阪野 貢 のすべての投稿

地域福祉における主体形成の方法に関する研究


謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と中央法規出版に衷心より厚くお礼申し上げます。

地域を基盤とした福祉教育・学習の展開と方法に関する考察

謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生に衷心より厚くお礼申し上げます。

文春砲炸裂!

週刊誌を侮るなかれ
大手マスコミ 後陣に配し
政界取り巻くスキャンダル
見事に暴いて世間にさらす
文春砲 痛快なり

週刊誌の執念深さ 
狙い定めし ターゲット
外すことなく 見事に仕留める
忖度無用の ジャーナル魂見せつける
文春砲 愉快なり

週刊誌の巧みな誘導
右往左往する閣僚と
飼い慣らされた官僚たち
リスク管理のなさを ぶざまに見せる
かばい合う汚れた場面に 目を覆う
文春砲 爽快なり

週刊誌の破壊力
国会で辞職に追い込む 仕込みのうまさ
ギャフンといわせる 証拠の後出し
たたみかけ 甘い監査を知らしめて
世間にジャッジを投げてくる
文春砲 見事なり

〔2021年3月5日書き下ろし。文春の取材力に脱帽。これでもかとたたみかけるように糾弾する。そのやり方はドラマを見るようだった〕

説経を垂れる

なんの信念もない つまらぬ小言を
どれだけ 不用意に垂れ流してきたことだろう
その場しのぎの 思いついた小言を
どれだけ 説教がましく押しつけてきたことだろう

子どもの失敗を叱責する
子どもの過ちを正す
子どもの諍(いさか)いを諫(いさ)める

さも知ったかフリして
聖人君子のごとくのたまう
さも心得てるフリして
身の程知らずの訓示を垂れる
さも正義を貫くフリして
校則盾に不都合を問い正す

指導に名を借りて
こんなアピールしかできぬ小心者
指導とは名ばかりの
これ見よがしの偉そうな態度
指導に託(かこつ)けた
ここぞとばかりのストレス発散
指導とは縁遠い
ここが一人芝居の独壇場(どくせんじょう)

叱られる子どもらは
判ったフリして聞くしかない
またかとばかり子どもらは
言動不一致を見せつけられる
巻き添え食らった子どもらは
心に響かず不信を募(つの)らす
迷惑至極の子どもらは
無用な我慢をただ強いられる

説教は 己の心の拙(つたな)さの自己認識
説諭は 己の身にふりかかる自己欺瞞
教訓は 己の人生を導く自己開示
内省は 子どもから付与されることに心せよ

〔2021年3月5日書き下ろし。師と説教について話題になった。猛省の時間となった。いまさらの悔恨である。ただ、校則を後ろ盾に正義漢ぶる教師ではなかった。それほどやわではなかったことは確かだ〕

火事場の馬鹿力

統御できない感染症
看護も介護も限界超えで疲労困憊(こんぱい)
IT教育推奨しネット授業で学生離脱
GOTO再開匂わしながら差し迫る経済危機
だから五輪開催に執着見せる

首都圏の感染は高止まり
非常事態宣言解除は先送り
無理とわかっていながらポーズする
頼みの綱はワクチン接種
おいそれと世界は容認しない
頼りにできない接種予定
世界の不安は反対の声を強める一方
それでも五輪開催に舵を取る

さてさて火事場の馬鹿力
発揮するしか奥の手あらず
異常な事態に庶民総出で立ち向かう
さてさて火事場の馬鹿力
不信が募る政権に愛想尽かして
やるならやれと腹くくる
さてさて火事場の馬鹿力
庶民の力を侮(あなど)るなかれ
五輪の歴史をつくる底力お見せましょう

艱難辛苦の続編に
どんなシナリオ描いているのか
ラストシーンで手が止まる

〔2021年3月3日書き下ろし。五輪の5者会議が夕刻あった。IOCは次の五輪を考え始める。まだ予断は許さぬが。コロナの収束は開催までは間に合わない〕

付記
五輪開催反対、日本が最多 英独も過半数 民間の6カ国調査
民間が実施した新型コロナウイルスをめぐる日米欧6カ国の世論調査で、今夏予定の東京五輪開催に反対する回答が日本と英国、ドイツで過半数を占めたことが2日、分かった。中でも日本の調査結果は反対が56%に達し、6カ国で最多だった。コロナ禍の収束が見通せない中、五輪開催に厳しい視線が注がれていることが浮き彫りになった形だ。
独米PR戦略大手「ケクストCNC」のレゲヴィー日本最高責任者が取材に応じた。3日にも公表する。
東京五輪の年内開催に「同意しない」との回答は日本が56%、英が55%、独が52%。米は賛否とも33%だった。米を除く5カ国で反対が賛成を上回った。
五輪開催の可否はワクチン接種の進展が焦点とされる。供給体制が整った場合、「接種する」と答えた人の割合は、日本は64%で4位。最多は英の89%、次いでスウェーデン(76%)、独(73%)。米は日本と同じ64%だった。
レゲヴィー氏は「国際オリンピック委員会(IOC)と日本政府は東京五輪開催に関する強い批判に直面している」と指摘。日本でワクチン接種が進展しなければ、国際的に反対論が強まる可能性があるとの見方を示した。
ケクストCNCは米欧アジア広域で企業、金融機関などに広報戦略を助言。コロナ感染拡大では継続的に各国の世論を分析している。今回の調査は2月に日米英仏独とスウェーデンの各国1000人ずつ(18歳以上)に実施した。(時事通信2021年3月3日) 

日本福祉教育・ボランティア学習学会の20年の軌跡と基軸

出典:日本福祉教育・ボランティア学習学会の20年の軌跡と基軸/20周年記念リーディングス編集委員会編『福祉教育・ボランティア学習の新機軸―学際性と変革性―』/大学図書出版、2014年10月、390~409ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本福祉教育・ボランティア学習学会に衷心より厚くお礼申し上げます。

地域共生社会の実現にむけた「教育と福祉」

出典:地域共生社会の実現にむけた「教育と福祉」/『社会福祉学』第58巻第4号/日本社会福祉学会、2018年2月、115~119ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本社会福祉学会に衷心より厚くお礼申し上げます。

この子はきっと政治家になる

子どものうそはかわいい
すぐにバレてしかられる
でもバレないとさらにうそをつく
おもしろがってもっとうそをつく
でもだまされたふりしてみていた
この子はきっと政治家になるって

ヤバいことはみんながかくした
ひとをだますことがうまくなった
バレてもみんながかばってくれた
ひとのだまされたかおが気もちよかった
まわりはいさめることをあきらめた
この子はきっと政治家になるって

うそもほらにかわるとかわいくなった
まわりはおもしろがってはやしたてた
うそとほらをまぜあわせておおきくなった
まわりはにわかにほっとけなくなった 
おおぼらになると気が大きくなってきた
この子は政治家にしかなれないって

ヤバいことはだれかのせいにすればよかった
まわりはだまされたフリしていい気にさせた
うそもひゃっぺんいえばほんとになった
まわりはだまされたフリしてみこしをかついだ
おだてられはやしたてられその気になった
この子は政治家になった

詭弁は生きる知恵となった
詭弁は護身術となった
詭弁は地位と金をうんだ

なぜこれまでに詭弁を弄してきたのか
いまようやくわかった
おれはひとを信じることが出来ないのではない
ひとがおれを信じていないのだ
もっとも おれはおれを信じてはいない

〔2021年3月2日書き下ろし。政治家にしかなれないと老母がこぼした。確かにうそしかいえない男だった。家業が政治家でよかった〕

傘寿プラスワン

去年3月 傘寿を迎え自分史『邂逅』を出版した

5月 2度目の脳梗塞は1ヶ月で快復した
退院後 右手の感覚に違和感を覚えた
筆をとり「検証」と書した
納得しないまでも 次の本の内表紙を飾った

6月 今世紀最大のパンデミックの渦中で
老人福祉の現場は いかに感染を防いでいるのか
厳しい環境下に晒されながら 奮闘する介護職員
コロナ禍に挑む いのち護る者たちが
どのように いまを乗り切ろうとしているのか
ドキュメンタリー風に描き その取り組みを検証した
そこには リスクゼロに挑む職員の真摯な姿があった 
老人たちに 誠心誠意尽くす笑顔と思いやりがあった
感動と感謝を込め 10月『検証』を発刊した
妻の傘寿に間に合ったことが 嬉しかった

9月 施設の中庭に地蔵菩薩を建立した
コロナ収束の願いと 職員への激励と感謝を込めて
「和顔愛語地蔵」と命名した
浄土真宗の僧として「南無阿弥陀仏」と念仏し開眼した
いま雪を載せた笠をかぶり 静かに見守る
その地蔵の柔和な表情に ただただ癒やされる

今年1月 最初に開設した盲老人ホームが50周年を迎えた
児童施設から老人施設への転職は 未知の世界だった
全盲の女性を指導員に据えて 1から共に暮らすことを学んでいった
当たり前の暮らしの実現に ひたすら尽力した
利用者の施設内結婚も 普段の暮らしの風景に過ぎなかった
石狩川が氾濫した二度の大水害は 悲惨な経験を無理強いした
支援ボランティアの存在は 終生忘れることができなかった
だから 施設を拠点とした地域福祉と福祉教育に邁進した
市民を巻き込んだ 新たな福祉の世界を切り拓いていった

1月末 次年度の法人の運営体制について抱負を語った
法人50周年を迎える来春 次世代への継承を決めた
どのように これからの厳しい時代を乗り越えていくのか
福祉の理念として抱いてきた「和顔愛語の心」を視座に据え
今までの法人経営のあり方をふり返り 次の50年を見据える
来春『希求』と題して 世に問うつもりだ
 
激動の1年だった
これから1年 まだ為すべき事がある
「わがはからいにあらず」(なるようにしかならない)
「しかし おのずと必ずなるべきようになるのだ」
老いを甘受しながら「南無阿弥陀仏」と念仏する
「他力本願」(他人依存ではない)の真の力を解す

3月3日 81歳を迎える

〔2021年3月2日書き下ろし。師の誕生日に贈る。その後ろ姿を追いながら同行したい〕

地域の課題に取り組む―サービスラーニングを理解する―

出所:地域の課題に取り組む―サービスラーニングを理解する―/スクールボランティアサミット 2013/認定NPO法人さわやか青少年センター、2013年8月2日。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と認定NPO法人さわやか青少年センターに衷心より厚くお礼申し上げます。さわやか青少年センター理事長の有馬正史さまには格別のご支援をいただきました。記して感謝申し上げます。