阪野 貢 のすべての投稿

コロナ禍で頑張る民生委員児童委員

道内の感染拡大の大きな山は 4月だった
14支庁でゼロだったのは 日高だけだった
GW後の波も起こり 非常事態宣言の解除も遅れた
それでも 胆振・渡島・留萌・宗谷・十勝・根室はゼロ
日高・檜山・上川・釧路は1人だった
多くは石狩管内262人(内札幌222人)だった

東北6県と新潟県の面積に匹敵する北海道
5月の感染の中心地は札幌だった
それでも非常事態宣言を続けた
多くの管内では 身近な地域に感染者がいなくても
学校は休校 観光業界も接客業界も閑古鳥が鳴いた

民生委員や児童委員も 
市町村からの対応要請を受け
活動の自粛を余儀なくされた
「みつける・つなげる・みまもる」
基本的な活動にも 大きな影響を与えていた
三密を避けるために
定期的な会合も研修も 中止や延期をするしかない
だから余計に 委員間の情報交換が必要となった

感染へのリスクを減らし 活動を維持することが求められた
訪問して 通常通り活動の出来たところは幸いだった
訪問できず 電話などでの対応を強いられたところは
特に新任委員には 大きな試練ともなった
顔の見えない電話だけでは 状況の把握力は低下する
それでも 定期的にかけ続けなければならない
電話代も バカにならない

外出自粛の影響か
地域包括支援センターへの相談では 
高齢者虐待の問題が増えた地域もある
独居老人が倒れて 室内で発見され入院措置をとる
親族がすぐに 内地から駆けつけることが出来ない事態も起こっている
休校中だったことで 家庭での児童虐待も見過ごされた危険性もある

コロナ禍で 個々のニーズが抱える地域課題に寄り添い
従来通りにはいかない支援の手を どう差し伸べていくのか
これからも 新しい支援のあり方を探る 試行錯誤が続く

単位民児協や民生委員・児童委員の皆さんにより
いのちと暮らしを守る活動が続けられている
がんばってほしい!

※単位民児協(たんいみんじきょう):すべての民生委員・児童委員は、市町村の一定区域ごとに設置される「民生委員児童委員協議会」(略称:民児協)に所属し活動をしている。この市町村の一定区域ごと(町村は、原則として町村全域で一つの区域)に民児協を設置すべきことは民生委員法に規定されていることから、この民児協を「法定単位民児協」と呼ぶ。一方、市、区、郡、都道府県・指定都市の段階にも民児協組織は設置されている。その範囲は法定単位民児協の区域よりも広域であり、その域内にある法定単位民児協の連合組織であることから「連合民児協」と呼ばれている。

〔2020年6月11日書き下ろし。道内180市町村で札幌市を除き一万人近い委員が委嘱されている。単位民児協の数は420に及ぶ。気くばり目くばりの日々が続く〕

バイト漬け

高校に入ってから
平日3日 土日もシフトをもらい
月3万円ほどの バイト代を稼いだ
楽しみは バイトが終わってから
友だちと携帯でおしゃべりすること
バイト代は 携帯代で消えた
目的は 携帯で友だちと夜遅くまで
おしゃべりすること?
なんだか可笑しい

高校は バイトが禁止されていた
でも 隠れてやった
帰宅部だから 遊ぶ金がほしかった
親には バイトしてることは内緒だった
適当に遊んで 適当に成績も取る
親には 進学すると言ってあるから
それなりに 金の工面もするはず?
それなりの 大学に入れるだろう
なんだか可笑しい

夜22時までしか 働けなかった
2年間 毎日バイトした
母の稼ぎでは 高校止まりだ
懸命に 進学資金を貯める
母には これ以上負担をかけたくない
下にはまだ幼いきょうだいもいる
中学では 部活はできなかった
母がフルタイムで働いていた
だから 保育所の迎えがあった
高校では バイトの合間に 
仲のいい友だちとだべるのが 唯一の楽しみだった

コロナ禍が 生活を一変した
バイトも ままならなくなった
進学資金を貯める計画も 危うい
無理なら卒業後に バイト漬けになって
死に物狂いで 進学資金を貯めよう
1年延びても 夢はあきらめない
夢がなければ 青春はゼロになる
そう腹をくくる

〔2020年6月9日書き下ろし。困窮した生活の中でも夢を追いかける子どもたち。バイト漬けになりながら、人生を切り開こうとする子どもたち。そんな想像を巡らしながら、コロナでその夢が挫折することのないように祈りたい〕

負けには賭けまい

米MGMリゾーツ・インターナショナル
米ラスベガス・サンズ
香港のギャラクシー・エンターテインメント・グループ
みなみな 業績悪化のせめぎ合い

IRの誘致に乗っかった カジノ(博打)経営会社
事業者の資金調達は厳しい
コロナ禍で 日本を相手の博打から 降りるだろう
負けが見えてる博打は 端っから打つ気はない
あぶく銭を搾(しぼ)り取って なんぼの世界
寺銭の上がらない IRの誘致計画頓挫の気運
横浜からは 
サンズは撤退
ギャラクシーも再考を余儀なくされる

トランプの思惑に乗った日本進出
あきらめてください
業績悪化のIR業界の力を借りて
観光事業で 地域再興とは片腹痛い
安倍政権の この計画は潰れていい
計画の先に見えた 博打でまみれたくそ社会
回避できるだけでも ありがたい
不幸の再生産だけは 未来に禍根を残す

これ以上 日本の未来と人心を汚すことなかれ
政権のなすべきことは
普通の生活を 一刻も早く取り戻すこと
博打で 地方経済を復興させることでは 決してない

問題は 
いまも政治の世界で 
博徒の如く 国の命運を賭けて
サイコロ遊びに 興じている者たちかもしれない

〔2020年6月8日書き下ろし。コロナ禍でIRの誘致計画が頓挫しそうだ。是非チャラにしてほしい。中止を即断せよ〕

バラード「男の子守唄」

母をなくした
この子が不憫(ふびん)
父の背中で
だはんこく(ぐずる)

この子よく泣く
なんとしようもない
母を慕いて
求め泣く

働き疲れて
子を抱しめる
今宵もまたかと
気が滅入る

ようやく寝付いた
かわいい寝顔
鼻水たらして
泣き疲れ

母の残り香
嗅ぐ子に添って
メロディーあやしき
子守唄

〔2020年6月7日書き下ろし。父子で生きなければならない日々が始まった。男もつらい〕

暮らしが崩れる

崩れるのは 一瞬だった
昨日までの暮らしが 一変した

男は ホテルマンだった
コロナ禍で 道内への観光客は一斉にいなくなった
入国規制で インバウンド(訪日客)の需要が激減した
まざまざと 中国人や韓国人の観光客で潤っていた現実を突きつけられた
需要回復には 1~2年かかるという
観光事業者は 先行きの不透明さを切実に訴える

3月末 ホテルは営業を一時クローズした
男は レイオフされた
妻と二人の子との ごくごくありふれた暮らしは
次第に行き詰まっていった
住宅ローン 去年購入した新車のローン
そして税金が 追い打ちをかけ
雇用調整助成金では足りなかった

奈落に落とされた気分だった
世界最大級とぶち上げている 国の緩慢な支援 
四人分の40万円も まだ手元には届いてはいなかった
男には 焼け石に水のように思えた
男は 歯ぎしりするしかなかった

男は 切羽詰まっていた
知人に社協を紹介された
生活福祉資金の相談をした
社協すら知らなかった男が
福祉の世話になろうとは 想像すらもつかなかった
溺れる者は藁をもつかむおもいで 申請をした

6月1日 道の緊急事態宣言が解除されたが
観光客は まだまだ戻ってはきていない
男は レイオフの解除を いまは辛抱強く待つしかなかった
資金繰りに頭を悩ます日々が 当面続く

〔2020年6月6日書き下ろし。生活福祉資金(緊急小口資金)の相談と申請が激増した。派遣や個人事業者だけではなく、ごく普通の暮らしを営んでいた人たちからの相談も今回の特徴だという。災害時のように、社協の相談対応は続く〕

社協が危ない

社協が危ない
自主財源づくりが 大ピンチ
事業も 延期か 縮小か
はたまた 中止を余儀なくされている
福祉でまちづくりが 行き詰まる

春4月以降
緊急事態宣言の中
社協の会費は お願いできない
いまだ経済が回らず 切迫した事態が続く
今年は無理と あきらめるしかない

夏のビールパーティー中止
コロナの第3波がきたらひとたまりもない
福祉教育の出前授業
学校は休校後の学習の遅れを取り戻すのに精一杯
中止を余儀なくされる

地域福祉の事業は 軒並みダウン
小地域ネットワーク事業
地域住民懇談会
地域サロン
地域会食会
福祉活動体験事業
社会福祉大会 
各種研修会 などなど

10月共同募金 集まるかな
次年度の自主財源の確保は 難しい
12月歳末助け合いも 難しい
おもいがあっても
経済の復興は 未知数だ

手持ちの自主財源を取り崩すことのできる社協は
まだ持ちこたえられるかも知れない
すでに枯渇している社協は
行政に頼るしかない 
事業は頓挫するだろう
職員の処遇すら 不安定になる社協も出てくるだろう

地域住民の近いところで
福祉事業を展開する社協が危ない
社協のセーフティネットが 
破けそうなマチがある

社協が機能不全を起こしてはならない
社協の置かれている実情を そして覚悟を知ってもらおう
社協の踏ん張りが しばらく続く
持ちこたえてほしい
ガンバレ! 社協!

〔2020年6月6日書き下ろし。地方の社協の置かれている実情を把握しなければならない。厳しい運営に直面する社協がこれから増えるのではないかと危惧している〕

国の空約束~横田滋氏を追悼する

父も母も 娘は生きていると
信じて疑わなかった
老いが その苦渋の年輪を刻む

父母の想いは ただ一つ
現世で 子どもと再会することだけだった
北朝鮮から 数人が戻ってきたときには
一途の想いを 大きく膨らませた

同じ境遇でさいなまれる 高齢化した親たちと共に
全国津々浦々 矢面に立って妻を伴い歩いた
問題の解決を訴えた声は 
政治の世界に冷たく響いた

国の北朝鮮との交渉も
幾度も 淡い希望を抱いたが
いつも 非情に断ち切られた
米国のトランプ大統領にも面会した
国は 自力での解決を放棄し託した
人権問題なんぞ 儲けにならぬことには
リップサービスだけの男のこと 
お友だちは くその役にも立たなかった

国会議員たちは 議員バッチと一緒に
いまも胸に青いバッチを 飾っている
拉致家族のおもいを 見事に政治ショー化して
その切実極まるおもいを 踏みにじってきた
象徴のアクセサリー
いつも空約束ばかりで 言い繕うことばかり
なんの成果も上げず ただ無能さを知らしめた
青いバッチだけが 無駄に飾りとなっていた

国に翻弄され続けながらもなお
国に一抹の望みをかけ 
娘の帰国を願い 闘い続けた男の 
87歳の生涯が 
2020年6月5日 静かに幕を閉じた

「これ以上何を訴えればいいのか」
その無念さは いかばかりだったのか
国の白々しい弔辞が 
さらなるやるせなさを かき立てよう

深く哀悼の意を表します

〔2020年6月5日書き下ろし。1時間前横田滋氏の訃報に接し冥福を祈ります。1977年娘めぐみさんを拉致されて以来、人生の半分を妻と共に解決のために奔走した。その姿が焼き付いている。国民を守ることもできぬ国の無能と無策が、悲劇を終わらせぬ〕

「講」:福祉思想の基本原理としての「自然」と「生」(存在・生きる)を考える―テツオ・ナジタ著『相互扶助の経済』のワンポイントメモ―

夕食後、「念仏講に行ってくる」と言って父がでかけることがあった。その時に限って父の帰りが待ち遠しかった。心待ちにしていたのは、蓮の葉の印が型焼された白い饅頭である。しっかり覚えている。また、「講」に行った父がお金を持ち帰ることもあった。その時、父と母の間には「よかった」という言葉があり、安堵感が漂った。かすかに覚えている。

〇筆者(阪野)は、本ブログの<雑感>(106)/2020年4月26日投稿で、「定常型社会」を提唱する広井良典の7点の著作について述べた。その1点に、『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社、2019年10月。[1])がある。そこで広井は、「福祉思想」を構築するにあたって「示唆深い導きの糸を与えてくれる著作」として、テツオ・ナジタ著・五十嵐暁郎監訳・福井昌子訳『相互扶助の経済―無尽講・報徳の民衆思想史―』(みすず書房、2015年3月、以下[2])を挙げている。
〇「2」は、日本の近世ないし江戸時代に焦点をあてて、民衆の経済活動や相互扶助の社会的実践、その背景にある思想史(民衆思想史)の文脈を明らかにしたものである。その骨子を、広井が「1」で次のように整理している。(291~292ページ)。

① 近世までの日本には、「講」(頼母子講、無尽講、「もやい」などと呼ばれる、不測の事態などに備えて仲間内で助け合うためお金を積み立てる仕組み)に代表されるような「相互扶助の経済」の伝統が脈々と存在していた。
② しかもそれは二宮尊徳の報徳運動に象徴されるように、村あるいは個別の共同体の境界を越えて講を結びつけるような広がりをもっていた。
③ 明治以降の国家主導の近代化の中でそうした伝統は失われあるいは変質していったが、しかしその“DNA”は日本社会の中に脈々と存在しており、震災などでの自発的な市民活動等にそれは示されている。
④ そして上記のような相互扶助の経済を支えた江戸期の思想においては、「自然はあらゆる知の第一原理であらねばならない」という認識が確固として存在していた。

〇以上のなかで広井は、ナジタの「自然」の言説に注目する。ナジタは、徳川時代の思想家は「自然」を知識と行動の第一原理(最も根底的なもの)として捉え、すべてがその「自然」から分け隔てなく、平等に“恵み”(生命と生命を維持するエネルギー)を受けると認識していた、という。ナジタのこの議論は、広井においては、福祉思想を考えるにあたって重要なヒントとなる。広井はいう。「『自然』というものが、何らかの意味で普遍的な理念として把握されるに至って初めて、それは個々の共同体ないしコミュニティを超えた『つながりの原理』として成り立つことになる」(295ページ)。筆者なりに別言すれば、「すべてが自然(その営みや秩序)のなかに、自然とともに生きる」という普遍的な価値原理であろうか。
〇[2]のカバーには「内容紹介」が記されている。筆者なりに一部加筆すると、次のようになろうか。

慢性的な飢饉に苦しんでいた徳川時代の民衆は、緊急時の出費に備え、村内で助け合うために「無尽講」(むじんこう)、「頼母子講」(たのもしこう)、「もやい講」(もやいこう)、「備荒」(びこう)、「結講」(ゆいこう)などの「講」を発展させた(100ページ)。「無尽」は「尽きることがない」「制限のない」資源を意味し、仏教に由来する(95ページ)。「講」は、寺や神社に集まって仏教経典について教えていた「講義」を意味する(100ページ)。当時の民衆の識字率は高く、商いや貯蓄に関して議論し、冊子を作り、倫理は社会的実践に不可欠であるという明確なメッセージも発信したのである。その思想の根底には、伊藤仁斎(1627年~1705年)、安藤昌益(1703年~1762年)、貝原益軒(1630年~1714年)、三浦梅園(1723年~1789年)などの思想を汲む確固たる自然観があった。
徳川末期になると、二宮尊徳(1787年~1856年)のはじめた報徳運動が、村の境界を越えて講を結びつけ、相互扶助的な契約をダイナミックに広げた。その運動は、「報徳」思想――至誠(しせい。誠を尽くす)・勤労(きんろう。よく働く)・分度(ぶんど。身をわきまえる)・推譲(すいじょう。世の中のために尽くす)」に基づいた、主として地主層に対する教化善導が行われた。しかもそれは、明治40年代以降に内務省(井上友一の風化行政)主導で展開された地方改良運動に取り込まれ、その中心的なイデオロギーとして全国の市町村にまで波及した。すなわち、報徳運動は、国力の充実・発展と国家的統合を図る官製運動になっていった。しかも、その精神性が強調され、救済事業の社会制度化を遅らせることになる(筆者)。
その後、講の手法は信用貸付会社である「無尽会社」を経て「相互銀行」に引き継がれていく。「無尽会社」は、伝統的な相互扶助組織である講の倫理的な理想や慣習を受け継いだことに加え、近代経済の複雑さに適応できなかった中小規模の事業者にとってなじみやすく、すぐに受け入れられた(245ページ)。無尽会社の発展は、民衆が新政府によって無理に押しつけられたと思われるものに対して抵抗し、抗議したという明治時代初期の歴史の大きな流れのなかで理解されるべきである(248ページ)。
1931年6月に「無尽業法」が制定され、無尽会社は銀行としての範疇に含められたものの、「銀行」を名乗ることはできなかった。太平洋戦争中、無尽会社の数は激減した。それは、戦費をまかなうために地方銀行の資産を統合しようとする政府方針を反映したものであった。戦後になると、1942年の136社から1950年には66社へと、認可を受けた無尽会社の数はさらに減少し、このころに「相互銀行」と名称を変更した(280、285,287ページ)。
いずれにしろ、明治初期の混乱や太平洋戦争後の激動を庶民が生きのびたのは、講のDNA(精神)が脈々と受け継がれたからでもあろう。そして、講の相互扶助と救済の思想(実践倫理)や実践(小地域活動)には、まちづくりや地域福祉のひとつの源流を見出すことができる(筆者)。

〇ここで、前述の広井の整理([1])に留意しながら、ナジタの言説([2])について改めて確認しておきたい点をメモっておくことにする(抜き書きと要約。見出しは筆者)。

民衆経済と精神史
日本の長い歴史が示しているのは、「民衆経済」が、不可避な事態に備えるセーフティ・ネットになっているということである。自助と相互扶助の取り組み(「講」)は、こうした関連を裏づける十分な証拠である。(中略)〈二宮尊徳の、講とその発展形態ともいえる〉報徳運動は、極貧に陥らないようにし、飢餓という現実に備える人びとの心がけそのものである。こうしたことのすべては、公的秩序の範囲外で、つまり行政機関の政策決定がおよばず、政治的なできごとがおこなわれる中央舞台から遠く離れたところで起きた。(中略)これは、長い期間にわたって社会を動かす潜在的な精神の一端だということもできるだろう。あるいは、「精神史」と呼ぶこともできよう(326ページ)。

相互扶助の思想と組織
相互扶助と救済に関する思想は、どうしたら民衆が自分たちの経済活動をやり遂げることができるかという課題について長期にわたって影響をおよぼした。他者救済には、救済するために「整える」という意味もあった。徳川時代の民衆にとって、整えるとは正確な詳細について合意し、これを合意書あるいは契約書に書きこむことを意味した。徳川時代後期から明治期にかけてさかんになった契約にもとづく相互扶助組織によって、銀行制度がなくても庶民がおたがいに貸し借りをする制度ができあがった。そうした契約にもとづく相互扶助組織は村落や町で実践され、20世紀になると事業志向の会社(小規模事業者向けの信用貸付〈銀行〉としての「無尽会社」)となった(325ページ)。/太平洋戦争後は「相互銀行」へと移行し、各県のどの市にも存在した。(中略)そうした銀行は、地域の人びとから集められた資本は地域に残るべきだと考え(地域志向)、大規模な都市銀行の陰で運営されてきた(243ページ)。

協同組合的自治と相互関係性
1995年1月の阪神淡路大震災のあと、非公式に組織された130万人以上のボランティアが復興を支援したといわれている(327ページ)。/広い社会において、かならずしも隣近所の住民ではない市民を支援することは協同組合的な自治のあらわれである。ほかの市民運動とおなじく、上下関係も永続的な権威をふりかざす指導者もなく、職員や永久会員も、決まった政治的イデオロギーもないことがその特徴である。そこに満ちているのは、緊急時に他者に手を差し伸べるという根本的な原則と、共生あるいは共存という、よく知られた思想、生命と存在、つまりすべての人間の相互関係性である(328ページ)。

第一原理としての「自然」の概念
飢餓に対する「対抗戦略」としての講は、村が存続するために不可欠だった。講という相互扶助組織の実践に埋めこまれた個人と個人の信用は、念仏を唱えるという初期の集まり(「念仏講」)での個人どうしの信仰の上に成り立っていた。神や菩薩は手を差し伸べてくれる寛大な存在かもしれないが、命を救うために行動しなくてはならないのは人間だった。人が神に感謝し、信奉するのは、神が他者を助けるために行動するよう導いてくれるからだ。大いなる恐怖にさらされながらも、講をとおして村人が主導権を握り、共同体の人びとを助け、村のだれをも死なせないという絶対的な道徳上の約束は、信用と契約の重要な土台となっていた。その根底には、「生―生のみ」(仏教の「生―死」ではなく、宇宙には「生だけ」が存在し、死は生命の過程の一部である)という自然概念にもとづく強力な実践倫理があった(123ページ)。

〇「ヒト」は、他者や共同体(コミュニティ)との「共働」による相互支援や相互実現を通して、また程よい距離感と確かな信頼関係のなかでこそ自分らしく生きられる(「生」の異質性・多様性)。しかし、日本社会ではいま、地域・社会やコミュニティへの意識が希薄化し、地域・社会が包摂していた連帯性や互助性が失われてしまっている。
〇また、個人の「主体性」が標準化され、「市民主体」の集列化や同質化が進んでいる。そこでは必然的に排除の論理が働き、格差と分断が生まれる。そんななかで、情緒的・感情的な「絆」や「つながり」が多義的に強調されている。しかもそれは、「上から」「下から」、そして「横から」も押し付けられている。その結果、同調圧力による管理の社会化と内面化が進み、全体主義的統制が深刻の度を増している。
〇そのような時代や社会にあっていま、地域・社会の「あるべき」変革や発展を促す新たな「福祉思想」の探究や構築が求められる。そこでは、地域・社会の共働性をいかに“創り、編みなおす”か、すなわち「創造と再生」がひとつの重要な課題となる。
〇「福祉思想」というと、ノーマライゼーションやソーシャルインクルージョンの思想を思い起す。また、ナジタがいう「協同組合的な自治」、すなわち地域・住民によるローカル・ガバナンス(共治)といった観点が想起される。加えて、本稿の叙述から、人間の「生」(存在・生きる)は「自然」を基盤にする、「自然」と一体化しているという根源的な人間観・生命観に留意したい。

つながる つなぐ

あなたとの関係(つながり)が 失われそう
あなたとの距離(あいだ)が 遠のきそう
あなたとの信頼(こころ)が 壊れていきそう
だから 希望という名の種を蒔きました

明日が 変わろうとしています
昨日の今日では ありません
今日も変わってゆく 〈いま〉なのです
でも 希望という名の芽が出てきました

いのちが おびやかされています
暮らしが 崩れそうです
仕事も なくなりました
それでも 希望という名の根を 枯らしてはなりません

あなたとつながること
あなたをつなげること
あなたがひとりぼっちにならぬよう
希望という名の蕾を 一緒に見たいのです

辛い絶望の先に見える 希望という名の花
あなたとあなた そしてあなたも
あきらめず くじけず 信じて
つながって つないで
希望という名の花を 咲かせましょう

生きたいというおもいの先にある 希望という名の花
あなたとあなた そしてあなたも 
明日がどんなに変わろうとも
つながって つないで 
希望という名の花を 咲かせましょう

必ずいつか 一人ひとりの人生(くらし)に
希望という名の花が 咲きほころぶ日がきます

〔2020年6月4日書き下ろし。5月23日「希望という名の花を咲かせましょう」のリメーク版。〈つながる・つなぐ〉をテーマに書き直したもので、初めての試み〕

現代政治ことわざ誤用集/鳥居一頼


【第1集】

〈親しき仲にも礼儀あり〉(したしきなかにもれいぎあり)
議員さんの誰とも親しくないので
このような「誤用集」を書いております

〈急がば回れ〉(いそがばまわれ)
スピード感をもってと言いながら
いつも遅きに失すること

〈二兎を追う者は一兎をも得ず〉(にとをおうものはいっとをもえず)
オリンピックと改憲
欲張ったツケは 国民が払う

〈柳の下の泥鰌〉(やなぎのしたのどじょう)
一度上手くいったからと 決めつけて
墓穴を掘った

〈猿も木から落ちる〉(さるもきからおちる)
コロナで 手痛いしっぺ返しを受けた

〈失敗は成功のもと〉(しっぱいはせいこうのもと)
失敗は 周りがみんな尻拭いした
みんなは あげた褒美(ほうび)をとても喜んだ
“失政は出世のもと”ともいう

〈好きこそ物の上手なれ〉(すきこそもののじょうずなれ)
野党をからかうのは大好き
どんどん話術も態度も上達しました

〈人の振り見て我が振り直せ〉(ひとのふりみてわがふりなおせ)
民が政治家の振り見て 考え直すこと

〈楽あれば苦あり〉
(らくあればくあり)
次の選挙は 落選の憂き目にあいます

〈出る杭は打たれる〉(でるくいはうたれる)
だから官僚は 従順に仕事をするのです

〈逃した魚は大きい〉(にがしたさかなはおおきい)
ツイッター壱千万件を無視したつけが 議員の首を絞める

〈取らぬ狸の皮算用〉(とらぬたぬきのかわざんよう)
非常事態宣言を解いて 経済回復を目論んだ途端に挫折すること

〈暖簾に腕押し〉(のれんにうでおし)
マスク配ります 支援金出しますって
頑張ったところで 大した手応えが返ってこない

〈鬼に金棒〉(おににかなぼう)
検察庁法の改正 やる気満々
後に続く者への置き土産

〈先んずれば人を制す〉(さきんずればひとをせいす)
先を越されて あわてて取り繕い
やってる感を 演出するのです

〈火の無い所に煙は立たぬ〉(ひのないところにけむりはたたぬ)
いつも消火器を用意して さっさと消し回ること
広島の河井克行・案里議員夫婦の件は
消しきれなかったことが悔やまれる

〈類は友を呼ぶ〉(るいはともをよぶ)
党という看板の下で 友だちごっこすること

〈雨降って地固まる〉(あめふってじかたまる)
コロナ禍で そう思いたいそうありたいと願う心境です

〈塵も積もれば山となる〉(ちりもつもればやまとなる)
7年もやってれば 掃除しきれない塵は出てくる
いまじゃふんぞり返った政治家が
塵どころか 生ゴミの山になっています

〈溺れる者は藁をもつかむ〉(おぼれるものはわらをもつかむ)
これから始まる党内の政権争い 大いに楽しませてほしい

〈大は小を兼ねる〉(だいはしょうをかねる)
政治家は小ばかりで大がいないから 兼ねられない
でも “山椒は小粒でもピリッと辛い”のは 大歓迎です

〈負けるが勝ち〉(まけるがかち)
と思った瞬間 その座から滑り落ちるので
決して負けを認めず
“真摯に丁寧に”を ひたすら繰り返すだけです

〈下手の考え休むに似たり〉(へたのかんがえやすむににたり)
リタイヤしてほしいと 多くの民は願いを込めています

〈喉元過ぎれば熱さを忘れる〉(のどもとすぎればあつさをわすれる)
“もりかけ”そばにして 喉越し良く飲み込もうとしても
次から次へと問題が起こって 忘れることができず嘆きが続く

〈朱に交われば赤くなる〉(しゅにまじわればあかくなる)
小泉進次郎環境相です

〈口は災いの元〉(くちはわざわいのもと)
森まさこ法相です

〈思う念力岩をも通す〉(おもうねんりきいわをもとおす)
壱千万件のツイッターの声が集まった
政治の新しい流れが生まれる可能性を信じたい

〈蒔かぬ種は生えぬ〉(まかぬたねははえぬ)
政治家のスキャンダル
蒔いたから生えてきただけのこと

〈論より証拠〉(ろんよりしょうこ)
これで7年間 逃げおおせた名言

【第2集】

〈七転び八起き〉(ななころびやおき)
権力者が 民に要求することです
起きられない人 続出しています

〈花より団子〉(はなよりだんご)
桜を見る会のこと
どんな団子が与えられたのでしょうね

〈無理が通れば道理が引っ込む〉(むりがとおればどうりがひっみむ)
国会運営の手法です
無理を通して 道理はいとも易(やさ)しく潰され消されます

〈蛙の面に水〉(かえるのつらにみず)
スピード感をもった鈍足(どんそく)
真摯に丁寧にと使う枕詞(まくらことば)
慣れると何にも感じない

〈帯に短し襷に長し〉(おびにみじかしたすきにながし)
適材適所の要職に収まる議員が ほんとにいないんです

〈転ばぬ先の杖〉(ころばぬさきのつえ)
検察庁法の改正そのもの

〈船頭多くして船山に上る〉(せんどうおおくしてふねやまにのぼる)
コロナ後のどんぐりの背比べ
誰が船頭になるのやら 自民党議員の悩み深し
取り付く船頭で 大臣の椅子が決まるからね

〈棚からぼた餅〉(たなからぼたもち)
公明党の仕掛けた 手柄の横取りみたいなものです

〈蛙の子は蛙〉(かえるのこはかえる)
だから 2世3世議員がゴロゴロ
ゲロゲロ鳴いて 金集め

〈聞くのは一時の恥 聞かぬは一生の恥〉(きくはいっときのはじ きかぬはいっしょうのはじ)
専門家の意見を聞いてと たぶらかすこと

〈頭隠して尻隠さず〉(あたまかくしてしりかくさず)
妻の監督不行き届けです
この夫婦 きっと冷えていますね

〈仏の顔も三度〉(ほとけのかおもさんど)
信仰がないから 三度くらい許されても意味はない
だから何度悪さしても 懲(こ)りないのです

〈瓢箪から駒〉(ひょうたんからこま)
マスクで人気を取りましょう
えっ、やってしまった!

〈急いでは事をし損じる〉(いそいではことをしそんじる)
緊急事態宣言を解除した“いま”だよ!

〈情けは人のためならず〉(なさけはひとのためならず)
人に情けはかけてはならない
すべては自己責任です

〈知らぬが仏〉(しらぬがほとけ)
ヤバいのに 不安をあおらぬよう
緊急事態宣言の解除をすること

〈紺屋の白袴〉(こうやのしろばかま)
議員は 先に自分の袴(はかま)を染めてます

〈芸は身を助ける〉(げいはみをたすける)
議員の多くは 太鼓持ちかな

〈可愛い子には旅をさせる〉(かわいいこにはたびをさせる)
米国留学は 箔を付けることだっけ

〈親の心子知らず 子の心親知らず〉(おやのこころこしらず このこころおやしらず)
親子のコミュニケーション不足ではなく
政権と国民との関係のこと

〈弘法も筆の誤り〉(こうぼうもふでのあやまり)
間違っても 言い訳だけがうまくなる

〈岡目八目〉(おかめはちもく)
政権に 諫言(かんげん。いさめること)をしてくれる人がいない

〈縁の下の力持ち〉(えんのしたのちからもち)
国民です

〈能ある鷹は爪を隠す〉(のうあるたかはつめをかくす)
能がない鷹は バッチを爪にしています

〈一寸の虫にも五分の魂〉(いっすんのむしにもごぶのたましい)
壱千万件のツイッターも 一寸の虫扱いにすること

〈後の祭り〉(あとのまつり)
間に合わなければ 何の役にも立たない
予想される コロナ禍後のドタバタのこと

〈言うは易し行うは難し〉(いうはやすしおこなうはかたし)
緊急事態宣言解除後の自粛生活

〈笑う門には福来たる〉(わらうかどにはふくきたる)
その日が待ち遠しい
だから 笑顔を絶やさずにいよう
えっ マスクでわからない
だから 暗い世間です

〈身から出た錆〉(みからでたさび)
ボーとしていた議員が 首を洗って待つ日を数えること

〈早起きは三文の得〉(はやおきはさんもんのとく)
夜の宴会なくなって 資金繰りが難しい早寝の議員 
三文で我慢して

【第3集】

〈医者の不養生〉(いしゃのふようじょう)
コロナ感染者に向き合うドクターと看護師たち
養生する暇なんてない激務中
本当に感謝しかありません
難しいでしょうが 健康管理をお願いします

〈エビでタイを釣る〉(えびでたいをつる)
国会議員の処世術

〈烏合の衆〉(うごうのしゅう)
いまの国会議員の有り体
このままではヤバいと 戦々恐々に陥っている
これからの成り行きが 楽しみ

〈百聞は一見にしかず〉(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
視察です
議員さんご一行のお通りだ~い
道を開けて!

〈寝る子は育つ〉(ねるこはそだつ)
国会で居眠りするか 本読むか タブレット見るか
要は暇な国会議員
寝返りも 自由にできるってうらやましい

〈憎まれっ子世にはばかる〉(にくまれっこよにはばかる)
寝返りして 野党から出た議員さん
嫌なやつほど世渡り上手に成長します

〈山高きがゆえに尊からず〉(やまたかきがゆえにたっとからず)
地位が高いばかりが 能じゃない
仕事の中身が 人の値打ちを決める
さて 議員さんのお値打ちものは なんですか?

〈三度目の正直〉(さんどめのしょうじき)
なんどやっても ダメなものはダメ
いまの与党に 嘘ごまかしのない正直な結果なんて
望みようもない

〈柔よく剛を制す〉(じゅうよくごうをせいす)
論議なく多数決で押し切ってきたから
やわらかくてしなやかなことなんて できっこない
このギスギスした人間関係を作ったのは
他でもない与党議員だ
えっ 言われるがままそうしてきただけ
はいはいロボちゃん議員の面々
軍隊もどきの統制ご立派です

〈枯れ葉も山のにぎわい〉(かれはもやまのにぎわい)
失礼!ロボちゃんじゃなくて 枯れ葉でした
もう朽(く)ちるだけです
せめて 国の肥やしになってください

〈生兵法は大怪我のもと〉(なまびょうほうはおおけがのもと)
中途半端な知見をひけらかし 危機を呼び込む
取り巻きのなかに いたんですね
それでも まだふっついたまま離れない
コロナ禍後も 危ないぞ~

〈悪事千里を走る〉(あくじせんりをはしる)
内閣の支持率30%を切る
これが証明している
えっ!
喉元過ぎれば熱さを忘れる国民だから 大丈夫!
すごい自信家です

〈前門の虎後門の狼〉(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)
前に世論が大きく動き
後ろに席取り合戦に挑む輩(やから)が控えています
ありますか 白旗は

〈馬脚をあらわす〉(ぱきゃくをあらわす)
正体は とうの昔にバレているのに
いまさら取り繕っても 意味ないじゃん
何さま俺さま安倍さま 地に落ちました

〈過ぎたるは猶及ばざるが如し〉(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
公務員法の改正と検察庁法の改正を
一緒くたにしたこと
だから 期待した公務員がバカを見た

〈贔屓の引き倒し〉(ひいきのひきたおし)
賭け麻雀 賭博罪に該当しても
黒川元検事長は かる~い訓告処分
依怙贔屓(えこひいき)の最たるもの
今度はだ~れ~にしようかな?
後任は 「テロ等準備罪」(2017年の改正組織犯罪処罰法)で
国会答弁に立った 野武士と称される林真琴氏
広島の河井克行・案里議員夫妻の事案
依怙贔屓には 目もくれず
きっちりと 検察の威信をかけて
けじめ付けてください

〈短気は損気〉(たんきはそんき)
内閣の終末期に陥った 数々の判断ミスの性格的要因

〈病は気から〉(やまいはきから)
小さいアベノマスクに 意固地症が見えています
内閣の終末期を迎え 依怙地(いこじ)症も進んでいます
お見舞い申し上げます

〈風前の灯〉(ふうぜんのともしび)
もうだれも相手にしないこと

〈犬も歩けば棒に当たる〉(いぬもあるけばぼうにあたる)
西村経済再生相が 緊急事態宣言解消後に出歩くと
自己責任だと 責任転嫁していること
でも出歩かないと 何も始まらない

〈渡りに船〉(わたりにふね)
幸運は 自分で掴(つか)む
すでに船頭を探し始めて 官僚たちは動き出す
どの船頭さんの船に乗るのか
高見の見物と洒落(しゃれ)こみましょう
花見の代わりになりそうな 政界官僚が織りなす人間模様
落ちた花びら 土に帰る無情を知るべし

〈遠くの親戚より近くの他人〉(とおくのしんせきよりちかくのたにん)
裏で石破(いしば)詣でが始まった様子
ようやく 出番も近しか

〈千里の道も一歩から〉(せんりのみちもいっぽから)
政治のスタンスは ビジョンを理解してもらい共有すること
コロナ禍後は 昨日と違う道標を付けることが急務
できるかな?
無理かも!
信頼されぬ方からの お願いコールは聞き飽きた

〈聞いて極楽見て地獄〉(きいてごくらくみてじごく)
コロナ禍後に始まる 安倍劇場
見る勇気ありますか
怖いから 劇場を封鎖して 役者は追放でいかがですか

〈おかに上がった河童〉(おかにあがったかっぱ)
早く見たい!

〈爪に火をともす〉(つめにひをともす)
庶民の その日暮らしを尻目に見て
心配のいらない議員さん
どんな暮らしっぷりなんでしょうか

〈天災は忘れた頃にやってくる〉(てんさいはわすれたころにやってくる)
これから始まる今年の天災
核の傘と鉄砲弾では 守れぬ国土防衛
大丈夫ですか?
あんたの内閣じゃ頼りにならない
不安より恐怖が先に来る

【第4集】

〈杞憂〉(きゆう。天が崩れ落ちるとひどく憂いた人がいた)
彼の人は 天の怒りに触れ 心配しきりです

〈天災は忘れた頃にやってくる〉(てんさいはわすれたころにやってくる)
梅雨です
もうそろそろ備えなくては…
また無駄な金かかるって あっそう(麻生)~

〈親バカ子バカ〉(おやばかこばか)
出来が悪くても しゃあないか
地盤(支援者の多い地域)看板(知名度)鞄(資金)継ぐのは
おまえしかいないから…議員になりました
質問? 文書にしてください
オフレコ? ダメ!
おつむの程度が すぐ分かります

〈木に縁りて魚を求む〉(きによりてうおをもとむ)
ユニークな発想も 人による
ただの変な人は 国会にゴロゴロいます

〈絵に描いた餅〉(えにかいたもち)
スローガンと 中身のない計画づくりは
コロナ禍で 底が知れた内閣府の仕事です

〈目は口ほどにものを言う〉(めはくちほどにものをいう)
最後にしてほしい記者会見
目が あっちに行ったり こっちに来たり
空前絶後の規模
世界最大の対策
だからどうしたんですか?

〈鉄は熱いうちに打て〉(てつはあついうちにうて)
鍛えようのない人ばかりです
鍛えられたくない人の集団を 与党といいます

〈大山鳴動して鼠一匹〉(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
ここが肝心
逃げ足の速い人だけに
後はネズミが尻拭(しりぬぐ)いをさせられる

〈君子危うきに近寄らず〉(くんしあやうきにちかよらず)
閉会後渡米も流れて 自宅でゆっくり妻と寛(くつろ)ぎます
どっこい 妻はマッタリできません
さっそく店を開いて 呑んでます
〈アベノツマ 危うきにすぐ近寄る〉

〈一難去ってまた一難〉(いちなんさってまたいちなん)
お疲れさま
次を避けるには お辞めになるのが一番

〈当たるも八卦当たらぬも八卦〉(あたるもはっけあたらぬもはっけ)
内閣総理大臣と 任命された大臣各位

〈目の上のこぶ〉(めのうえのこぶ)
目を離すと どこに飛んでいくのかわからない
あなたの伴侶です

〈李下に冠を正さず〉(りかにかんむりをたださず)
疑われるようなことをしでかして
いくらしてないっていっても 信じてもらえない
もりかけ そしてさくらの話
いや 歴史的緊急事態の議事録すら残さない
何をそんなに隠しておきたいのでしょう
後ろめたい人たちです

〈焼け石に水〉(やけいしにみず)
アベノマスクのようにならぬよう
倒産!
一家離散になる前に 支援せよ!

〈噂をすれば影がさす〉(うわさをすればかげがさす)
もう噂(うわさ)どころでなくなった
責任は誰にあるのか はっきりさせましょう

〈三人寄れば文殊の知恵〉(さんにんよればもんじゅのちえ)
内輪の三人だけで決めるから
コロナ禍失態・失政継続中
文殊さまも呆れておられる

〈自画自賛〉(じがじさん)
自分では気づかぬ 意固地なナルシスト
このタイプ 議員の特性かも

【第5集】

〈備えあれば憂いなし〉(そなえあればうれいなし)
次の選挙 1億5千万円は誰の手に?
もうもらって ばらまいているって!

〈後悔先に立たず〉(こうかいさきにたたず)
総理は1回でやめときゃよかった

〈火に油を注ぐ〉(ひにあぶらをそそぐ)
「略奪が始まれば銃撃も始まる」
米国は大統領からして怖い国だ
中国習近平も香港国家安全法を制定した
「分裂勢力や干渉勢力を震え上がさせる」と
中国軍香港駐留部隊の司令官は豪語する
ビッシとおかしいと言えないのは 臆病者か それとも同類か
大国の指導者と民を注視しよう

〈宝の持ち腐れ〉(たからのもちぐされ)
もう腐って使用不可です
なにがって?
議員になった 初心です

〈乗りかかった船〉(のりかかったふね)
このままいってまえでは 困ります
いつでも 止めてください
依怙地さが 国を迷走させるのです

〈親孝行したいときに親はなし〉(おやこうこうしたいときにおやはなし)
昔は50代、60代でなくなりましたが
長寿社会のいま
親孝行したくもないのに親がいる
嘆かわしい時代にしたのは誰かな?
薄っぺらな道徳教育に期待するって 本心ですか?
議員さん 福祉も教育も滞(とどこお)っているんですよ

〈笛吹けども踊らず〉(ふえふけどもおどらず)
踊り飽きました
いや自粛生活の反動ですかね
次は難しいですよ
10兆円の見せ金 使うことになるでしょう

〈隔靴掻痒〉(かっかそうよう)
靴の上から足のかゆいところをかくなんて できっこない
そのくらいもどかしい
いまの内閣のことです

〈看板に偽りなし〉(かんばんにいつわりなし)
政党の看板 見直してみて
ただのお飾りになってない

〈好事魔多し〉(こうじまおおし)
オリンピックも流れそう
改憲も潰(つぶ)れそう
折角の花道 コロナで台無し

〈火中の栗を拾う〉(かちゅうのくりをひろう)
いまの議員にはない気骨です
ドイツのメルケル首相は違います
政治家のモデルは 彼女です

〈地震 雷 火事 親父〉(じしん かみなり かじ おやじ)
怖いのは それだけですか?
暴風雪 堤防決壊 地滑り 洪水
新型コロナの罹患と病者への人権侵害 医療崩壊の危機
交通事故  殺人 虐待 自死
経済格差 教育格差 福祉格差
ジェンダー ネット上の中傷
賭博とご意見番(検察)
内閣支持率崩落
一番恐れるのは 戦争ではなく
議員バッチを 外すことかな

〈渡る世間に鬼は無し〉(わたるせけんにおにはなし)
だって鬼はそちらでしょ

〈亀の甲より年の功〉(かめのこうよりとしのこう)
政権のリーダーたちには 老害を感じています

〈三つ子の魂百まで〉(みつごのたましんひゃくまで)
小さいうちの親のしつけが
ボンボン議員には 見事に開花しています
人を見くびりおちょくる性格は 直しようがありません

〈月夜に提灯〉(つきよにちょうちん)
首相にアベノマスク

〈羮に懲りて膾を吹く〉(あつものにこりてなますをふく)
マスクやら10万円の支給やら
失策に懲りて 今度は慎重を期して
鈍足丁寧 いまだ行き渡らず

〈同病相憐れむ〉(どうびょうあいあわれむ)
トランプさんとは そうならないように
とても恥ずかしくて 自慢できません

〈転んでもただでは起きない〉(ころんでもただではおきない)
それが議員の真骨頂

〈袖振り合うも多生の縁〉(そでふりあうもたしょうのえん)
コロナ禍のソーシャルディスタンスでは無理
ましてやお偉い議員さんとは 縁など結ぶ縁もない

〈光陰矢の如し〉(こういんやのごとし)
政権の座

〈寝耳に水〉(ねみみにみず)
政権交代の速報 待ってます!

〈ぬかに釘〉(ぬかにくぎ)
この「誤用集」 議員さんには無駄なことと
笑われておしまいですかね
そこだけ 度量がある議員の不思議さ
要は 面の皮が厚いというだけのことです

〈衣食足りて礼節を知る〉(いしょくたりてれいせつをしる)
欲がないので 足りています
礼節を尽くすに値する 政治家がいません
でも一旦「誤用集」の筆納めをいたします
世相が動けば すぐに復活します
なにせ礼節をわきまえないので ご容赦ください