4月から縁あって月形で仕事する参観者がいみじくも語った
3000人規模の町で地域福祉を語りあう場があることを初めて知った
かくも熱心に討議する姿に心動かされたと
社協の第2期計画5カ年の事業報告
推進委員長から第3期計画策定の進捗状況報告
町保健福祉課からは「介護予防・日常生活状況調査」結果報告
3つの報告により参加者の問題意識は醸成されていく
9つのグループ(G)で討議された
1Gで10のテーマから2つ選び60分かけて論議する
テーマとG数と意見
しゃべり場づくりは 1Gで18意見
有償性は 5G66意見
地域コミュニティのつながりは 5G69意見
助けられ上手は 3G44意見
介護保険の活用は 1G16意見
新しい拠点作りは 3G53意見
身近に集まるしゃべり場づくりは その必要性を感じていた
驚いたのは有償性の問題に高い関心を示し 切り込んでいたことだった
さらに地域コミュニティでのつながり方に 危機感を抱く
助けられ上手お互い様の関係づくりは 防災の視点も見逃さなかった
介護保険について 介護サービスの現状を認識する機会ともなった
新しい拠点づくりも含め あずまし食堂の運営に期待する声も挙がった
社協の事業では 参加者の多くは高齢者が占める
このフォーラムでは 現役の世代が多くいたことが印象的だった
月形高校の3名の高校生が 場を和ました
行政関係者・教育関係者・議会議員・民生委員・施設関係・農協・商工会
NPO法人・ボランティア・老人クラブや行政区(町内会)など
町の福祉を支える人が60人も集まり 熱気を帯びた討議がなされた
ここでは推進委員メンバーの活躍も特筆される
多くの意見を引き出し記録するというグループワークの経験は
これからもさらに磨かれ 個々のスキルアップが地域の力となる
そう確信できたことが 大きな収穫ともなった
参観者にも 町民の福祉への問題意識の高さと
望ましい住民参加のあり方を 焼き付けたに違いない
福祉でまちづくりへのエネルギーに満ちたフォーラムは終わった
翌日社協事務局は総数266に及ぶ意見を入力してテーマ別に分けた
さらにあずましプランの「4つの基本計画」の中に示された
4つの具体的な行動目標別(16)に分類して 意見の分析を進める
既存の事業の継続・統合・廃棄の作業の中で
町民の意向を反映しつつ リニュアールされた計画策定が急がれる
第4回の推進会議の資料づくりが 着々と進められる
〔2021年11月21日書き下ろし。コロナ禍で対面での集まりが規制された鬱憤を晴らしたフォーラムともなった。貴重な意見がどのように今後計画に反映していくのか。これを機に町民の地域福祉への関心を高めていかなければならない〕