「私は、常々、世の中には国民の感覚から大きくかけ離れた数多くの当たり前でないことが残っていると考えてきた。それらを見逃さず、現場の声に耳を傾けて、何が当たり前なのか、そこをしっかりと見極めた上で、大胆に実行する。これが私の信念です」
いずれにしても 当たり前が国民の感覚とズレていただけのことです
どっちみち 現場を見極めきれずに不発に終わるのは自明の理です
いずれにしろ 大胆な実行は意固地な老害を呼び込んだだけです
いずれにせよ 信念もただの世迷い言に過ぎません
「国民から信頼される政府を目指していきたいと思います」
いずれにしても 政府の前にあなたです
安倍さんと代わったところで 不信の二文字変わらない
いずれにしろ みんな同じ穴の狢のようです
周りのよいしょも変わりばえしない そのまんま
どっちみち 自助できなければ生活保護と ことばが尖って心を刺す
「行政の縦割り、既得権益、そしてあしき前例主義、こうしたものを打ち破って、規制改革を全力で進める」
どっちみち あなたの言い分 言葉の飾りってことでいいですね
いすれにせよ 規制改革って いまさらの話だよね
いずれにしろ 既得権で潤ってきたのは誰のか 自分が一番よく知ってるでしょ
「国民のためになる、ために働く内閣をつくります」
いずれにしろ あなたが大将 檄飛ばすだけ
みんなへいこらして 言うこときくしかありません
いずれにしても あなたの言うこと きこうがききまいが
導く力あるフリ バレただけです
いずれにせよ 緊急事態宣言どうするの
やっぱり延長かけるしかないですね
どっちみち このコロナ禍では何をやっても無駄みたい
おさまるまで 家で布団かぶって寝るしかないか
耳障りな〈いずれにしても〉が多用され
いずれにしても 結論ありきで終始する
どっちみち 長く続く人ではないと見切りをつけて
いずれにしろ 政局を招いて次の人に代わります
いずれにせよ 離れた民心は元に戻らず…ですね
〔2021年1月29日書き下ろし。菅義偉首相の昨年9月16日、首相就任会見での発言を振り返ってみた。予算委員会の質疑応答を聞きながら、閣僚の耳障りな言葉が心をざわつかせる。いろんな考え方があるけど、私の言ってることが正しいという開き直りか〕