人道回廊の為の停戦中に産科・小児科病院を爆撃した
女児ら3人が死亡し医師や出産中の女性を含め17人が負傷した
なぜ攻撃したのか
「ウクライナ軍が病院内で戦闘配置に就いていたせいだった」と強弁
「爆撃直後の動画では、明らかに患者とスタッフしかおらず、妊娠した女性たちが担架で運ばれていた」と非難
無差別攻撃の魔の手は誰でもどこでも勝手放題
爆弾持ったきちがいたちはゲーム感覚でぶち込み遊ぶ
被害が甚大になろうが殺人鬼にはお咎めなし
国家がすべて抗弁する
無差別攻撃は高揚し化学兵器を使用可か
ガスマスクを装備した途端に効率よく排除するだけ
避難しない市民は皆殺しと宣言済みだ
国家の命令にニヤニヤしながら従うだけの兵士たち
軍隊は善悪を判断する集団ではない
上部の命令に自ら従うことだけ
上部の狂気を自らの狂気にして戦うだけ
上部の野望を自らに課して命をかけるだけ
上部の判断を自ら最善と思い込まされるだけ
軍隊は命令一下戦う集団でしかない
戦線離脱は許されない
命令拒否は軍法会議で厳罰が待つ
悪魔の手先に豹変し生き血を求める
疑心は封印して人殺しに加担する
皆殺し宣言下戦果を求める集団でしかない
戦線は非人間的な輩が命を奪い合う場と化す
戦場は非人間的な輩の縦横無尽な人殺しの場と化す
戦果は非人間的な輩の胸を飾る勲章の評価の場と化す
〔2022年3月10日書き下ろし。書いても書いても書いても…書いても、この怒りは言葉を綴り続けるしかないのか〕
付記
ロシア軍が停戦の時間中に病院を爆撃 気温は氷点下4度
…負傷した赤ちゃんは凍死の恐れも、ロシア側は認めるも”強弁”
ロシアによるウクライナ侵略開始からちょうど2週間が経過した9日、ウクライナ政府は南東部マリウポリにある産科・小児科病院がロシア軍に爆撃されたと発表した。「市民を退避させる人道回廊を開くため合意した停戦のはずの時間中だった」と非難しており、同市当局が公表したところによると、出産中だった女性を含めて少なくとも17人が負傷した。
英紙デーリーメール(電子版)は「爆撃による“ジェノサイド(民族大量虐殺)”で、生存者を捜す絶望的な闘い。気温は氷点下4度まで落ち込む中、レスキュー部隊はがれきをかき分けている。負傷した赤ん坊たちは、凍死の恐れがある」と伝えた。
マリウポリ市が公表した動画では、3階建ての複数の病棟は窓ガラスが全て割れ、中庭の地面は爆撃でえぐられた深さ8メートルの大穴が口をのぞかせている。赤子を抱いた女性が泣き叫び、放心状態の少女は顔面が血だらけだ。
ロシア外務省の報道官は病院の爆撃を認めた上で「ウクライナ軍が病院内で戦闘配置に就いていたせいだった」と強弁したが、英BBC放送は「爆撃直後の動画では、明らかに患者とスタッフしかおらず、妊娠した女性たちが担架で運ばれていた」と非難した。
首都キエフの西にあるジトーミルでも2カ所の病院が爆撃を受け、ウクライナでは、侵略開始から既に18の保健医療施設などが爆撃を受けたことが世界保健機関(WHO)で確認されている。(中日スポーツ2022年3月10日)