教員の超多忙な状況が 続いている
毎日の感染予防対策に 手は抜けない
ONLINE学習の準備だけでも
不慣れな者には 苦痛以外何ものでもない
これで学習が公平に提供されていると
思い込んでいる世間の認識が プレッシャーとなる
やっぱり対面で授業するのが 一番良い
タブレットの画面に一日中集中するなんて 可哀想
教室では 子どもも教師も気を抜くつぼを心得ている
冗談でも一つ二つ挟まないと 子どももやってられない
子どもたちの笑いに満ちた教室はいいな
子どもたちが真剣に聞き入る授業もいいな
子どもたちが課題に取り組む顔つきはもっといいな
子どもたちから吐き出される言葉はほんと生きてるな
授業がしたい
コロナ禍で干されてしまった
授業がしたい
教員を辞めても30年間 どっかこっかで続けてた
授業がしたい
一期一会の授業に 一身を注いだ
授業がしたい
子どもたちの食らいつき方が 半端ない
授業がしたい
担任は 子どもを見つめ直して見方が変わる
「当たり前のことを 当たり前にできる大人になりたい」
「いままで言い訳をすることが多かったけど これからはしないようにする」
「自分の気持ちに嘘をつかないように 生きていきたい」
授業の後に打ちのめされるのは いつも自分だと知りつつも
やっぱり 子どもと真剣勝負の授業をしたい
〔2021年5月20日書き下ろし。教師に見せる授業でもあった。子どもたちがどれだけ感性を研ぎ澄ますのか、どれほどのおもいをもっているか。それを引き出すのはテクニックではない。子どものおもいにただ添うだけで、子どもは持てる力を素直にぶつけてくる〕