駅で 帰宅の電車を待った
コロナ感染予防を啓発する アナウンスが流れていた
電車の中は 女子高生3人がはしゃいでいた
見慣れた風景が 妙に浮いていた
乗客は ただ黙って乗り降りする
自粛できない市民は リスクに晒されながら
自己防御して 今日一日の無事を祈る
帰宅して TVニュースを見た
東京オリンピックの開催は コロナに打ち勝った証
鼻息荒い 管首相の言葉に
砂上の楼閣に過ぎないと 笑うしかなかった
〔2020年11月17日書き下ろし。自粛の判断を個々に丸投げするしかないのか。「GoToトラベル」の継続について西村大臣のコメントが全てだ〕
付記
外出・往来自粛要請へ 知事・市長会談 札幌、感染回避困難なら
道内の新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、鈴木直道知事と札幌市の秋元克広市長は16日に道庁内で会談し、札幌市民に対して不要不急の外出自粛を要請することで合意した。札幌市外の道民には、札幌との不要不急の往来自粛を求める。いずれも「感染リスクを回避できない場合」との条件付きで、感染対策をした上での行動は容認する方針。専門家らの意見を聞いた上で、17日の感染症対策本部会議で正式決定する。
会談は冒頭を除いて非公開で、約30分行われた。秋元市長は冒頭、「このままだと市民に適切な医療を提供できなくなる」との懸念を強調。知事は「道内全体への感染拡大を食い止める瀬戸際だ」と述べ、対策を強化する考えを示した。
知事は会談後記者団に対し、感染対策の基準となる道独自の警戒ステージについて、同市内に限定してステージを「4」相当に強化する考えを表明。札幌の繁華街ススキノの酒類を提供する飲食店などに営業時間短縮を要請しているものの、十分な効果が上がっていないためだ。自粛を求める期間は27日までをめどに調整している。(北海道新聞2020年11月17日)