校則ってなぜあるの?
それはね
先生が子どもを指導しやすくするためにあるの
そしてね
ひとりでも余計なことをしないようにするためにあるの
だってね
ひとりでもおかしいっていったらやりにくいしょ
だから
先生もおかしいと思うだけで変えようとはしないんだよ
もっと言おうか
先生ってほんとは弱虫なんだ
教育者って偉そうにしているけれど
子どもがおかしいと思った校則でも
決して子どもの側に立って闘わない
無駄なエネルギーは使わないってとこかな
難しい言葉で言うと 日和見的な先生が多いってこと
そうなんだ
やっぱり人の子 反対して一人ぼっちにはなりたくない
いままでのルールでやってきたものを変えようなんて
周りの恨み辛みを浴びるのは 目に見えているからね
そこまで分かっていて 子どものためにやるって先生いる?
わかってあげてよ
先生もしたいけれど 大人の都合で動けないことを
先生もほんとはしたくはないけど 大人の都合が優先します
先生もただのひと 面倒は避けたい大人の都合です
あっ忘れてた
校則ってさあ ほんとは先生を守るためにあるんだ
子どもたちを 事細かく縛る学校の憲法
これをかざせば 子どもは逆らえないって信じている
もともと指導力がないから こんなものに頼るんだよ
そのくせ個性を伸ばす教育なんて よく言うよね
いつでも 建前と本音の使い分けをするのが先生
まさに 大人のご都合主義そのもの
だから
壊すのは 無駄なことって諦めよう
先生には 没個性の子どもを育てることこそ
公教育だと思い込んでいる人が多いんだよ きっと
「子どもの権利条約」すら わかってないだろうな
学校にいる間は 我慢を学ぶ人生の試練だと思うしかないね
反面教師に出会って 人間を学ぶチャンスだと思うしかないね
結局
みんなおかしいと気づいていても 決して顔には出さない
ひとりでも 突然反抗しだしたら収拾がつかなくなる
困るのは 学校の面子
その前に その声を潰すのが校則の役目
下手に反抗すると 指導という名の罰がある
逆らわず従順に 先生の言うことさえ聞けば
平穏な学校生活が 3年間保障されるんだ
だから
先生に聞こえないように
小さな声で叫ぼう
校則なんてくそ食らえ!
〔2020年11月23日書き下ろし。中学校の校則は統制管理下にある。疑問を感じても変えようとしないのは、なぜか? 教師もまた統制管理下にあるのか〕