オミクロン株の脅威

南アフリカ・ハウテン州 首都プレトリアやヨハネスブルクがある
新型コロナウイルスの新変異株が 見つかった
隣国ボツワナや香港 さらに欧州へと拡散している
イギリス・ドイツ・イタリア・オランダでも 見つかった

WHOは新変異株「B・1・1・529」を「オミクロン株」と名付けた
免疫を回避する性質や高い感染力を持つ恐れがあるという
再感染の危険性が増すなか 南アからの渡航禁止を告げ防疫体制をしく
最も怖いのは「オミクロン株」は PCR検査で検出不可だという

日本国立感染症研究所は
「細胞への侵入しやすさに関連する可能性がある」という
容易に感染しやすいウイルスに変異してきたということだ
日本は水際の防疫体制の強化が唯一の防御策だ

検出には手間も時間もかかるだろう
感染経路の把握も難しい
飛行機に同乗した客すべての検査もきっと後手となる
過去簡単に突破された検疫が強化されているのか疑わしい

ワクチン接種の証明書などゴミ化する
潜伏期で症状が出なければスルーする
観察期間の縮小で安全性を担保できるはずはない
欧州を含め出入国の厳戒体制に覚悟をもって臨んでほしい

感染が収まっているかのように見えるなか
政治家は取り損ねた金の回収にパーティー三昧
円高でも経済の回復を願ってばら撒かれる国債の札びら
うだつの上がらぬしけた野党の内輪の代表選びの滑稽さ
暢気極まりない世相に活を入れる「オミクロン株」が登場した

新型コロナも易々とは退陣しないしたたかなウイルス
新兵器を開発しては攻撃の手を決して緩めない
追撃兵器の開発は後手に回り犠牲者の山をつくる
北海道の人口に匹敵する
518万8018人(27日現在)の死を無駄にしてはならない
北京五輪も東京以上の感染進撃を受けるかもしれない
IOCバッハと中国国家主席習近平の危機管理が攻撃の的となる

テレビニュースで クローズアップされた男のしたり顔
政治資金回収パーティーをしていた知事だった
何の実績を挙げずとも 誇らしげに壇上で挨拶する
取り巻きたちは おこぼれをもらうのに触手を延ばす
さもしいパーティーの裏で ウイルスは静かに牙をむく

〔2021年11月27日書き下ろし。「オミクロン株」を侮ってはならない。一層の危機管理を強化せねば、国難を招く。政府の危機管理能力は決して高くない。だからこそ検証し穴を埋める対策を迅速に整備しなければならない。なにが政治パーティーだ〕