朝8時半の予約を取った
6時起床 7時半に車で向かった
通勤時間帯と重なり 信号待ちを久しぶりに味わった
熊の出た丘珠空港を右手に見ながら
心臓・循環器系の病院に到着した
検温と消毒を済ませ 受付した
番号は74番だった
待合室では 多くの患者が呼ばれるのを待っていた
スタッフは機敏に動き 事前の対応も優しかった
名前を呼ぶが返答がなければ 合図があるまで呼ぶ
どのタイミングでトイレに行くかが 問題だった
読み残した文藝春秋のページをめくりながら 待つ
9時10分 服用薬の確認でお薬手帳を手渡す
1時間経っても 何も起こらなかった
10時25分 心電図に呼ばれ10分で終わった
11時15分 検査の段取りの説明を受けた
11時40分 薄暗い部屋に入りABI検査を受けた
手足の血圧を計り比較することで 足の血管の狭窄の程度を調べる
次に担当がかわり 心臓のエコと下半身の動脈のエコが撮られた
12時15分に終了 13時30分まで待機となる
予定の10分前にコールがあり 検査用の服に着替えて待つ
13時50分 血液検査に誘導された
CT検査のために造影剤を入れる血管も 静脈に確保された
痛みを感じさせないくらい 熟練された看護師の手さばきだった
固定された長い点滴用注射針を装着して 検査出番を待つ
14時05分 担当に引率され検査室に入る
優しく誘導されて ベッドに横たわる
仰向けに寝て 指示を待つ
CTの土管状の機械の中に入り 両手を挙げてスタンバイは終了した
冠動脈を拡張する薬を 口の中にスプレーされる
造影剤を入れる際 息を止める
その練習を数回して 検査開始
造影剤が3度ほど注入された 一瞬全身が熱く感じた
首から下の足の先までの血管の状況が 撮し出されていく
15分程度で終了した
14時25分 体調に異変なく退室する
看護師にコールされて レントゲン室に案内される
先に 注射針を抜き 血止めのために5分間患部を押さえるよう指示が出た
5分後血が止まったのを確認し 胸部の写真を2枚撮る
これで予定の検査は全て終了した
CTの結果分析に2時間を要すると 事前に通知されたことから
後日結果を聞きに来ることで 2日後の予約を取っていた
今日は 会計が済めば放免となった
終了時間は15時を過ぎていた
多くの患者は 不安を抱えて辛抱強く待合室で静かに待機していた
生涯で初めての検査と最も長い6時間半の滞在時間となった
年相応に血流が悪くなっているのか
いまだ血気衰えず 政治への激怒で血流が流れすぎているのか
就寝時 太ももの強い痛みと下肢の不快なだるさが慢性化していた
内科で定期の診察を受けた際 主治医に症状を話したところ
内科系でも整形外科系でもないことから
その病院に週一で来る 循環器系の医師を紹介された
先週診察を受け 早々に予約を入れた
飛び込みだと もっと時間はかかったことだろう
札幌でも 心臓の病院として評判を取っている病院だけに
来院者は 半端じゃなかった
まずは明後日 検査の結果を聞きに来るとしよう
初任の時に13しか離れていない教え子との約束があった
市中に車を走らせた
指定された地下鉄駅で車を止め 合流した
いまは社内の職員研修を担当する管理職になっていた
管理職の苦労話や研修の進め方に花を咲かせながら 2時間半が過ぎた
霧雨の降る中1時間運転して ようやく今日の飯にありついた
疲れ切ってはいたが 久しぶりに何か充実した一日だった
いまは思考を停止させた独り言を綴る
〔2021年7月5日書き下ろし。都議選が終わった。コロナとワクチン接種、五輪の開催の反対票は自民党の目算を見事に打ち破る。ただ疲れて今夜は考えるのが億劫になった〕