1月23日札幌は新たな感染者が900人台になった」
人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は1月22日216.7人
まん延防止等重点措置(まん延防止法)要請の目安となるレベル2を大幅に超えた
1週間あたりの病床使用率は16.2%
21日の使用病床数は確保病床515床のうち101床と約20%
病院以外の宿泊施設や自宅で療養・待機は3819人
道はまん延防止法を国へ要請した
対象は全道域で酒類の提供をする飲食店は「認証店」のみに認め営業は午後9時まで
酒類を提供しない場合や認められない「非認証店」は午後8時までの時短要請となる
旅行助成制度「どうみん割」の新規予約受け付けは停止
まん延防止法の開始1週間後に既存予約分の利用を停止
適用のタイミングで「ぐるっと北海道」も停止
食事券の「GoToイート」も店内飲食を除外しテイクアウトとデリバリーに限定
札幌市は保健所業務を重点化した
濃厚接触者の調査を同居家族やリスクの高い人へ限定する方針を示す
道立保健所も小樽市、函館市も同様の対応をする
今後は知人や友人・職場には陽性と判定された本人から連絡をする
感染の可能性がある人は10日間の健康観察をすることになる
道はオミクロン株の確認に伴いワクチン接種の有無に関わらず
PCR検査は1月8日~2月7日まで「無症状」でも受け付けている
1月21日午後5時現在の検査箇所
「北海道薬剤師会の薬局や新千歳空港、旭川空港、函館空港に加え、札幌市、旭川市、函館市、小樽市、岩見沢市、三笠市、江別市、石狩市、千歳市、恵庭市、北広島市、砂川市、室蘭市、登別市、苫小牧市、名寄市、士別市、富良野市、留萌市、赤平市、稚内市、北見市、網走市、紋別市、帯広市、釧路市、洞爺湖町、倶知安町、島牧村、余市町、由仁町、長沼町、白老町、安平町、厚真町、むかわ町、新ひだか町、浦河町、幕別町、音更町、東神楽町、比布町、羽幌町、苫前町、天塩町、初山別村、猿払村、利尻町、豊富町、置戸町、小清水町、美幌町、遠軽町、滝上町、釧路町、中標津町、別海町、厚岸町、弟子屈町、白糠町、七飯町、森町、木古内町、松前町、鹿部町、八雲町、江差町、せたな町の医療機関や薬局など計269か所に増え、順次拡大している」
ただ予約制としているところが多く発熱などの症状が出ている人や濃厚接触者は対象外
かかりつけ医や健康相談センターへの連絡を呼びかけている
【1月5日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】
1月 5日: 34(26):6日ぶり30人台
1月 6日: 74(28):約3か月半ぶり70人台
1月 7日: 94(46):約3か月半ぶり90人台 新たに「オミクロン株」11人確認
1月 8日:132(60):約4か月ぶり100人超 「オミクロン株」札幌で3人確認
1月 9日:117(48):2日連続100人超 「オミクロン株」札幌で2人確認
沖縄・広島・山口の3県にまん延防止法発令(期間延長検討)
1月10日:106(51):3日連続100人超(道内各地で成人式が行われる)
1月11日:117(60):「オミクロン株」旭川市と函館市で初確認 道内計48人に
1月12日:197(71)
1月13日:328(140):約4か月ぶり300人超
1月14日:467(194):約4か月半ぶり400人超
1月15日:695(367):約8か月ぶり600人超(過去3番目の数)
1月16日:692(319):2日連続600人超
1月17日:643(392):3日連続600人超
1月18日:698(287):4日連続600人超(過去3番目の数)
1月19日:1170(650):札幌含め過去最多
1月20日:1437(793):札幌含め過去最多を更新
1月21日:1644(902):札幌含め過去最多を更新
東京など首都圏にまん延防止法発令
1月22日:1605(907):札幌は過去最多更新
(以上23日09:01に配信されたUHB北海道文化放送の報道記事を要約した)
6日にアップした『第六波がやってきた』で感染拡大を予想し書いた
医療体制の整備と確認を市民に周知すべきだろう
医療保健機関の対応が万全なのかは安心の保障である
市民や道民を納得させるだけの手を見せなければならない
いままでの教訓をいかせるのか
政治家のお手並み拝見いたしましよう
無様な結果が露呈する
想定外と言い訳がましい対策は保健所を機能不全とする
重症者が少ないといいながらも医療機関の受診者は増加の一方
PCR検査も検査場所は道内の一部でしかない
予約制で順番待ちが列をなし即応性はない
成人式後のクラスターの発生が多く報道されたが
13日以降の数値の増加は予想の範囲だ
ズルズルと先延ばしして経過観察を続けるのはいつも通り
そもそも打つ手のない対策の結果がまん延防止法の発令を持つ
いままでの教訓を生かすこともできず飲食店だけを規制する
学校や福祉施設ましてや行政機関でのクラスターが頻発している
社会全体に流感のように広めて社会的免疫を付けるしかないのか
道民を納得させる手立てもボロボロで言い訳はもう聞き飽きた
説得力に欠く政治家たちは金を引き出す国頼みにしか存在価値はない
オミクロン株に置き換われば感染の収束は早いという見立てがある
3回目のワクチン接種も医療者や施設介護者へ随時始まっている
治療薬の効果はまだ報道されていない
凄いスピードで感染が拡大していると煽る報道はもういい
正しい情報の提供が感染防止の最大の戦略だ
メディアに露出する評論家気取りの者たちよりも
研究室や臨床の場で不眠不休で究明と救命に頑張る方々を
いまは信じてやり過ごすしかない
科学的根拠に基づいた感染の山場がどこに来るのか
いまその見通しだけでも示してもらえば希望がもてる
〔2022年1月23日書き下ろし。感染拡大はどこまでいくのか。道内の状況を記録する〕
付記
岸田内閣支持率52% 感染拡大局面でも横ばい 毎日新聞世論調査
毎日新聞と社会調査研究センターは22日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は52%で、2021年12月18日の前回調査の54%から横ばいだった。不支持率は36%(前回36%)だった。これまでは新型コロナウイルスの新規感染者数が増加すると、内閣支持率が下落する傾向があった。今回は感染者数が過去最多を連日更新している局面だが、支持率低下にはつながっていない。
政府は東京など16都県に「まん延防止等重点措置」を適用しており、今後も対象地域が広がる見通しだ。新型コロナ対策として、飲食店やイベントなどの経済活動を規制する必要があるかとの質問では、「感染対策をとっていれば規制は必要ない」は55%に上り、「規制が必要だ」の38%を上回った。まん延防止措置が適用されると、都道府県の判断で、飲食店に営業時間短縮を要請したり、大規模イベントの人数制限などを実施したりできる。
政権の新型コロナウイルス対策については、「評価する」が31%で、前回(46%)より15ポイント減少した。「評価しない」は39%で前回(26%)より13ポイント上がった。「どちらとも言えない」は30%(前回27%)だった。感染拡大を受けて、新型コロナ対策への不満は増えているようだ。
新型コロナワクチンの3回目接種に関しては、「早く受けたいと思う」との回答は61%(前回65%)、「早く受けたいとは思わない」21%(同21%)で、「まだ2回の接種を受けていない」も6%(同6%)あった。前回選択肢になかった「もう3回目の接種を受けた」は3%だった。(毎日新聞2022年1月22日)