阪野 貢/「まちづくりと市民福祉教育」の実践と研究への学び(その2) ―平岡国市「子供民生委員制度」の実践をめぐって―

〇筆者は、2004〈平成16〉年8月、子供民生委員制度に関する資料収集を行うために徳島県を訪ねた。その節、平岡国市の後を受けて1957〈昭和32〉年9月から6年間徳島県社会福祉協議会の職員として子供民生活動の推進に尽力された木谷宜弘先生(当時・ボランティア研究所)をはじめ、子供民生委員制度についての研究を地元で行っていた森依顕先生(元・徳島文理大学)や日開野博先生(元・四国大学短期大学部)などから貴重な資料の提示や助言をいただいた。また、子供民生活動の発祥(1946〈昭和21〉年7月)の地である三好郡西祖谷山村(みよしぐんにしいややまそん)西岡小学校と、1948〈昭和23〉年から継続的に子供民生活動を実施・展開した名西郡石井町(みょうざいぐんいしいちょう)藍畑小学校を訪ねることができた。なかでも西岡小学校を訪れた折には、夏休み期間中にもかかわらず、貴重な資料を拝見することができた。また、校舎正面の垣根のなかに、子供民生委員活動の発祥の地を示す石碑を見つけることができた。懐かしい思い出である。
〇下記の拙稿は、「子供民生委員制度」に関する原資料の紹介と子供民生活動の分析・検討を行ったものである。

*   *   *

平岡国市と子供民生委員制度
―地域・地元に根ざした福祉教育実践のあり方を考えるために―
.





















































【初出】
『子供民生委員と市民福祉教育』中部学院大学、2005年4月、7~60ページ。
『戦後初期福祉教育実践史の研究』角川学芸出版、2006年4月、13~65ページ。

【備考】
私事にわたり恐縮ながら、木谷宜弘先生からの書簡を添えさせていただきます。