言語道断の宴

男気が 庇(かば)うことだった
侠気心は 仇になった
隠しきれないと すぐに諦めた
雁首並べて 離党勧告を飲む

離党すれば 党は責任をかぶらない
出処進退は個々の裁量 党は関知せず
繰り返される いつもの茶番劇
安っぽい男気が まかり通り
嘘つきが さらに男気を汚す

潔(いさぎよ)くない男気なんか くそ食らえ
庇いきれないくせに 格好つけて墓穴を掘る
潔くない言動なんか くそ食らえ
バッジがものいう仲良しごっこも 地に落ちた

頭を10秒下げて 終わらせる
恥も外聞もなく バカッ面をさらす
頭を10秒下げれば 終わりとなる
慇懃無礼(いんぎんぶれい)な態度は 見透かれる
頭を10秒きっちり下げて 謝罪終わります
お咎めなしと 世間を舐(な)めてかかる

禁じられた会合は 甘い誘惑蜜の味
隠れ酒の旨さは 呑兵衛には格別の味
咎める者がいない店は 取って置きの隠れ家  
人に酔い酒に酔うのは 芳醇な美酒と美女のお陰
浮かれた後の不始末は みんなコロナのせいにする

酒で身を滅ぼすのは 男の才覚
辞職をすれば ただ酒飲めぬタダの人
独酌しながら 凌ぎを肴にするといい

※凌ぎ(しのぎ):その時の障害や困難に耐え,またそれを克服すること。また,その手段。

〔2021年2月2日書き下ろし。子どもの頃見たTVドラマに「三バカ大将」があった。たわいないバカ話だった気がするが、議員の三バカの失態を陳謝する菅首相が哀れだ。それを横目に見ながら、桜の大嘘つきが涼しい顔して鎮座する〕