もしも誰も助けたり支えたりしなかったら
どんなにか住みにくい暮らしにくい
世の中になるでしょうか
当たり前にしていた助け合いがなければ
どんなにかこころすさんだこころ貧しい
世の中になっているでしょうか
助け合うことや支え合う人がいなくなったら
どんなにかこの世はけもののように
いのちを奪い合うことでしょうか
辛いとか哀しいとかしんどいとか苦しいとか
そんな心の痛みを知っている人たちが
まっとうな世の中にしているのです
そんな人がきっとボランティアなんですね
お金ももらわず人助けなんて割に合わない
自分だって困っているくせに人の世話なんぞよくできる
でもあんたに意見される筋合いなんぞありません
面倒だとかお節介だとか時間が惜しいだとか
やりたくない人はたくさん言い訳並べます
助けることにわけなど必要ですか
困っているからほっとけないから
猫の手ほどのお手伝いでも買って出る
笑顔がこぼれたらそれだけでいいのです
自分で決めて汗かいて好きでやってます
わたしには生きてるって感じがご褒美(ほうび)です
ボランティアって気取っていません
ただお節介やくだけって知ってます
そんな人をボランティアって呼ぶのかな
ボランティアと呼ばれると少し照れくさい
ボランティアの看板背負(しょ)うと少し重たい
ボランティアのこむずかしい理屈なんかわからない
ボランティアうんぬん…
さっさと動いてしまった〔わたし〕です
〔2021年9月21日書き下ろし。10月1日道内でも高齢化率の高い地区で頑張る人たち。檜山管内ボランティア研修会で地域で生きることを考える〕