阪野 貢 のすべての投稿

崩壊する思考

焦点が合わない
言葉が噛み合わない
心が乱れる
思考散漫

理解できない
判断できない
心が動かない
思考拒否

関心がバラつく
刺激が足りない
心が呆ける
思考中断

興味を失う
文章が読めない
心が乾く
思考排除

意欲が湧かない
体がだらける
心が離れる
思考停止

時間が過ぎる
虚空が広がる
心に響かない
思考放棄

認識が疎(うと)い
意識が浮遊(う)く
心に感じない
思考崩壊

〔2021年9月8日書き下ろし。情報化社会の大量な情報を漫然とみているわが身の思考の崩壊が始まる〕

オリ・パラ閉幕にあたっての声明

5日「東京五輪開催に反対する作家/小説家/作曲家/学者/ジャーナリスト/元外交官の集まり」が、声明を出した。
賛同者のひとりとして、政府に要求してきた三つのことを転記する。

第一に、オリンピック・パラリンピックの強行に見られるような新型コロナ対策の混乱につき、政府は深く反省し、今後は政策の立案・実施に当たっては国民の声に真摯に耳を傾けること。
第二に、コロナ渦の中で社会的弱者への配慮を手厚くし、誰もが生きやすい社会を作ること。
第三に、オリンピック招致運動以来、一貫して関与してきた大手広告企業が国際社会において日本人の倫理観、価値観に深刻な疑問を抱かせたこと、少なからぬ不祥事、混乱をももたらしたことなどにつき、政府から独立した中立的な調査委員会を設け、これら諸問題の実態につき、検証を行うこと。

五輪終われば 検証なんてお茶を濁してスールする
総裁選でトップが変われば 五輪なんて過去のこと
組織委員会解散すれば 誰も責任なんて取るはずない
上級職員は 大枚の報奨金でホコホコしながらグッドバイ
うだうだと いつまでも五輪に構っていられない新政権
総選挙は コロナ対策と経済回復で危機回生に全力投球

五輪終われば 総裁選でお遊び始まる
ワクチン担当すこぶる失敗しても 人気トップで総裁目指す
派閥のドンらは バカ騒ぎの裏で暗躍し傀儡探す  
聞く耳持たぬ者たちは これからも平気な顔して統治する
敵失に野党は埋没 掲げた政策ビジョンにもなぜか虚しさ募る

五輪終われば ひたすらコロナが残る
ワクチン接種の推進と集団免疫力の浸透が 社会の希望と主張する
規制を徐々に解いてゆく その先に経済が回ってゆくと信じてる
その光を見せれば IOCとバッハの醜態どうでもよくなる
五輪の後始末に汲々とすることなく 旧態依然とした政治は回る

五輪終われば 規制された日常が戻る
12日解除予定の緊急事態宣言は 延期されるだろう
コロナからの解放まで 力をためてじっと待つ
忍耐とルール順守が 希望をもたらすと信じたい
庶民のド根性が 社会を動かすエネルギーに点火するその日まで

五輪が終われば アスリートも日常に戻る
世界から集まったオリパラの選手の無事を祈る
感動のお礼と苦難が待ち受けている人へエールを贈りたい
IOCと政府と東京都の貪欲な願望を 満たすだけだった
共生を貶(おとし)めた五輪は 二度と誘致してはならない
共有された教訓だけは 歴史に深く刻もう

橋本聖子組織委員長 30年の札幌五輪誘致に意欲を示す。
恥辱に塗れた東京五輪の評価なく 懲りずにバッハの手先となる
札幌市民のひとりとして IOCの金満主義と専制者の触手を拒否する

〔2021年9月6日書き下ろし。5日パラリンピックが閉幕した。意地を張らずにテレビ観戦すればよかったと後悔する。観客の声援があればもっと素晴らしいパフォーマンスが発揮されたことだろう。開催を強引に決定した者たちこそ糾弾されるべきだと確信がいった〕

付記
札幌五輪でも組織委会長に 橋本氏、依頼あればと意欲
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は6日の記者会見で、2030年の札幌冬季五輪招致が実現し、組織委会長の就任を求められた場合、受諾する考えを示した。「依頼があれば、ぜひ受けたい」と意欲的に語った。
30年冬季五輪は、札幌市が開催を目指している。橋本氏は新型コロナウイルス禍で開催された東京大会を通じ「良い経験をさせてもらった」と強調。同時に「今度は完全な形で、フルスタジアム(満席)で国民の笑顔があふれる大会を目指したい」と述べた。(北海道新聞2021年9月6日)

試練を心に刻もう

コロナが 夢の実現を阻むバリアとなった日々
社会が一変して 夢を失いそうになった日々
それでも君は コロナに屈せずいまも夢を追う

当たり前の青春がCloseされた
青春をEnjoyできない
青春がBlueになった
でもPassionは青春を翔(かけ)る

コロナで 留学を拒まれ悶々とした日々
何を求めて何をするのか 自問した日々
そこに君は 夢を持つことの喜びを知る

青春を踏みにじられても
確かな夢があるから 耐えられる
叶えたい夢があるから 諦めない
夢の先に見る夢があるから 前に進む

コロナが 夢の実現を止めてしまった日々
世界が 人流を阻(はば)んでしまった日々
それでも君は いつか飛び立つことを夢見る

君の青春を生きる
夢への一歩 渡航の支度を整えよう
数年遅れても 取り返す胆力を鍛えよう
焦ることなく いまの暮らし方を大事にしよう

地力ある君は きっと賢く生きるだろう
浮き世の荒波にもめげず いのちの限り生きるだろう 
さりげない日々が戻る頃 青春の光を浴びるだろう

22歳 誕生日おめでとう!

〔2021年9月7日書き下ろし。孫娘の誕生日。今年も無事祝いの詩を贈ることに感謝したい〕
 

新たな呪文

神聖な森だった
悪行の身を森に入れてはならなかった
立つ者は身を清めなければならなかった
水垢離(みずごり)を取らねばならなかった
元凶を断つ呪文を唱える
清めよ ベアウソアイカニ
消えよ ベアウソアイカニ

濁汚の世だった
権力を傘に着て異論を排除してきた
数で押し通し民主主義を崩壊させた
対立は反日と敵視し分断した
暴政を断つ呪文を唱える
清めよ ベアウソアイカニ
消えよ ベアウソアイカニ

神聖な審判だった
コロナの流行は自然の戒めだった
科学的知見を超えた挑発だった
犠牲者への罪を犯した罰だった
傲慢を断つ呪文を唱える
清めよ ベアウソアイカニ
消えよ ベアウソアイカニ

辛辣な戦いが始まる
傀儡は権力にしがみつき見放された
影で操る者たちが浮かび上がった
影に纏わり付いた者たちにも鉄槌が下される
邪悪を断つ呪文を唱える
清めよ ベアウソアイカニ
消えよ ベアウソアイカニ

悪霊を封じ込める新たな呪文
清めよ ベアウソアイカニ
消えよ ベアウソアイカニ
悪政を追い払う新たな呪文
清めよ ベアウソアイカニ
消えよ ベアウソアイカニ
新政を期する新たな呪文
清めよ ベアウソアイカニ
消えよ ベアウソアイカニ

〔2021年9月5日書き下ろし。呪文でも唱えなければ、やってられない気持ちの悪い総裁選。妖怪もどきが徘徊始める〕

後ろ盾を失う

後ろ盾とは
力のないものがよその力を借りること
力のないものがよその力を当てにすること
力のないものがよその力で支配すること

後ろ盾は
中央のトップクラスの権力のあるもの
地方の小賢しいものをねじ伏せられるもの
地方への資金のパイプを調整できるもの

後ろ盾があると
力のないものは力があるフリできる
力のないものは力があると勘違いする
力のないものが力の使い勝手を間違う

後ろ盾とは
あれば人を生かす力にもなるが
あればあったで人を縛るものとなる
あれば仕事に自信を持つ力にもなるが
あればあったで人を操るものとなる
あれば地位安泰の力にもなるが
あればあったで改革の芽を潰すものとなる

後ろ盾を失うと
力がないだけに求心力を失う
力がないだけにただの人となる
力がないだけに次はきっとない

北海道が新たな後ろ盾を求めると
地方自治 変わらぬ中央依存
地方分権 名目だけの決定権
地方経済 続く内地の統制支配地 

〔2021年9月4日書き下ろし。中央のトップダウンで決まった道知事。道の自民党も太いパイプを失った道知事もどう対処するのか、地方でも政治ドラマが始まった〕

付記
菅首相退陣、鈴木知事「後ろ盾」失う 道政運営に影響必至/事業停滞に懸念も
鈴木直道知事が「後ろ盾」としてきた菅義偉首相が退陣することで、知事の道政運営に影響が及ぶのは必至だ。知事は道内の脱炭素化を目指す取り組みに国から手厚い支援を受けるなど、首相とのパイプを活用する一方、新型コロナウイルス対策ではその意向に強く配慮してきた。国との連携が必要な事業の今後の停滞を懸念する声も出ている。
「突然の話で大変驚いたのが率直な思い」。知事は3日の記者会見で、首相の退陣表明を受けて険しい表情で述べた。首相がワクチン接種に注力したことを「トップリーダーとして間違ってない」と評価する一方、退陣による道政運営への悪影響については「これからも、国政を担う人からの北海道への力添えはいただく」と否定した。 (道新2021年9月4日)

庶民願望

江戸の中期に流行った戯れ歌
現代(いま)の政治への庶民の心境を歌ってみたい

聞いてみたいもの 総裁選不出馬の本音
剥(は)いでみたいもの 真っ黒な政治家の腹の内
当たってみたいもの 宝くじの如し次の首相
割ってみたいもの 政治家のスケベな根性
祈ってみたいもの コロナの収束しかない
振ってみたいもの 既成政党への投票権
数えてみたいもの 緊急事態宣言解除の日
撫でてみたいもの 辞任する首相の頭
殺してみたいもの コロナウイルスしかない
広げてみたいもの 政治への見識

現代の庶民の暮らしぶりも歌ってみよう
聞いてみたいもの 明るいニュース
剥いでみたいもの まとわりついたコロナ生活
当たってみたいもの 明るい予感
割ってみたいもの ルール無視する輩の頭
祈ってみたいもの 今の暮らしからの解放
振ってみたいもの 移動自粛と外呑み規制
数えてみたいもの 1万円札の束
撫でてみたいもの 可愛い赤子の手足
殺してみたいもの 偏屈に染まるこころ
広げてみたいもの 希望ある未来

〔2021年9月3日書き下ろし。昼前菅義偉首相は総裁選出馬を辞退した。短命内閣のあっけない幕切れ。江戸の戯れ歌におもいを重ねた〕

付記
菅首相が辞意、総裁選に不出馬 就任1年、求心力低下
菅義偉首相は3日、辞任する意向を固めた。自民党臨時役員会で総裁選(9月17日告示、29日投開票)に立候補しないと表明した。新型コロナに関する政府の対応が不十分との批判が続き、次期衆院選を前に求心力低下の責任を取る格好だ。新たな首相が選出されるまで新型コロナ対策を中心に職務を続ける方針だが、菅政権は就任から約1年での幕引きとなる。自民党の二階俊博幹事長は後継を選ぶ総裁選を予定通り実施する考えを示した。
その後、官邸で記者団に「新型コロナ対策と総裁選の選挙活動には莫大なエネルギーが必要であり、両立できない。コロナ感染防止に専念したいと判断した」と述べた。(共同通信社 2021年9月3日)

自民を変える風となるか

攻勢は敵の弱点を突け
偉そうな船頭ばかり集めて 勝手な舵取りで衆民を惑わす
不人気をカバーする 人寄せパンダで衆民を惑わす
誰がやっても同じと言い訳がましく 貧しき言葉で衆民を惑わす
安倍の時代のダレた政治を踏襲して 国会閉じて衆民を惑わす

攻勢は敵の敵を突け
影の首相を叩いて気勢を上げる
金と地位に執着する者と差別化する
党内の不平不満をあぶり出す
いま何を求められるのかを明確に打ち出す

攻勢は敵の先を突け
総裁選を個利個欲にするのは見透かれた
党の幹部や内閣の人事の餌は誰も食べぬ
衆議院選挙は誰がトップで勝てるのか見定めよ
世の中の政治とコロナ禍の閉塞感を打ち破れ

攻勢は敵のブレーンの上をゆけ
ブレーンとの勝負とわきまえよ
都合のいい数字を伝えてボケかます
人の世の空気を読めず笑われた
官邸に巣くう知ったかぶりを排除せよ

攻勢は敵の兵糧を断て
派閥の頭領を懐柔せよ
餌を撒きすぎて首を絞めるな
正論が政道だと強く訴えよ
やるべき道筋を示し干渉を拒否せよ

攻勢は己の正義を信じよ
果敢に挑むイメージに変えよ
己のほとばしる思いを言葉にのせよ
欲に釣られて集まる輩は手懐けよ
信任を得て始めて淘汰が始まる

〔2021年9月2日書き下ろし。岸田文雄が総裁選に向けて「健康危機管理庁」の創設を提唱した。菅首相が取りこぼしてきた将来に向けた対策も含めてようやく存在感を打ち出す〕

ドブに捨てる

500万円がドブに捨てられた
新品のコロナ対策用品が 無造作に捨てられた
節約などどこ吹く風 五輪の経費は使い放題
弁当廃棄の教訓も生かされぬ 浪費家集団組織委員会

500万円の物品は 保管場所を用意しなかった
しゃあしゃあと言い訳するが バカバカしい
真面目に頑張ってきた 多くの職員への面汚し
抵抗なく廃棄したその心こそ ドブに捨ててもいい

世の中 カタチばかりの謝罪がまかり通る
失態は 弁当廃棄と同じ論理で押し通す
何も学ばず何も改めず ひとまず頭を下げておく
組織委員会も 五輪が終われば後始末だけ
500万円など 痛くもかゆくもないお金
寄せ集めの委員会 どうせ誰も責任取らぬ
取らぬと言うより 解散でチャラになる
そんな組織は 二度と作らぬようドブに捨ててもいい

すべては 見通せなかっただけのこと
これからも 何が起こるかわかりません
だから 同じ事が繰り返されます
そこで 廃棄を避けられない理由を用意します
ただ はした金如きで騒がず大目に見てください
これからは ミスが露見しないよう口止めに徹します
どうぞ 角を立てず穏便に五輪を終えましょう
五輪の想い出を 一刻も早くドブに捨てたいのは誰だろう

〔2021年9月2日書き下ろし。ボッチャのゲーム戦術はカーリングとよく似ている。状況を読み攻略の技術を駆使する。醍醐味を知った。逆風の中五輪を支えてきた裏方の多くの人の汗とおもいと力に感謝したい。残り数日関係者の無事を願う〕

付記
組織委「我々のミス」五輪会場のマスクなど医療資源500万円分廃棄を謝罪
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委委員会と国際パラリンピック委員会(IPC)は1日、都内のメインプレスセンターで定例会見を行い、高谷正哲スポークスパーソンが五輪会場のマスクなど医療資源500万円分を廃棄したことを改めて謝罪した。一連の問題を受けて、前日(8月31日)に全職員を対象に注意喚起と再発防止を促す情報を共有したと明かした。
廃棄したのは1箱50枚入りのマスク660箱。ガウン3420枚。手指消毒液380本。廃棄したマスクは全体の12%、ガウン、手指消毒液は全体の各7%で総額500万円分に上る。マラソン、ゴルフ、野球、ホッケー、サーフィン、ビーチバレー会場など計9会場で廃棄が行われていた。
組織委の担当者が8月31日に一部廃棄処分にしていた状況を説明した。医療従事者や地元施設に対してマスクやガウン、手袋の一部は譲ったが、会場の撤収期限が迫る中で保管場所を用意していなかったことから未使用の医療資源が廃棄されたことを認めた。「見通しが甘かった」と述べていた。
この日の会見で無償提供など柔軟な対応ができなかったのかと問われ、高谷氏は「今回の件は我々のミス。おわびを申し上げたい」。前日に全職員に送った文書について「いかにして相手先が見つかって譲渡ができるか、再生利用ができないかを考える。その上でどうしても避けられない場合は廃棄という風に適切に進めるべきという考え方を共有した」と説明した。(日刊スポーツ2021年9月1 日)

前代未聞の歴史をつくろう

世襲で家業を継いだぼんくらなのか
周りで担いだただの能なしなのか
威張り腐ったぽんつくなのか

情け容赦なく落とそう
義理人情に縛られず落とそう
子らの明日を考えて落とそう

国益にかなう政策通の人なのか
有言実行の熱い人なのか
志高く信頼の置ける人なのか

党に依存する者は落とそう
金に固執する者は落とそう
品格を汚す者は落とそう

老いて影で操る者は必要か
企業のバックで成り上がる者は必要か
団体の息のかかった者は必要か

必要悪を洗いざらい晒してみよう
必要悪の功罪を明かしてみよう
必要悪が当たり前の理由をあげてみよう

与野党問わず
既成の選挙に不満があれば落とそう
既存の体制に不遜があれば落とそう
既得の権利に不義があれば落とそう

〔2021年8月31日書き下ろし。コロナは政治を変える大きなチャンスを与えてくれた。もっと声あげて、賢く判断しよう。〕

付記
山口二郎教授 菅義偉首相に「そんなに国会が嫌なら、落選したら?」
山口二郎法政大学教授が30日、ツイッターに新規投稿。与党が国会を開かないことについて言及し、菅義偉首相に「そんなに国会が嫌なら、落選したら?」と記した。
山口教授は「首相、追加コロナ経済対策を表明 二階幹事長に協力要請」との共同通信の報道を引用し、「追加対策は結構だが、国会を開かないのは憲法違反。菅首相の国会無視自体、次期選挙の争点にすべき。そんなに国会が嫌なら、落選したら?」と投稿した。
野党側は自民党に、新型コロナウイルス対策などを審議するために早期に臨時国会を開くように要請しているが、自民党側は拒否。憲法53条には「衆参いずれかの総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣はその召集を決定しなければならない」とある。(デイリースポーツ2021年8月30日)

だからさっさと

コロナ戦争
誰がやっても勝ち目なし
誰がやっても失政続く
だからさっさと安倍逃げた

コロナ戦争
菅が貧乏神のくじ引いた
菅に貧乏神が居座った
だからさっさと皆逃げた

コロナ戦争
総裁選の手を下ろされる
総裁選は手も挙げられぬ
だからさっさと二階は支持出す

コロナ戦争
総選挙は負け戦
総選挙で議席を減らす
だからせっせと皆票田走る

コロナ戦争
収束までは菅で行く
収束すれば菅代える
だからせっせと菅を支持する

コロナ戦争
政治の歪(ゆが)みが見えている
政治家の度量のなさが見えている
だからせっせと皆化粧を始める

コロナ戦争
暮らしの歪(ひず)みが見えてくる
暮らしの格差が見えてくる
だからかっかと皆憤る

コロナ戦争
老いた姿を見せつける
老いた顔が威圧する
だからとっとと皆で失敬する

コロナ戦争
菅は強権を維持すれば勝利なり
菅は失脚を防げば勝利なり
だからさっさと無用な議員を淘汰する

〔2021年8月30日書き下ろし。季節外れの妖怪たちがゾロゾロと動き攪乱する、自民党の総裁選を楽しもう〕

付記
自民・下村氏、総裁選出馬断念
菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)の総裁任期満了に伴う総裁選への出馬意欲を示していた自民党の下村博文政調会長は30日、出馬を断念する方針を固め、所属する細田派(清和政策研究会、96人)幹部に伝えた。複数の関係者が明らかにした。
下村氏は同日朝の都内での街頭演説でも総裁選について「準備している」と述べていた。関係者によると、その後に首相と官邸で会談し、出馬断念か政調会長辞任を迫られ、翻意したという。(産経新聞2021年8月30日)

二階氏、岸田氏党改革案に不快感 役員任期巡り「失敬だ」
自民党の二階俊博幹事長は30日、共同通信のインタビューに応じ、総裁選(9月17日告示、29日投開票)に出馬表明した岸田文雄前政調会長が掲げた「総裁を除く党役員は1期1年、連続3期まで」との党改革案に不快感を示した。党改革案を巡っては、安倍晋三前首相に請われて幹事長に就任し、努力してきたと強調。「就きたいと名乗り出た覚えは一回もない。長いと文句を言われる筋合いもない。失敬だ」と批判した。
菅義偉首相の総裁再選を支持する考えを重ねて表明。衆院選時期については「首相の一存だ。いつでも勝てる自信がある」と述べた。(共同通信社2021年8月30日)