市民福祉教育研究所開設十周年を祝して
ひとりの男の ささやかなおもいは
十年の時を経て 6月25日メモリアルの日を迎える
福祉と教育への志を抱く者たちのおもいと重なり合い
いつか日本の福祉教育を支える研究所となった
ひとりの男の小さなつぶやきは
十年の時を隔てて 大きなつぶやきとなった
若き者たちが慕いつつ学ぶ場と機会となり
いつか福祉と教育を考え推し進める研究所となった
ひとりの男のちっぽけな願いは
十年の歳月を実現の道へと誘った
若き者たちの研究と実践への気運を高め
いつか福祉と教育を統合する研究所となる
ひとりの男の歩いた足跡は
十年の軌跡を鮮やかに残し続けた
ひとりの男から投げかけられた課題は
十年の重みとともに常に突きつけられる
若き者たちがその礎に新しき道標を立てる
いつか日本の福祉教育を熟成させる研究所にする
福祉教育に生きるひとりの男に導かれて
若き者たちよ
ひるまず果敢に時代を豊かに拓け
若き者たちよ
研究と実践を糧に次の時代を自由に語れ
それこそが男が求め続けた福祉教育への道なのだ
共同研究者/鳥居一頼