つながりを結び直す

1通の封書が届いた
20数年前出会った社協ウーマン
新人の頃セミナーで出会ったという

その後つながることはなかった
ボランティア研修会で再会した
当時を覚えていたことが嬉しかった

小さなマチで地域福祉の推進に悩んでいる
マチ特有のしがらみがやりにくさとなる
事業を支える人材はどんどん高齢化する

自分は何をしていけばよいのか
社協は何をしなければならないのか
日々悩みながら孤軍奮闘する

福祉のマンパワーも小さな社協
現状維持すら難しくなる社協
難問を抱えてたじろぐ社協

難しいことや大したことはできない
少しでも不安な方や困っている人に寄り添いたい
地域に必要とされる社協でありたい

小さなマチに福祉の人が生きる
求めてはじめて動き出す
つながりの結び直しが始まる

いまの取り組みに支援ができれば
いまのおもいに肉付けができれば
これからのあり方に道筋ができれば

手紙にはこう結ばれていた
「北海道にいらっしゃることがわかり心強いです」

〔2021年10月14日書き下ろし。道内でも同じような状況で小さな社協が孤軍奮闘する。再会がつながりの結び直しを促す〕