こんなに書いてしまったのか
そのボリュームに圧倒された
二人で取り組んだ1年の集大成
男の50年の軌跡を初校の重さに感じた
福祉への人生観が盛り込まれた
50年に渡る男の軌跡
福祉施設の劣等処遇の世界に挑み
一途に当たり前の生き方を追い求めた
介護保険制度の前夜から深く関わった
20余年に渡る男の軌跡
措置から契約への大きな変革に挑み
導入された儲け主義の市場原理と渡り合う
社会福祉法人の経営改革を訴え続けた
20余年に渡る男の軌跡
老人福祉施設の旧態依然とした経営を憂い
全国のトップランナーは身を粉にして果敢に動く
自らの足下を見つめ直す時を迎えた
50年に渡る男の軌跡
次代に引き継ぐための経営検証と展望を込めて
「希求」をテーマに1年かけて書き記す
ブレることなく福祉理念を貫き通した
50年に渡る男の軌跡
次代に「和顔愛語」の仁愛の道の委ねる
目をしょぼつかせて二人は校正を終えた
〔2021年12月26日書き下ろし。師の50年の経営の検証と展望を「希求」と題し、二人で取り組んだ愉しき日々が終わり、一抹の寂しさを感じながらも安堵する〕