響き合う授業

小学3年生との ボランティアをテーマにした授業だった

初めて出会う子どもたちのこころを 
あっという間に惹きつけてしまう話術
子どもたちに身近な話題を振って考えさせて
誰もが自分の答えをもって参加する面白い展開
子どもたち一人ひとりと簡単な受け答えをしながら
その子の特徴をつかみ取っていく洞察力
子どもたちの考えを抵抗なく引き出して
その気づきを生かして核心へと迫りまとめていく構想力
ボランティアという考え方を一元的に捉えるのではなく
子どもの「いまの考え」を尊重して認める包容力
子どもが生き生きと意欲的に参加する授業は
教材を通して教師と子どもが響き合っていた
参観した教師と保護者が その授業を楽しみ評価した

まとめに 子どもたちにこう訴えた
困っている人に 何かをしてあげることも大事だね
でももっと大事なことは きみの隣の人をよく知ることなんだ
いろんな人と仲良くするには お互いをよく知ることが一番かな
相手の人をよく知ることが ボランティアの勉強
友だちや先生のことをよく知ることが 学校での大事な勉強 
だから 隣の子のことをよく知ることからボランティアを始めよう

〔2021年5月21日書き下ろし。保護者も参観していただいた。ボランティア学習は人間理解学習であることを伝えた授業だった。北海道は今日東京よりも多い感染最多の727人のコロナ感染者を出す〕