「鳥居一頼の世語り」カテゴリーアーカイブ

戦争は物流戦だ
兵器も弾薬もガソリンも底をつけば負ける
食糧も救急医療薬品も軍需品だ
安全な兵站路を確保することが勝敗を左右する
ロシアがアフガニスタンで敗退した理由がここにある
ロシアを撤退させるには新型兵器を大量に最前線に送るしかない
残された時間はない
自衛の為に戦う国民に希望の光を届けねばならない
躊躇なく早急に送り込まねばならない
大量に送り続けるそのルートの確保と保守が鍵となる
事が動けば他の国も同調して後方支援の道につくだろう

この情報をロシアに大量に流そう
正しい情報戦は国民と兵士の士気を奪う
対ロシアへ団結する国々は情報戦を拡大せよ
前線ばかりではなく本土へダメージを与えよ
国内で反戦を訴えるロシア人を支持せよ

賢明なロシア人は元凶を明確に判断する
明晰なロシア人は侵略戦争を起こした元凶を弾圧する
自由精神に生きるロシア人はプーチンとの戦いこそ本命と知る
プーチンにかぶれた盲目的に追従する者たちは祖国を失う
プーチンは冷酷残忍な独裁者として世界からすでに裁かれている

ボディバッグ（遺体）が帰国したら
さらに激しい反戦運動が国内で起こる
誰もが平和を望んでいることを示さねば
ロシアは世界から嘲笑され孤立する

〔2022年2月27日書き下ろし。ドイツが動いた。小さな波が生まれるとその波紋は大きくなる。EUは決して見捨ててはならない。プーチンは安閑とはしてられない。首がかかってくる〕

付記
ドイツがウクライナへ兵器供与、携帯型地対空ミサイル500発などオランダも武器提供へ
ドイツ政府は26日、ウクライナに携帯型地対空ミサイル「スティンガー」500発と対戦車火器1000発を速やかに供与すると発表した。ドイツは第2次大戦で加害国となった経緯から武器輸出を厳格に管理してきたが、ロシアの大規模侵攻を受けて方針を転換。地元紙は「歴史的決定だ」と報じた。
ショルツ首相は同日の声明でロシア軍を「プーチン（大統領）の侵略軍」と呼び、「ウクライナを防衛面で支援することはわれわれの義務だ」と強調した。
ウクライナはこれまでドイツに繰り返し武器供与を求めてきたが、ドイツは拒否。代わりに野戦病院の設備一式やヘルメット5000個を提供するとし、ウクライナ側が失望を表明していた。ロイター通信によると、オランダも26日、ウクライナの要請に応じてスティンガー200発と対戦車火器「パンツァーファウスト3」50発を供与すると議会への書簡で明らかにした。（2022年2月27日共同通信）

ロシアの母へ

2022年2月27日鳥居一頼の世語り阪野貢

戦いに倒れし名もなき兵士
他国の地で無念の死を遂げる
理不尽な殺戮に駆り出された名もなき兵士
良心から見放され無駄死にを強いられる

命令したプーチンは安全地帯で野望を満たす
戦死した兵士の親に妻に子に慰めの勲章を与える
仕掛けた戦争の犠牲者への不遜な儀式で英雄にする

訃報を聞いた家族の悲歎はいかばかりか
国土を守ったわけではない侵略した報いの代償
世界が避難する無謀な戦闘の無慈悲な犠牲

彼は英雄か
国民がプーチンの口車に乗っただけのこと
彼は英雄か
国民が命懸けで悪魔の片棒を担がされただけのこと
彼は英雄になりかかったのか
国民が狂った男の仕出かした後始末を拭うだけのこと

ロシアの母よ
子に仁義なき戦いの犠牲を強いられても英雄と称されたいのか
子の犠牲が独裁者のエゴだと知っても英雄と称されたいのか
子を勇者として葬るのなら英雄と称されるしかない道はない

ロシアの母よ
プーチンの欺瞞を暴露せよ
プーチンの独裁を否定せよ
プーチンへの信奉を捨てよ

ロシアの母よ
わたしは戦場に子を送るあなたの悲痛を強く感じる
わたしは戦場が子を殺人鬼にするあなたの恐怖を痛く感じる
わたしは戦場での子の無事を祈るあなたの慈愛を深く感じる

ロシアの母よ
悲歎の内なる声を聞こう
戦場に子どもを送るな
戦争反対と叫ぶ声を

ウクライナの母も同じ悲歎の内にある

〔2022年2月27日書き下ろし。日本でも反対のデモが起こってきた。戦争絶対反対！〕

前に進め！あずましプラン

2022年2月26日鳥居一頼の世語り阪野貢

月形町の地域福祉実践計画
「あずましプラン」の目標
まんまるはーとでともに支え合い　安心・安全　福祉でまちづくり
～あずましプランを　みんなでひとつになって実現しよう～

「あずましプラン」の基本理念
ひとと地域の　あずましいつながりを　豊かに紡ぎ
思い合いあふれる　まちをつくります

「あずましプラン」の４つの基本目標
あしたをしなやかに生き抜く暮らしを創る福祉でまちづくり
ずっしりと受け止める暮らしに生きる仕組みづくり
まごころと笑顔がはじける暮らしを彩るサポートづくり
しあわせはこの手でつかむ暮らしを支えるネットワークづくり

今週雪害で郵便物は大幅に遅滞した
第３期計画の答申案を手にした
この半年間の策定委員会の経過や事業レポートの集約
具体的な計画づくりの過程は地域福祉の学びそのもの
熱い願いと多くの人のおもいの詰まった答申案
個々の事業の具体的な実施計画書も添付されていた

子細にわたりチェックする
章の構成と内容も再考する
言い足りない箇所の加筆も必要となる
頑張って誠実に原稿と向き合おう

次年度からの五カ年計画
町民主体の事業づくりが動き出す
誰もが為すべきことを具体的に示した行動指針
誰もが為すことで生まれる果実を示した未来指針

前に進もう
前に進むしかない
前に進めるしかない
立ち止まっても前にしか道は開けない

あずましプランを拠り所にして前に進もう
手を取り合い肩をたたき合って前に進もう
くじけてもころんでもわたしと一緒に前に進もう
笑って泣いて喜んであなたと一緒に前に進もう
あずましプランの実現に心と力を合わせて前に進もう

月形に生きる
わたしとあなた
あなたとあなた
月形の福祉の歴史を担い綴る人となる

〔2022年2月26日書き下ろし。月形町の地域福祉実践計画もコロナ禍で様々な制約を受けてきたが、ようやく答申案の検討に入った〕

戦争反対の声をあげよ！

2022年2月25日鳥居一頼の世語り阪野貢

1991年ソ連邦が崩壊した
KGBのスパイだった男は
冷酷で残忍さを身に纏っていた

ヒットラーの如き民主主義を悪用した
いつしか悪の権化は権力を握り憲法すら変えた
反対する者や国に容赦なく弾圧を加えた

毒殺も暗殺もお手のものだった
恐怖政治の見せしめに戦慄が走った
ウクライナ侵攻は傀儡政権の樹立だった

ソ連邦では同根だとウクライナへの卑劣な干渉
EU（欧州連合）への加盟を強引に阻止する侵攻
欧米の経済制裁は武力なくばただの紙屑同然

国際法を無視した暴挙は男には正義の刃
国会の開戦決議はお飾り議員の男への忠誠心
戦争反対デモする市民は男には非国民

ロシア国民の良心に告ぐ
大義名分もなく歴史に嘲笑されるこの戦争
男の過去味わった屈辱と憎悪を清算するこの戦争
夫や息子を英雄とは呼ばせない殺人鬼と化すこの戦争
戦争反対の声をあげよ！

ロシア国民の良心に告ぐ
男の非人間的な野望を直ちに粉砕せよ
キエフ占領での勝利の声を強く否定せよ
侵攻ではなく独立国家への侵犯を決して許すな
戦争反対の声を世界にあげよ！

ロシア国民の良心に告ぐ
この不名誉な愚かな戦争を注視せよ
この世界を愚弄する戦争を中止せよ
この人類を冒涜する戦争を阻止せよ
全世界は平和を破壊する戦争に断固反対せよ

〔2022年2月25日書き下ろし。キエフにロシア軍が侵入した速報が入った。首都陥落。現政権を拘束し、元首を親露派に据え替え、反露派の国民を追い出して国民を親露派に入れ替える恐怖政治の社会実験が始まる。国民はこの破廉恥な行為に同意するのか〕

付記
ロシアで反戦デモ1787人拘束　ノーベル平和賞の編集長も反対
ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシア国内各地で抗議行動があり、人権団体「OVDインフォ」によると25日までに全国の拘束者が1787人に達した。ノーベル平和賞を受賞したロシア紙「ノーバヤ・ガゼータ」のムラトフ編集長も反対を表明した。
AP通信などによると、モスクワではデモ参加者ら千人近くを拘束。24日夜、中心部では千人以上が集まって「戦争反対」などと訴え、ロシア下院の入り口にスプレーで「戦争反対」と落書きされた画像も出回った。サンクトペテルブルクやエカテリンブルクなどでもデモが行われ、少なくとも40以上の都市で抗議があった。（2022年2月25日共同通信社）

ロシア侵攻作戦決行

2022年2月25日鳥居一頼の世語り阪野貢

24日未明プーチンは無謀な戦争を始めた
完璧に練り上げたシナリオは動き出した
米国を相手の交渉は成果がないと断じた
NATOのウクライナへの対応も批判を激化させた
交渉したドイツもフランスも赤っ恥をかかされた

ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を独立国家として承認
２つの国家（親露派武装勢力の支配地）から要請されたとうそぶく
ロシア国籍を持つ市民を保護し平和維持を大義にかざした
ウクライナ東部紛争の和平条件を定めた「ミンスク合意」を一方的に破棄
東部ドネツクとルガンスク両州の全域を制圧するために侵攻する
戦局は２州に留まることなく全土に拡大してゆく

プーチンは一滴でも血が流れたら攻撃を辞さないと演説した
流れてもいない血を流そうと吸血鬼の如く血眼になる
ウクライナとロシアとの国境でも戦闘が始まっている
キエフ・ハリコフフなどの主要な空港がミサイルで攻撃された
空軍基地の軍事設備も破壊し軍の防空システムを制圧した
得意のサイバー攻撃も始まっている

キエフでは首都防衛の態勢に入る
ロシアの軍事力を持ってすれば数時間で陥落するという
米国もNATOも戦場には立たないと声明した
ロシアの侵攻を傍観するだけなのか
金融を含めた経済制裁はどれだけの
市民から犠牲者も次々と出ている

子どもが驚愕し恐怖に陥ったその瞳を
あなたは正視できるか

〔2022年2月24日書き下ろし。戦闘は一方的に始まった。ウクライナがロシア・英国・米国と交わした「ブダペスト覚書」が破棄される。ロシアのご都合主義が正義を主張する〕

付記
ロシア軍、ウクライナで攻撃開始　全面侵攻か　軍事拠点にミサイル
　米メディアによると、ロシア軍は24日、ウクライナ東部で攻撃を開始した。また、ロイター通信は、首都キエフと北東部ハリコフにあるウクライナ軍の軍事拠点がミサイル攻撃を受けたと報じた。
　また、ロイター通信によると、ロシアのインタファクス通信は24日、ロシア軍がウクライナ南部オデッサと東部マリウポリに侵攻したと報じた。
　ウクライナのクレバ外相は24日、ロシアがウクライナに対し「全面的な侵攻を始めた」とツイッターに投稿した。クレバ氏は「平和なウクライナの都市が攻撃を受けている」とし「ウクライナは自衛し、勝利する。世界はプーチン（露大統領）を止めなければならない。今が行動のときだ」と訴えた。
　ウクライナ政府は24日、ロシアの砲撃でこれまでに少なくとも8人が死亡し、9人が負傷したと明らかにした。ロイター通信が報じた。
　また、南部クリミア半島からロシア軍が侵攻し、西部リボフ州を含む全土を砲撃している。政府機関などへのサイバー攻撃も続いているという。
　ロシアがウクライナに軍事侵攻したことを巡り、ウクライナ東部の親露派武装勢力の指導者は24日、東部ドネツク、ルガンスク両州の全域を制圧することが主要な目的だと明らかにした。ロイター通信がインタファクス通信を引用して報じた。
　ロシアのプーチン大統領は21日、両州の一部地域を実効支配している親露派武装勢力が樹立したとする「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認している。（2022年2月24日毎日新聞の3つの記事をまとめて掲載）