たまり場という空間
しゃべり場という空間
つるむ場という空間
暮らしに溶け込む景色
誰もが存在感がある景色
誰とも打ち解け合える景色
よそ行きの言葉はいらない空間
世間体を気に病むことがない空間
陰口で気をもむこともない空間
生きることに疲れた風景
生きることがしんどくなった風景
生きることのあてをなくした風景
心配事に寄り添う空間
悩みをうち明ける空間
辛さを紛らわせる空間
わたしがわたしでいられる風景
あなたがあなたである風景
飾ることなく素直になれる風景
そこにいて安堵する空間
そこには愉快な種が持ち込まれる空間
そこから何かが起こる予感がする空間
集うことで動き始める景色
集うことが笑顔をもたらす景色
集うことから望む空間が生まれる景色
そんな心躍る景色がみたい
そんなおもいを空間に満たしたい
それが福祉でまちづくりの空間創造
〔2022年2月22日書き下ろし。今日登別市社協のきずな計画に関わる事務局との協議の中で、藤江紀彦常務から出された地域拠点へのおもいを描いてみた。2が並ぶこの日、「ふつう」に生きるを強く感じた〕