阪野 貢 のすべての投稿

茫然自失

466億円?!
ここまでするか!
コロナ禍で 日本列島は危機的状況
緊急事態宣言したばかりで 飛び込んできた
雇用を守るといいながら 損失補償もないままに
マスク配布に 大枚な血税投入
何という失態 愚劣極まる失政 

あんね
手元にマスクがなければ いろいろと工夫をするのが民の才覚
1世帯マスク二枚もらっても ありがたいとはこれぽっちも思わない
マスクをさせて 非難の飛沫を防止する作戦かい
配布の準備している間に 頑張って生産している国内マスクが市場に出回る
そこまでの辛抱でしかない一時しのぎに 466億円は全く捨て金 
「過(あやま)てば則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ」
松陰先生の教えも あったもんじゃない
「至誠」は ただの見栄張るお題目か

あんね
世間との生活感覚のズレは 修正不能ってわかってるけど
老害進むジミントウ 80代に牛耳られてるジミントウ
経産省が陰で操る官邸政治に 物言えぬ小物の寄せ集めのジミントウ
大義なく劣化していくギインの資質 
もう終わってるね
こんな政策通して 地元にかえって罵声(ばせい)を浴びなよ
マスクの代わりに 日本手ぬぐいでほっかぶりかな
ギインの条件は厚顔無恥 そんな心配ご無用か

あんね
緊急経済対策で 6兆円の給付金を盛り込んだ
してやったりと 記者会見で得意げな顔してたけど
いまはどんな我慢が必要か 民はみんなわかってる
こんなときだからこそ 
助け合いや分かち合いの「きずな」が育っていくんだよ
マスク二枚でおべんちゃかまして いらぬ恩を売る 
テレビ放映 右左に顔をふりふり 官僚書いた原稿読むだけのこと
カメラの先の 民へ向かって話をするのが 筋だろう
民を見くびる語りの軽さ 自画自賛は許すまじ 

あんね
466億円プラスしたら もっと大事なことに使えない? 
いま社会のインフラや 食料生産販売・医療・保健・介護・物流などなど
感染のリスクを抱えながらも 懸命に働いているその人たちに 
危険手当や割り増し手当を 支給すべきでないのかい 
あんたらは 安全地帯で要請ばかりするけれど
現場で働く人たちを 共に支えて始めて この難局は乗り越えられる
そこに財政投入することに だれが反対しますかって
それこそ一丸となって 頑張る力になることぐらい 想像できないのか
揃いも揃って ぼんくら内閣 ジミントウ
せめて支援の制度設計する者たちは 想像力を発揮して
至誠を尽くし 体を張ってほしいと ひたすら願う

それにしても
この国難を乗り切る知力と体力は ほんとにあるのだろうか
稚拙なリーダーに盲従する ギインと霞ヶ関のイエスマン 
民の焦心 マスクと心浅し言葉でかわして 
さもわかったふりして 踊らせる
ヤトウも何をしてるんだか 
吠えるだけなら誰でもできる 
この国難に ギインはみな頼りなしと 明かされた

血税は 血の出るおもいで納めた過酷な税
血税で 己の権力を誇示することは見苦しい!
血税を いい加減な思いつきで浪費をするのはやめてくれ!
 
〔2020年4月9日書き下ろし。別のテーマで書いていたときに、このニュースが飛び込んできた。茫然自失〕

付記
「布マスク配布の経費に466億円 政府が全世帯、大きさにどよめき」
 政府が新型コロナウイルス対策として全世帯に布マスク2枚を配る経費について、466億円と見積もっていることが9日、分かった。立憲民主党などの野党会派の会合で政府側が明らかにした。野党側は政府の緊急経済対策が不十分だとして「そんなことをやっている場合か」と反発した。
 出席議員によると466億円の財源は、公表済みの2020年度補正予算案に計上した233億円に加え、20年度当初予算の予備費からも233億円を支出する。会合では、財政負担の大きさにどよめきが起こった。
 布マスク配布は「アベノマスク」とやゆする声と、国民の不安解消につながるとの賛成意見が交錯している。(共同通信社 2020年4月9日)

中庸 第23章

其次致曲 曲能有誠 誠則形 形則著 
著則明 明則動 動則變 變則化
唯天下至誠為能化

小事を軽んじず 至誠を尽くせ  
小事に至誠を尽くせば 誠となる
誠あるものは にじみ出る 
にじみ出れば 表れる
表れれば いよいよ著しく 
著しければ 感動を呼ぶ
感動は 変化を起こす 
変化は 万物を生育する
天下において 至誠を尽くす者のみが
己と世を 変えることが出来る
(韓国映画『王の涙~イ・サンの決断』から引用:訳者不明)

小事を軽んじ 嘘で固めて
不誠を体現せし者
そこに滲み出る 不遜な言動
隠しきれずに 表れし
著しければ 不信が強まる
不信は 世に変化を促す
変化は 不誠な者を拒み退ける
民に 至誠を尽くさぬ者は
己を偽り 世に能(あた)わぬ者となる

同郷の吉田松陰に傾倒し者よ
座右の銘は「至誠」と聞き及ぶ
松陰の教えの深さと重さを 
いまのあなたは 耐えられるのか 

「子曰 過而不改 是謂過矣」
(子曰わく 過ちて改めざる 是れを過ちと謂う)

※『中庸』(ちゅうよう):儒教の四書五経の四書の一つ。君子が国家や政治に対する志を述べる大説。四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」。五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」。

〔2020年4月8日書き下ろし。感動のなき世はつまらない。感動は変化であり成長となる。なお私は漢文の素養は皆無であり、無知を承知で無恥を晒す)

辞められない

欲をかいたばっかりに 引くに引けないとこにいた
欲を出した東京オリンピック開催で 優雅な退場を夢見てた
欲をかかねば いまごろは 事の成り行き見ていたものを
欲のお陰で 事の判断すぐできず 損な役回りと相成った 

あのとき辞めときゃよかったと いつもタイミングを逃してしまう
日米安保条約堅持と憲法改正 公約だと吹聴したがために
憲政に大きな汚点をつけたのが 事の始まり傲慢だった
森友事件で妻の名が出てきたときには 事の始末に冷や汗かいた
飛んでる妻をかばう お友だち内閣・官僚絶好調 
一人自死しようが その結束は揺るぎない
嘘を嘘で塗り固め 知らぬ存ぜぬと白を切る
火の粉をかぶった身代わりは 栄転させて恩返し
いつも持論を押し通し 身の潔白を主張する 

付けが回ってきた
いよいよどん詰まりのコロナ禍対策
予想だにしない感染拡大 慌てふためき判断遅滞の体たらく
国難生じて 小心者の打つ手は小出し
ウイルス相手に騙しはきかず その収束にあたるしかないと腹くくる
お友だち内閣は無能な集団と化し 役に立たずとようやく得心いった
少しましな取り巻き連中の言葉を真に受け 勝手に決めて号令一下
強いリーダー気取っても 家紋の知れたボンボン育ち
世間との暮らしのズレは 妻と同様致命的な修正不能
言うこと成すこと 顰蹙(ひんしゅく)を買うお粗末さ
自ら一度緩めた規制から 2週間後には都市部に広がる感染者

危機回避の手腕が問われるこの事態
このタイミングに颯爽(さっそう)と 政治手腕の秀でた都知事がカムバック
見事にお株を奪われて イニシアチブを持って行かれた
苛立ち焦りながら仕立てた 準備不足の緊急事態宣言
諮問委員会の委員長を同席させた さもさもらしい記者会見
それも 先の一斉休校の独断専行の批判を回避しただけのこと
もっと深刻極まる発言
もしものことがあったなら 代理執行者は麻生太郎と名指しした
国難ではなく 亡国となる 

自己責任を回避する方法探って 判断保留
周りが催促する環境をつくり ズルズル延ばして時間を稼ぐ
都知事を牽制せんがためのタイムリミット
ようやく出した緊急事態宣言
それも名古屋を外し 8つの自治体に丸投げしたも同然で
1ヶ月後にどんな成果が出るのかは 皆目わからない
ピークは まだまだこれからだろう

ただただ驚く執念は
昨日の衆議院運営委員会で飛び出した 
コロナ危機に乗じた 改憲による緊急事態条項創設への前向き発言
改憲にすり替えようとする輩に乗じて 本音を吐露する
終息後の改憲論に弾みをつけたと 改憲論者は意気上げる
目の前の国難に立ち向かうこのときに 改憲論は論外なり
日本の国難は コロナ禍以上にこの程度の〈ひと〉にあり

あのとき辞めときゃよかったと
途中で放り出せば 
後の世に無能な政治家だったと罵倒され
長期政権の傲(おご)った成れの果ての不始末と 歴史の評価が下される

あのとき辞めときゃよかったと
欲さえ欠かずにいたならば 
こんな心労味わう羽目にはならなかった
そのタイミングはすでにない
緊急事態宣言も アベノミクス頓挫して 経済回復望めぬいまは仕方ない
その先のV字回復ありえない

もしもコロナ禍対策失敗したら
やっぱりそんなもんだったと 
恨み辛みを一身に受け かばう者はなし
そう見たことかと 蜘蛛の子を散らすように離散する 
それが 政治家の政治家たる非情そのもの

もしもコロナ禍対策成功しても
経済復興無理ならば やっぱり恨み辛みを買うしかない
国を導くリーダーは 結局ただの人である
失政を見て見ぬふりなど もうできぬ
民の堪忍袋の緒が切れる前に 潔い退陣しか道はない

国難を乗り切るための方法は
まず自分が感染者かもしれないと 行動自粛をすること
密閉空間・密集場所・密接場面を 避けること
ともに痛みを分かち合い信じ合う 人としての寛容力もいま試される
そして 社会や人のために リスクを負いながらも
一生懸命働く人たちへのおもいに応えて
深い感謝の心と言葉を添えて 
いのちと暮らしが支えられていることを 伝え広げていくこと
社会を強くしていくのは 政治の力ではない
いつの世も 苦難に生きようとする生命力と生活力に溢れた
「民の力」を結集すること

一人ひとりの覚悟をもって
「民の力」を いまこそ子どもや若者らに伝えていかなければならない

〔2020年4月8日書き下ろし。いつも中途半端で懲りない政権。緊急事態宣言後の社会環境や感染予防対策の条件整備が気にかかる。北海道で海外からの帰国者の発症散見で第2波の恐れありといま報道される〕   

ちびるな

大胆には 見せ金を出してひけらかす修飾語
丁寧な説明は してはならない反意語
責任取りますは バカを突き放す離別語
弁解は 口から出任せ常套語
辞任するは 本音を吐けぬ禁止語
新型コロナの対策は 時間をかけ過ぎた陳腐語
いつもの後出しジャンケンは 自己防衛の権威語 
緊急事態宣言は 風見鶏らしくタイミングを計った適時語

東京が危うくなった
軽度の罹患者を隔離するホテルを確保したという
だれがケアをするのやら
緊急事態宣言で 施設の強制使用が可能になっても
だれがケアをするのやら
物流を止めることなく流すには
だれが配達するのやら
食料品医療品 行き渡らせるには
だれが生産・販売するのやら
病院も福祉施設も365日休むことなくケアする
だれにもサポート頼めない
だれが懸命に働いているのか わかるかい
みんな生身の人があってこその 緊急事態対策
ここに国税投入して 彼らを護ってこそ 
新型コロナ戦争に 打ち勝つ

多くの人が命を落としていく最中(さなか)
暮らしに必要な人の手当を 手厚くできない限り
からっぽやみ(役立たず)の空言内閣と 後世に名を残す
緊急事態宣言も 見切り発車は混乱招くと覚悟せよ
ここで自然災害起ころうものなら ダブルパンチでノックアウト
機能不全でパニック起こり拡散し 日本沈没は空言とは笑えない
そこまで想定した対策を なさねばならぬ未曾有の国難 
想定外ですと決して言えない 弁解無用の非常事態

都民は 非常事態宣言の出る前に スーパーに一目散に突っ走る
金持ちは すでに都会を離れ別荘で 嵐の治まるのを優雅に待つ
田舎に里のある者は 荷物をバッグに詰めて旅支度を始めだす
貧しき者たちは 支援金はいま必要なのに 日用品も食料もストックできず
病を抱える者たちは 罹患を恐れ通院できず
都会の片隅で息をひそめて 厳しく耐え続けるしかない
要請を受けて働く者たちは 感染を恐れながらも暮らしといのちを守る架け橋となる

最悪のシナリオが起こらぬように 万全を尽くさねば
世論の反応見ながら チビチビ支援金を出してちびた事しかできない
国民をなめた政策しかとれぬ者たちに しっぺ返しは必ず起こる
途中で放り出さぬよう まずは緊急性の優先順位をしっかり見定めて
乾いた口先ではなく 可視化できる人間味ある方策をしっかり示してもらいたい
まず国は正しい情報の提供と人の手当を 民は冷静沈着な行動を
無理を承知でもの申す

お疲れ様ですは 心から声をかけてもらいたい癒やし語だけど
お疲れ様ですは お役御免の時がきて 忖度仲間が言い放す絶縁語
その言葉 来年のオリンピックまでは 待てない予感がよぎる 

〔2020年4月5日書き下ろし。支援策をしっかり政策として練り上げることなく、いつものように反応を見ながら小出しに金を出すちびた者たちが、世界的な難局を乗り越えられるのか。緊急事態宣言がなされ、いよいよ不安が恐怖に変わりつつある〕

子どもたちが戻って来た

高層マンションの立ち並ぶ一角に 
小さなグランドがあった
学校が休校中は 外に出ることさえためらわれ
友だちと遊ぶことすら出来なかった
新型コロナ感染の恐れは 警戒の域を脱してはいない
それでも新学期の風が吹く4月
待ちに待った少年野球が始まった

家で磨いていたグローブを ようやく使う日がやってきた
心がワクワクして 落ち着かない
起きてすぐユニフォームに着替えて 朝食をとる
早々にバットケースを肩に背負い 自転車で家を出る
グランドに続く道には 前を歩くチームメート
はやる気持ちを抑えられず 一番乗りを目指して走る
グランドには すでに数人の子らが 集まっていた

練習が始まる
付き添ってきたお母さんも練習を見ながら 話に花が咲く
おしゃべりできなかったストレスを ここぞとばかり発散する
子どもたちは 嬉々として動き回る
子どもらの元気な声とコーチの明るい声が グランドいっぱいに広がる
いつもの春の風景だった

練習が終わる
三々五々家路に向かう
子どもらは友だちと 楽しそうにおしゃべりしながら自転車を押す
親たちも 春の陽光を受けて 気晴らしの一時を楽しんで歩く

札幌にも ようやく子どもの日常が戻って来た
こんな日が長く続いてほしいと祈るばかりだ
東京では 百人を超える感染者が出ている
おさまりつつある北海道に 避難してくる人もいるだろう
仕事や観光で 北海道にやってくる人もいるだろう
これからが 北海道も正念場を迎えることになる
拡散させないための 来道者の自覚と行動を信じたい
決して「自分だけは大丈夫」とは ゆめゆめ思うことなかれ
子どもたちの屈託のない笑顔と躍動感こそ
私たちの希望なのだから

〔2020年4月4日書き下ろし。今日土曜日の午前中、団地のグランドで少年野球チームの練習に出会った。こんな当たり前の風景が心から嬉しかった〕

付記
「道内学校再開へ 警戒も備えも緩みなく」
道教育委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため一斉休校していた小中高校などを、今週から予定通り再開する。道内の感染状況は、ある程度落ち着いていると判断した。混み合う公共交通機関で通う札幌圏の高校生などは時差通学も検討する。
知事の休校要請で、学期半ばで学校生活を断たれた子どもは、再開を心待ちにしたことだろう。ただ、道外では急激な感染拡大で休校を継続する地域があり、道内も少ないながら新規感染者が続くなど、予断を許さない状況だ。学校再開が「安全宣言」ではないことを肝に銘じ、学校も家庭も緊張感を保って、子どもの学校生活を軌道に乗せていきたい。
道教委の再開方針は、政府の専門家会議の分類で、道内は新規感染者や感染経路不明な感染者の増加が一定幅に収まった「感染確認地域」に当たるとみたためだ。感染確認地域について、専門家会議は、「密閉・密集・密着」を徹底的に避けた上で、感染拡大リスクの低い活動を容認している。当初、子どもは重症化する可能性がごく低いとされたが、最近になって重症化事例が出るなど、状況は変化している。毎朝の検温や体調の確認、マスクの着用、教室の換気などの対策が、子ども自身のために重要だ。家庭でも十分な目配りをしたい。
問題は再開後に児童生徒や教職員が感染した場合の対応である。
文部科学省は、接触者数や地域の感染状況、感染経路の確認の可否などを踏まえ、自治体が出席停止や休校を判断するよう求めた。気になるのはその基準だ。感染例の半数弱が集中する札幌市は、学校再開ガイドラインで、児童生徒や教職員の感染があった学校は14日間休校するとした。また、本人が感染したり、濃厚接触者とされるなどした場合の出席停止期間を定める一方、保護者が濃厚接触者でも本人に症状がなければ出席停止にしないとした。
検査が思うに任せない中、さまざまな事情で登校に慎重になる家庭もあろう。そうした不安を切り捨てず、出欠取り扱いや自宅学習の支援に配慮を求めたい。
忘れてならないのは、長期戦への備えだ。授業の遅れを取り戻すのも大事だが、次の臨時休校や分散登校で混乱を繰り返さないよう、態勢を整える必要がある。遠隔授業の仕組みづくり、学童保育所との連携、休校時の昼食対策など課題は多い。道教委には具体策の取りまとめを期待したい。(道新社説2020年4月5日付)

冤罪(えんざい)

罪なき者が 牢獄につながれていた

警察は自白を強要し それを証拠にでっち上げる
検察はその証拠を元に 殺人罪で起訴し求刑する
裁判官は 無罪の弁護を取り上げず 懲役刑を申し渡す
被害者家族は 殺人で公に断罪されたことに区切りをつける
被告は なぜそういうことになったのか理解できなかった
十二年間 自由を奪われ服役した
家族は 身を縮め息をひそめて世間に生きた

弁護団は 粘り強く再審を要求し続ける
無罪への信念とその闘いに 感服する
やり直し裁判で 警察が隠蔽してきた無罪の証拠が出てきた
裁判長は無罪を言い渡した
問われるべきは 捜査のあり方
思い込みによる自白の強要と 間違えても正さない不誠実と不正義
問われるべきは 裁判のあり方
検察の出した証拠を採用 有罪の判決後の再審請求への不作為
問われるべきは 世の中
警察も検察も そして裁判所も 法の下で正義を正していると信じ込み
刑事司法の冤罪(えんざい)は 万に一つもあり得ぬと暗示をかける

人間の成すことだからこそ 間違えることもありうると
これを許容することは 刑事司法では決して許されない
国家が権力を持って断罪することだからこそ 間違ってはならぬと
法の番人が自白の信憑性を検証せずして 有罪にすることは断じて許されない 
世間は冤罪が真実だからこそ 間違えを正さねばならぬと 
口汚く罵(ののし)ったことへの卑劣さは 自ら許してはならない  

冤罪を晴らした彼女はこう語る
「すごくうれしいです。すぐに控訴断念をしなかったのは検察の悪あがきで、
そういうことはしないでほしかった」
親は「普通の生活に戻してあげたい」と小さな思いを語る  
無関心であったことをお詫びしながら これからの人生に幸あれと祈りたい

決して謝ることのない メンツで生きる警察・検察関係者 
刑事事件は 勝敗を決めるレースではない
人間が人間を裁くことの 神聖な審判の場である
証拠に 一点の曇りもあってはならない
それを汚した者たちにより 
社会正義と検察への信頼が 大きく揺らぎ損なわれた
正義を求めてやまない検察官の心は 無残に折られていく
ただ 回復への道筋に 権力者が法を変え検察人事に干渉する
権力と私欲にまみれた者たちが 裁かれることなく
次の犠牲者を 冤罪の罠にかけ 嘲笑う声がする

この悪しき闇のサイクルを 一体誰が断絶するのか
立ち上がれ 法の正義の実現に生きる 真なる支え人よ

〔2020年4月4日書き下ろし。新型コロナ感染問題の渦中に冤罪が明らかにされた。見過ごされない裁判。心にとめながら、徹底した検証と結果の公開を願う〕

付記
「滋賀再審無罪 司法の改革につなげよ」
自白は違法な取り調べによって得られたもので、信用できない。そもそも病死の可能性があり、殺害行為があったということすら証明されていない――。
03年に滋賀県の病院で患者の人工呼吸器の管を故意に外したとして殺人の罪に問われ、懲役12年の判決を受け服役した元看護助手の西山美香さんのやり直し裁判で、大津地裁はそう指摘して無罪を言い渡した。
事件はまさに砂上の楼閣だったことになる。刑事司法に関わるすべての人が、一連の経緯から教訓をくみ取り、過ちを繰り返さないための対策を講じていかなければならない。
裁判では、まず患者の死因が争点になった。判決は、有罪の根拠とされた「管が外れたことによる酸素欠乏」との鑑定結果は、解剖所見や診療の経過、他の看護師の供述などに照らして疑問があると指摘。「管を外した」という西山さんの自白についても、内容がめまぐるしく変わっていて、警察官による誘導があったと結論づけた。
判決によれば、西山さんには軽度の知的障害と発達障害があり、話す相手に迎合する傾向があった。取り調べた警察官に恋愛感情を抱き、優しい言葉をかけられるなどするなかで、捜査当局が描くストーリーに沿う供述調書を何通も作成された。04年の逮捕から無罪までの年月を考えると、自白に頼る捜査の危うさと罪深さを痛感する。
しかし警察・検察はいまだに謝罪せず、再審公判でも自ら無罪を求めることはしなかった。捜査を断罪する判決が確定したいま、なぜこれほど長きにわたって西山さんを苦しめてしまったのか。徹底的に検証して、結果を公表すべきだ。
過去の冤罪(えんざい)と同じ問題が、この事件でも浮かびあがった。
一つは証拠隠しだ。警察は西山さんを逮捕する前に、「たんを詰まらせた自然死の可能性がある」旨を鑑定医が述べたという捜査報告書も作っていた。だがそれが検察に送られたのは、裁判のやり直しが決まった後の昨夏だった。再審でも争う構えだった検察は、急きょ新たな立証をしない方針に転じた。起訴の前、当初の裁判中、そして再審請求があった後……。もっと早い時点で開示されていれば、事態は違った展開を見せたのではないか。証拠の取り扱いや審理の進め方について明確な規定がない再審手続きの不備も、改めてあらわになった。
無罪を言い渡した後、裁判長は「問われるべきは捜査のあり方、裁判のあり方、刑事司法のあり方。関係者が自分のこととして考え、改善に結びつけていかねば」と述べた。これを言葉だけに終わらせてはならない。(朝日社説2020年4月4日)

現金支給

アベノマスクに 世界からの失笑止まらず
失態をチャラにするには
恥ずかしさをひた隠し 現金支給に突っ走る
それしか道は すでにない
ここでも狡(こす)くチャラい値切りをして 
大胆なと 思わせぶりをかまし続ける

算数のお勉強の時間です
大きな数は 小学4年で習うんだったかな?
第一問 準備はいいですか?
53000000×100000=5300000000000
ゼロばかり並んで読みにくいから、漢字表記にしましょう
5兆3千億になります
日本の世帯数約5300万世帯、当初1世帯当たり10万円の支給案が頓挫
そのときの現金支給予算が5兆3千億円というわけです

第二問
1000万世帯×30万円=3兆円
狡(こす)いの わかった?
当初は 全世帯に均等にと言いながら 5兆円の腹づもりをしていた
でも 支給対象を「一定の水準まで所得が減少した世帯」と条件つけて
約一千万世帯が対象になると想定した現金給付予算 総額3兆円なり 
差額2兆3千億円を 見事に値切り恩を売る
マスクの200億円の無駄金も こうしてチャラにするのが政治のやりくち
努々(ゆめゆめ)こんなトリックに騙されていては オレオレ詐欺は防げない

問題は いつもらえるのか?
7日に閣議決定後 いろいろ手続きいたしますといいながら
各省庁もコロナの影響もろに受け 手薄の関係部署はきっとない
突貫工事の制度設計は 上級公務員の腕の見せ所
それでも「一定の水準」とは どこにどう置くのか
年1千万円の所得があったものが 300万円になったので…
それだけもらっていて 預貯金がないとは考えられない
母子家庭で年収200万円でギリギリの生活でも生活保護は受けない母親…
それはもらえるの? もらえないの?
「一定の水準」というのは何なのか?
さじ加減一つで 生まれる不公平感は排除できない
基本月給五十万円が二十五万円の大幅減になり その証明書があればもらえるの?
月額二十万円もらっていた人が 十七万円になりました
たった三万円減っただけでも もらえるの?
給料明細もらえぬ人は 当たりません
だからって 風俗業は支援対象者外になるのか 納税者だよ!
納得できない線引きして より厳しい人たちを平気で捨てていくのです
ぐだぐだの不透明な支援策が 見切り発車でいま世に出ていく 

自治体の窓口の判断の違いで 支給の可否の違いがきっと出てくる
だから 不安や不満を訴える窓口も必要となる
自分の金でもないものを くれてやるという高飛車な態度で応じる輩もいる
そこに 従来のお役所仕事と役人の傲慢さが見え隠れすることは否めない

恥ずかしさを忍んで 相談に行く者たちの心に添う対応であってほしい
それでなくても 役所の敷居は高くて おいそれとは行けない場所
そこにお金をもらいに行くという 負い目と心苦しさを感じることのないよう
その身に添った対応を くれぐれも願いたい

自治体には この事務仕事 業務追加で人件費が補填され
そこではじめて 公務員は仕事する
自治体に1兆円のばら撒きも 人件費に喰われるのが落ちかもしれない 
地域の経済振興費は 雀の涙に変わることも否定できない

政府よ 余計なことは即断しても
肝心要の事には ずいぶんと無駄な時間をかけてきた
これからは 物流・販売と食料の生産や補給の課題も当然出てくる
その対策は マスク配布以上の緊急性をもって ことに当たってもらおう
その上で 正しい情報を伝えることが 重要な罹患防止対策ではないのか
社会不安で 銃の販売がアップしている米国との違いを明らかに示そう

今日も新たな感染者数が 1日最高の記録を更新中
政府よ 迅速に動け!
威勢のいいスローガンを叫んだ空言内閣に ようやく端緒が開けた
当初の予算を考えれば ケチらずにいまは惜しまず出すがよい
世帯構成によって 子どもの養育費支援は当然加算せよ! 
さらに 医療崩壊は 国家の重大危機であり
医療機関へは手厚い手立てを施し 絶対避けなければならない
国民のいのちと暮らしを護れぬような 大胆な方策なくば 
政府も政治家も その存在価値は無に等しい

〔2020年4月3日書き下ろし。子どもでもできる四則演算(加減乗除)で為政者の腹のづもりが見えてくる。やることすべてに狡猾さが鼻につく。もっと頭のいい人知恵貸してあげてよ。いまの官僚じゃ望み薄いか…〕

お恵みのマスク

為政者は 民の痛みへの最大の想像力を発揮した
為政者は いまそうすることが最善だと判断した
為政者は とても心優しい人間だった

五千万世帯に 2枚の洗える布マスクが恵まれる
1枚二百円 官房長官は記者会見で強調する
大判振る舞い 太っ腹の200億円 
コストはさらに増えてゆく
手間と時間と人件費 
1億枚のマスクが 五千万世帯に 配達される
梱包されて 住所が印字され 配達される
ただホームレスには あたらない 
日本の民ではないと 一線画す
為政者の思いつきの発想に いつも取り残される人がいる

為政者は 勘違いが売りの人間だった
為政者は 詭弁を弄することは 得意だった
為政者は なぜ笑われるのかは 全く理解できなかった

新型コロナウイルスによる 都市感染の緊急事態の最中に
それをおかしいと 声をあげてなだめすかす者すらいなかった
為政者もその取り巻きも 支配欲に冒されて すでに生活感覚はズレていた
彼らに 国の命運と民のいのちを委ねることは 危険極まりなかった
為政者は 独善者であり マスクこそ施しの証だった
民は 感謝して押し頂き傅(かしず)くよう求められたが
民はみな ひっくり返った
こんなピエロに 国を委ねたことを 笑わずにはいられなかった
国会議事堂は 綱渡りの合間にピエロの余興を楽しむサーカスとなっていた

計画性が欠如した無為無策を 唐突に押しつけられてはかなわない
二百億円以上の税金を 無駄にしないためには
地域の福祉施設に 病院に みんなで寄贈しませんか 
いのちを護る最前線で闘う人に思いを馳(は)せる 
共生共存のシンボル・マスクに変えてみませんか

今日の乾いた笑いが 明日の悲劇を生む前兆とならぬよう
為政者たちの審判のその日まで その言動に厳しい耳目を注ぎ続けたい 

〔2020年4月2日書き下ろし。無能な為政者がさもさもらしく良いことしてると強調する。国会議員よ、恥を知るべし〕

無情な数字

数字は語る
新コロナ感染者が 全国に拡散し
収束の見通しのつかぬまま その数だけが増え続ける

数字が踊る
世界の感染者数は 82万人突破
死亡者は4万人超
ネットを検索するたびに 数字が飛び込む

数字で煽る
米ホワイトハウスは 24万人が死亡する恐れがあると 警鐘を鳴らす
政治に疎く実業家あがりの 自己愛強いリーダーは
あたふたしながら 戦争だと騒ぎ立て
国民の不安を煽り あちこちで言葉の戦争おっぱじめる
東京も ここ1週間で事態は急激に悪化
いままで 死んだふりしていた知事さんも
オリンピック延期が決まった途端に
頻繁にメディアに露出しては 都市封鎖と煽り立て
感染地域を示すことなく 都民は強く不安を募らせる
夏の知事選意識した 強気のリーダーシップを演出する
その姿 パフォーマンスと非難されるも
海千山千の政治家の したたかさを知るだけに
言葉に説得力は すでに乏しい
知事選の対抗候補の擁立阻む
政治の駆け引きだけは お上手ですと言っておこう

数字を読む
この事態 ああだこうだとメディアは毎日垂れ流す
政府も 専門家会議を開いて意見を聴くと 神妙な姿勢見せつつも
誰がどんな専門家で どんな見識をもって語るのか
なにせこの事態 だれも体験したことのない未知なる世界
友だちごっこの安倍政権では 心許(こころもと)ない 
保健問題と経済(株価・雇用・消費)対策 そして教育問題
これを読み解き導くことが どんな専門家会議に委ねられるのか
いままでは 官僚の原稿をカタチばかりの協議で済ました 審議会や各種委員会
いつも集積されたデータは 政権に都合良く解釈されてきたことも心しておこう
いまは アベノミクスの成功など 誰も鵜呑みにして信じる者はいないだろう
きょうも巷では 専門家然とした人たちが 賑々しく論を垂れ流す

数字は数にあらず 
感染者や犠牲者の数に注目が集まるが
その一人ひとりの存在や暮らしのありようを
もっと意識されなければならない
千葉県の障がい者施設の集団感染は
危機的な状況であることは 想像に難くない
施設の感染ゾーンに入って 看護する人たちのその勇気ある行動こそ
いまを乗り越えるあるべき姿であることを 心に焼き付けよう
前線で頑張る人は 数字で表れた数以上の
いのちの闘いを 必死に続けていることを 心に刻もう
発症して死との恐怖と闘う人には カウントされた数以上に
その人に寄り添う家族がいることを 心にかけよう

数字に示せ
いまは威勢のいい言葉より 実現性の高い政策(数字)を求めている
経済支援5月にしますと 鷹揚(おうよう)に構えて顰蹙(ひんしゅく)を買う 
緊急事態へ立ち向かう気迫は感じず のっぺらぼうが君臨する
国民のいのちと暮らしを護ってこそ 政治である
政治家や公務員は その覚悟を示して 
心と身体に がっつり汗をかいてみようよ
  
犠牲になった方々の ご冥福をお祈ります
闘病を続ける方々の 一日も早い快復をお祈ります

頑張れ ニッポン! 

〔2020年4月1日書き下ろし。毎日数字だけがセンセーショナルに目に飛び込んでくる。己の麻痺しそうな感覚を諫める。東京都はようやく自治体毎の数字を公表した〕