出典:福祉教育・ボランティア学習における創造的リフレクションの開発/『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要』Vol.20/日本福祉教育・ボランティア学習学会、2012年11月、41~52ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本福祉教育・ボランティア学習学会に衷心より厚くお礼申し上げます。
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福祉教育が当事者性を視座にする意味―いのち・私・社会を問うための福祉教育であるために―
出典:福祉教育が当事者性を視座にする意味―いのち・私・社会を問うための福祉教育であるために―/『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究年報』Vol.11/万葉舎、2006年11月、34~55ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本福祉教育・ボランティア学習学会に衷心より厚くお礼申し上げます。
気だるさの先に
緊急事態宣言もどきの
道独自の集中期間が ようやく解除される
札幌と道内の往来自粛が 続く
依頼された全ての研修事業が 中止された
意欲は削がれ 出会いは消滅する
長い自粛生活が 続く
コミュニケーションも ままならず
電話とメールのやり取りに 終始する
気ままな暮らしが 続く
机にへばりつき 仕事に精出す
それでも気だるさは 日々つのる
変化に乏しい日が 続く
飲んで食って寝るを 繰り返す
体重は 人生最大の数値を示した
新規感染者の減少が 続く
警戒ステージ4を 下げられるのか
外出自粛要請の解除が 検討される
解除されても 警戒心は続く
ワクチン接種の予定は 延ばされる
揺り戻しが起これば 元の木阿弥
予断を許さない 厳戒体制が続く
気を緩めず 箍(たが)を外さず
気だるさの先に 解放の春を待つ
〔2021年2月23日書き下ろし。外は吹雪。しばらく外に出ていない。緊急事態宣言の解除の動きも出ているが、気を緩ませると揺り戻しは起こる。五輪開催は赤信号に〕
付記
道、外出自粛要請解除も 札幌と小樽、2月末で
道は22日、新型コロナウイルス対策で行っている札幌市内と小樽市内の不要不急の外出、往来の自粛要請を28日に解除し、延長しない方向で検討に入った。日別の新規感染者が減少傾向にあるためで、26日にも感染症対策本部会議を開いて解除の是非を決める。
外出、往来の自粛要請は札幌市が昨年11月17日、小樽市は今年1月28日に始まった。道が要請解除を検討するのは、札幌市内の22日の感染発表数が12人と約4カ月ぶりの少なさとなり、小樽市内も感染が沈静化しつつあるため。道は感染対策の基準とする5段階の警戒ステージで札幌市内を2番目に高い「4相当」としているが、道内全域と同様の「3」に引き下げるかどうかも焦点となる。
道は札幌市内全域の飲食店に対する時短営業要請については、全道および札幌市内で入院している感染者数など明確な基準に基づいて解除の是非を検討する方針で、現時点では解除基準に達していない。(北海道新聞2021年2月23日)
福祉教育実践における学習者の生活世界の再構築―高校家庭科の授業記録、インタビュー記録をとおして―
出典:福祉教育実践における学習者の生活世界の再構築―高校家庭科の授業記録、インタビュー記録をとおして―/『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究年報』Vol.9/万葉舎、2004年12月、154~179ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本福祉教育・ボランティア学習学会に衷心より厚くお礼申し上げます。
福祉教育における学習者の内面的変化を読み解く―福祉教育実践(高校家庭科)を対象とした質的な研究の試み―
出典:福祉教育における学習者の内面的変化を読み解く―福祉教育実践(高校家庭科)を対象とした質的な研究の試み―/『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究年報』Vol.8/万葉舎、2003年12月、128~154ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本福祉教育・ボランティア学習学会に衷心より厚くお礼申し上げます。
ミャンマー22222
ミャンマーの軍政は 銃口から生まれた
服従せよ
敵は 暴動と無秩序で国政を揺るがす国賊だ
敵は 国家に背く許しがたき犯罪者だ
敵は 国体を破壊する由々しき叛逆者だ
救国の兵士よ 迷わず標的を定めよ
救国の兵士よ 暴徒から祖国を死守せよ
服従せよ
軍は 正義なり
違法な選挙で選ばれた文民政府を打倒せよ
偽りの自由と民主主義を弾圧せよ
不当に権力を得た者たちを糾弾せよ
服従させよ
軍は 敵に銃口を向け発砲する
軍は 命令一下敵を駆逐する
軍は 情け容赦なく敵を粉砕する
服従せよ
我が勇敢な兵士よ 疑うことなく信じて従え
我が勇猛な兵士よ この難局に立ち上がれ
何百万の敵が迫ろうとも 誰かを殺せば押し黙る
何百万の敵が声を上げようとも 誰かを殺せば怯えあがる
服従させよ
敵は 同胞であって同胞ではない
敵に 慈悲も同情も許されぬ
敵が 家族でも容赦してはならない
敵に 寝返るような輩は抹殺する
服従せよ
ミャンマーの国を軍政によって統治する
軍司令官を死守せよ
ミャンマーの国は軍政によって正される
軍司令官を崇拝せよ
ミャンマーの国益が軍政によって得られる
軍司令官の資産を守れ
不服従運動が 全国に広がる
国民に向けられている銃口は
いつか軍政に向けられる
軍部は断末魔の叫びをあげ
国民は勝利の歓声をあげる
〔2021年2月22日書き下ろし。ミャンマーの軍事クーデターに立ち向かう国民の民主主義を死守しようとする覚悟を見る。我にその覚悟はあるか?〕
付記
ミャンマー、ゼネストで経済マヒ 最大級の抗議デモ
【ヤンゴン=新田裕一、バンコク=村松洋兵】ミャンマーで22日、国軍のクーデターに抗議する最大級のデモが実施された。ゼネストの呼びかけに応じて各地で多くの商業施設や工場が休業し、経済がマヒした状態となった。治安当局による発砲でデモ隊に死傷者が出たことを受け、国軍への反発が強まっている。
デモ隊は1988年8月8日の民主化運動「8888蜂起」にならい、日付に2が並ぶ2021年2月22日に「22222」運動と称してSNS(交流サイト)で参加を呼びかけた。
最大都市ヤンゴンや首都ネピドー、第2の都市マンダレーなどで大規模なデモとなり、主要産業の繊維業を含む大半の工場が閉鎖された。営業を続けてきた大手スーパーも休業した。国軍への抵抗を示す「不服従運動」に多くの労働者が加わったとみられる。
国軍はデモを取り締まる姿勢を強め、これまでに治安部隊によるとみられる発砲で3人が死亡、ヤンゴンでも自警団の男性が死亡した。
国軍は同日、国営テレビを通じ「デモ隊は命を失う対立に人々を扇動している」と警告した。国軍は5人以上の集会を禁止している。(日経2021年2月22日)
福祉教育における学習者の内面的変化に関する検討
出典:福祉教育における学習者の内面的変化に関する検討/『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究年報』Vol.7/万葉舎/2002年12月、144~170ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本福祉教育・ボランティア学習学会に衷心より厚くお礼申し上げます。
茶の間に居座る
21日朝から依頼された原稿の執筆に集中した
夕方ようやく添削を終えた
妻の夕食の声で茶の間に行った
豆ご飯とおかずを口に運ぶ
視線の先に「真相報道バンキシャ!」が流されていた
食後のお湯をすする時には 「NHKニュース」
天気予報でチャンネルを変える
「ザ!鉄腕!DASH!!」
東京湾沖で釣り上げたイナダ(ハマチ)の試食
ブリ大根ならぬイナダ大根の煮付けに秘訣を学ぶ
米のとぎ汁で大根を茹でると 煮汁の通り道ができる
飴色に煮詰まった大根を見て
妻におでんで食べようと約束する
NHK大河ドラマ「青天を衝け」にチャンネル移動
北大路欣也の当時の江戸の世情の語りから始まる
大きな白布を使ったプレゼンに目を奪われながら
悪代官の理不尽な要求を飲み 道普請に駆り出される農民たち
いつの世も役人の横暴さは変わらぬと妙に納得
時代が動き始めるなかで能を舞う 徳川慶喜の心をおもう
ただ若者の装いも 40を超えた草彅剛では皺は隠せぬか
21時「サンステ~大坂なおみの特集」を妻に薦められた
NHKスペシャル「ワクチンあなたの町は感染収束への道筋は!?」
これは翌日NHKプラスで見ることにした
予定通り大好きな女優綾瀬はるかの「天国と地獄」を選択する
女刑事と男の犯罪者?が入れ替わった奇想天外なミステリードラマ
安直なストーリーの展開の割には 謎解きが難しくなっていく
22時NHKBSで「潜入10年・北朝鮮国際武器ビジネスの闇」
素人スパイデンマーク人ウルリクの潜入により暴かれる北朝鮮の武器取引
その実態が10年に渡って 隠しカメラやマイクを通して暴かれてゆく
スペインに本拠地をもつ北朝鮮との文化交流団体KFAにスパイとして潜入
KFA会長の信頼を得て 北朝鮮との武器取引ビジネスの話を持ちかけられる
偽の投資家とともに北朝鮮を訪れ 武器輸出ビジネスの実態を知る
武器を売るのではなく武器の製造方法を売るという 北朝鮮の商法には一理ある
武器のカタログにも価格が明記され ミサイルから銃の果てまで何でもござれ
製造工場基地をアフリカウガンダにつくり 技術者を送り込み生産する方式
その武器を紛争地帯に売りさばくのが 武器商人の出番となる
嘘の交渉と行動を取り混ぜながら 北朝鮮関係者を信用させる
国連で規制が強化されている石油も その瀬取りの方法が克明に暴かれる
臨場感あふれる緊迫した状況が伝わってくると同時に
素人がこうも簡単に 北朝鮮中枢の懐に入っていけるのか
懐疑的になるのは 妻だけではないだろう
NHKが流すのだからと 疑念を晴らす言い訳をした
虚実の判断は素人目にはできないが 事実だとすればただただ驚愕する
6時間茶の間のTVの前に居座った
ここ数年なかった
ニュース バラエティ ドラマ ドキュメンタリー
さすがに視聴疲れか 寝付けず目が冴えた
コロナのワクチン供給と接種の時期の遅れを知るにつれ
自粛生活で時間を持てあます者たちは
朝から夕方まで垂れ流される情報番組を
ながら見しながら相手にしなけりゃ間が持たない
それが日常だと言われると
堪えがたい日々はまだまだ続く
〔2021年2月22日書き下ろし。週末大坂なおみのAOのゲームに歓喜し、昨夜はべったりとTVの前に陣取った。それが日常になることへの辛さを感じた〕
想い出補正
初恋は 想い出によって語られるからこそ美しい
その感慨こそ 誰もが納得する
その歓喜こそ 誰もが心に刻む
ただ失恋の痛みは 飾るしかない
想い出せない
想い出したくない
想い出して欲しくない
消し去りたい過去に 人は執着する
想い出の補正しか 避ける術(すべ)はない
想い出の美化しか 繕う術はない
想い出の忘却しか 逃げる術はない
消し去りたい過去に 縛られる
慙愧に堪えない過去に おののく
嘘で塗られた過去を 上書きする
初恋の純朴さを想い出すということ
失った純真
涸れた憧憬
捨てた希望
空虚な人生
※慙愧(ざんき):元来は仏教語で、「慚」は自己に対して恥じること、「愧」は外部に対してその気持ちを示すことと解釈された。自分の言動を反省して恥ずかしく思うこと。
〔2021年2月21日書き下ろし。初恋を美化する心に潜む闇とは何かを問う〕
アメリカのサービスラーニングの展開
出典:アメリカのサービスラーニングの展開/『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究年報』Vol.6/万葉舎/2001年11月、252~262ページ。
謝辞:転載許可を賜りました原田正樹先生と日本福祉教育・ボランティア学習学会に衷心より厚くお礼申し上げます。