解散選挙なんだ

17%
道内の医療者に配分されたワクチンの供給量
20万2千人に対して たった3万5千人分

12日高齢者への先行接種が始まった
高齢者施設は この1年リスクゼロに挑んできた
ようやく報われ これで一息付ける
でもまだこの先の高齢者への接種は不確かだ

4月に高齢者への接種をすると 盛んに宣伝した手前
アリバイづくりの いつもの政治的パフォーマンス
やった感で 世論の反発かわすだけの目先の政策
ワクチン確保も ホントに入るか不確実
それよりも 注射する医療者の確保が喫緊課題

6月には 高齢者への接種を重点的にするという
医療者や福祉従事者 エッセンシャルワーカーへの接種の計画は不確定
ただただ高齢者へターゲットを向けて アピールする
この段階での 衆議院の解散はない
高齢者が概ね打ち終わった後に 解散する!

なぜか
未接種の世代は 投票場が遠のく
保守層の高齢者は いつも圧倒的に投票場に行く
恩着せがましいこのやり方こそ 偽善の政治の真骨頂
タヌキの正体 暴いたり

世界で初めて対面で会うという 米バイデン大統領との会談
いまじゃ他の国の指導者のように ONLINEで済む
さも鴨が葱を背負っていくように 小躍りしながら出向いていく
どんなお土産手にしていくのやら 取らぬタヌキの皮算用にならぬよう
くれぐれも属国扱いだけは 避けていただきましょう
これも解散選挙に向けての 点数稼ぎでしかない
安倍首相とトランプ大統領のバカさ加減で 食傷気味にも関わらず
お友だちになりたい症候群を抑えられない パフォーマーの面目躍如か

第4波がきているいま ワクチン接種は高齢者どころじゃない
それよりも 医療従事者を優先的に為さねばならない
菅義偉首相 相変わらずの鈍感力で 幻想の世界に入り浸る
「全国的な大きなうねりとまではなっていない」と

大きなうねりとはどういう事態なのか
科学的根拠に疎い者が 日本学術会議を袖にする
こんな政権の元で 1年以上も命と暮らしが脅かされる
いい加減目覚めなければ 犠牲者は増えていくだけ
政治の劣化は 政党と議員そして官僚の能力の低下に起因する
死活問題を抱える事業者には 中途半端な生殺し政策がこれからも続く

ただただ五輪の開催と解散選挙の勝利だけが
権力者の望むところでしかない

〔2021年4月15日書き下ろし。解散選挙の読みが当たっているかもしれない。ところで、大きなうねりになっているでしょ!〕

付記
医療者ワクチン不足なお 道内供給17% 接種ゼロ町村も
道内でも高齢者向けワクチン接種が始まった中、接種を担う医療従事者向けのワクチン不足が続いている。道内の接種対象20万2千人に対し、3月末までに配分されたワクチンは3万5千人分で供給率は17%余り。医療従事者が1人も接種できていない町村もある。高齢者接種を先延ばしせざるを得ない自治体もあり「ワクチン確保に胸を張る政府の姿勢に憤りを感じる」との批判も上がっている。
「医療従事者向けワクチンが届かず、配分時期も分からない。高齢者にワクチンを打つ側が未接種のままというわけにはいかない」(中略)(北海道新聞2021年4月13日)

新規感染、2日連続4000人超 大阪1208人、東京729人 新型コロナ
国内では15日、47都道府県と空港検疫で4576人の新型コロナウイルス感染者が新たに確認された。新規感染者が4000人を超えたのは2日連続。大阪府では1208人の感染が判明し、3日連続で1000人を超え、過去最多を更新した。
全国で確認された死者は35人。厚生労働省によると、重症者は前日比23人増の631人だった。大阪府では、重症者数が261人と過去最多を記録。府の病床確保計画に基づく重症病床224床の使用率が100.9%に達した。臨時で確保した病床のほか、軽症・中等症患者向けの病院で重症者の治療を継続することで対応している。
東京都では、729人の感染者が確認された。1日当たりの感染者数が700人を超えたのは、2月4日(734人)以来で2カ月半ぶり。新規感染者の直近1週間平均は523.4人で、前週比122.6%となった。都によると、年代別では20代が203人で最も多く、30代145人、40代122人などと続いた。重症化リスクの高い65歳以上は83人。都基準による重症者は前日から4人減り37人だった。(時事通信2021年4月15日)