1回目ワクチン接種終わる

15日 年齢別に時間差で配布された接種予約券が届く
夕刻郵送されてきた
これで団塊世代に行き渡った

さっそく通いの病院に問い合わせた
受付時間には30分間に合わなかった
そこで予約状況を尋ねた
30日以降になるとの返答だった

即刻諦めた
市内の集団接種会場をネットで検索した
5月24日から最初に集団接種を始めた 
中島公園の札幌パークホテルを迷わず選択した
すぐに予約番号と生年月日を入力した

さすが団塊世代
目論見は外れた
画面は すでに予約で埋まっていた
ピンポイントで 20日父の日が数席残っていた
16:00~16:30をチェックして 確認し予約を終えた

二回目の予約画面に移る
3週間後は埋まっていた
多少過ぎても大丈夫だろうと
ここも数席空いていた7月14日13:00~13:30をチェックした
どちらの日も 地下鉄が混み合うリスクが少ない時間帯だった
予約情報をプリントアウトして作業を終えた
要した時間は10分程度だった

なぜホテルを選んだのか
自宅から歩いて10分余の新札幌のホテルにも会場が設営された
19日から接種が始まっている
道が運営する会場で 市外の近郊のマチからも接種に訪れる
交通アクセスがいいので 市外の高齢者には都合がいい
たった一人分でも 遠くから来る人にはありがたいだろう
予約した中島公園パークホテルまで 歩いて10分 地下鉄で30分
このくらいなら 別に不都合はない
よく知っている大きなホテルなので 使い勝手もいい
運営の様子も見てみたかった

20日15:45 ホテルに入った
入り口で体温確認36・2 2階の待合室に誘導される
入る前に予約券の受付(4カ所)を行い 席に案内される
待合会場には 14列×16席 計224人分の席があった
会場の正面のスクリーンには 
ワクチン接種に関する情報が繰り返し流される 
ハンドスピーカーを持ったチーフスタッフが 
接種会場が混み合っているので
帰宅時間は これから1時間程度かかるとアナウンスする
小用に方は会場を出て右手にトイレがあることを告げる
年寄りが多いので大事なことだ
会場が概ね埋まり 周りを見ると6割は女性だった
車いすで介助された人も数人いた
身体の弱い高齢者に付き添う介護者も 
ネームプレートを下げて着席していた

16:00 1列ごとに地下接種会場への移動が始まった
次の列まで3分程度の間隔で 自分の列までは20分程度待つ
16:20 予想通り20分でエレベーター前に移動する
3台のエレバーターが動き ピストンで地下に下ろす
ここでもスタッフが機敏に次の指示を出し 動きは滑らかだった
接種会場は入り口が2カ所あり スタッフが左右の振り分けをする
入り口で 予約券 予診票 身分証明書の準備を指示される

16:30 接種受付 ホテルに入ってから45分かかっていた
受付で書類を挟んだ赤いバインダーを手渡される
再度検温をされて 予備問診を受ける
アクリルの遮蔽板越しに質問を受けるが スピーカーがよくない
相手の声が 音声を変えた機械音のように響く
何度も繰り返し聞く羽目になった
お薬手帳を聞かれたが 持参すべき項目にはなかった
渡されたチェックシートには
手帳を持ってこない旨のコメントが 記されていた 

予診室は9カ所
各室の青ランプが点滅すると 次の人が入室する
接種可能かどうかの診断を受けて 接種の待機スペースで待つ
16:43 入室 
16:44 ファイザー社製ワクチン接種 一瞬で痛みもない
16:59 接種後15分待機して 体調に異常なく最終受付
返却された予約券には 1回目の接種券のシールが剥がされ
予防接種済(臨時)の1回目のシールが 貼られていた 
「コミナティ筋注 製造番号EW0201 有効年月日21年9月30日」

各所に配置されたスタッフの誘導や優しい対応は 高齢者には嬉しい
動線の流れは 予診後から接種までの待機に
多少改善があるかと思えるが 
スタッフの指示で 混乱もなく動いてきたことを考えれば
いまさらの変更は 野暮なことだろう
不安や不平不満を生まぬよう サービスに徹するスタッフ
長時間にわたる緊張の連続で 対応に当たるスタッフや関係者には 
頭の下がるおもいと感謝しかない
ホテルを会場にしたのもうなずける
ホテルとしても 単なる会場提供ではなく
プライドを賭けているのである

18:00 帰宅すると娘と孫の長男坊が待っていた
父の日を祝う夕食に 心を和ませた
早くこの現役世代にも 
ワクチン接種を受けさせねば 経済は回らないと 
五輪開催に狂信する政治に 失望と批判を重ねた

21日昼現在 打った箇所に痛みがあるだけで問題ない
 
〔2021年6月21日書き下ろし。1回目体験接種レポート。21日緊急事態宣言解除後まん延防止法が3週間発令された。札幌の感染者は3ヶ月ぶりに30人以下となる〕