夏の終わりに

はじめに 八月二十八日 北九州を襲った豪雨と人災によって 
被災された方々へ 心よりお見舞い申し上げます

お盆の頃に 突然発症した腰痛が 日常を狂わせた
やり残した 仕事の原稿書き
予定した期日まで 間に合わなかった
だから そっと思考停止しておこう
一昨日 古傷の椎間板ヘルニアだと 診断された 
快復までの闘いは これからも続く
避けられぬ 身体機能の疾患に 
備え耐えるための体験学習だと ふと気づいた

「鳥居一頼研究室」の 開設と投稿
七月から始まった 求められていない 一方的なメッセージ
阪野ファシリテーターの その気にさせる誘発力に脱帽 そして感謝 
眠っていたおもいが 刺激され 
思い浮かんだことばを ただただ書き続けた
文字が 愉快に踊り出し 毎日こころ遊ばせる
権力におもねる 無恥なる者たちへの 小さな憤怒(ふんど)
二学期の始まりに 心悩ます子らへの 親や教師への 心もとないお願い
それらが 腰痛に立ち向かう ペンの勢いだった
ただし 二人で交わすメールは シークレット

まだまだ 成長中のゴーヤー
今年も収穫は 十月か
トマトは 毎朝一個もいで 食べた
一坪農民の ささやかな歓びの ひととき

これくらいかな
誰にへつらうこともなく 
これくらいしか してこなかった 
非力だけど 欲をかかず 身の丈にあった
いまの暮らし方が ちょうどいい

〔2019年8月31日。夏の1ヶ月半をふりかえり、関わった方々への感謝を込めて〕