カネの切れ目が 縁の切れ目
カネがないから 支援は打ち切り
カネでしばるのは もう無理です
野となれ山となれ
野垂れ死にしようがしまいが
好きにするしかないでしょ
国の懐あてにせず
客の懐あてにして
営業するしかないでしょ
一見さんは無理でしょ
常連さんに泣きついて
どうぞ経営努力してください
運転資金貸し付けてます
もう借り入れ無理だって
そんなら助けようがありません
これからは五輪にシフトします
もう飲食店など構ってられません
生き残るなり潰れるなり
ご随意にどうぞ
〔2021年2月27日書き下ろし。五輪に前のめりになっている政権に、丸山達也島根県知事が涙して苦境を訴える。その姿に地域経済の切迫した危機を痛く感じる〕
付記
消える支援金 不安濃く 札幌時短終了 「客足戻るとは…」
新型コロナウイルスの感染対策で、札幌市内全域の飲食店などに出ていた道の営業自粛要請が3月1日に解除される。営業制限の全面解除は約4カ月ぶりとなるが、札幌・ススキノの飲食店主からは「客足が戻るとは思えない」とため息が漏れた。同居人以外との飲食自粛などの要請は続く一方、営業自粛の協力支援金はなくなる。「歓送迎会の人出も見込めなくなる」と冷ややかな受け止めも広がった。
「さあ3月からという期待は、とても持てない」。ススキノで居酒屋を経営する木村正美さん(58)は嘆いた。異動期の宴会需要は見込めず、「支援金はなくなり、厳しい現実だけが残る」とこぼした。 (北海道新聞2021年2月27日)