阪野 貢 のすべての投稿

運動会の朝

雨が続いていた
グランドでの練習は出来ず 学年別に体育館でした
前々日の総練習も 小雨にはなっていたが無理だった
日曜の天気予報は 曇りだった 雨は上がる

当日の朝 グランドに5時半集合し ゴーサインが出た
6時 数発の花火を上げた
それから9時の開会まで グランド整備大作戦が始まった
グランドにいくつもの穴を掘って 雨水を誘導した
水が溜まるたびに バケツでグランドの外に捨てた
席取りに来ていた保護者が 次々と助っ人に加わった
子どもたちが安心して 思い切って走れるようにと
トラックコースは 雑巾がけと砂場の砂がばら撒かれた
新しい白線が 手際よく引かれていく
三々五々集まった子どもたちも 嬉しそうに見守る
高学年の子どもたちは 係活動の準備に忙しく立ち働く

開会式に臨んだ先生も見守る保護者も 汚れたジャージ姿だった
子どもたちの笑顔で埋まった運動会は 最高の贈り物となった
保護者にも 順延すると休みの取れない事情があった

曇天は 晴れることはなく 降ることもなかった
「無理だと思うのではなくどうすればやれるのかを考えるってことですね」
「まさかグランドを雑巾がけするとは思いもよりませんでした」
「子どものためにと思うとみんな凄いパワーを出すんですね」
「本当にいい運動会になりました」
子どもたちはきっと 大人ってすごいなって感じたことだろう
本物の共育力を 教師も保護者も実感した日となった

〔2021年5月19日書き下ろし。昔こんなことをやったっけ〕

ヤングケアラーの君へ

学校に行く前も 帰ってきてからも
当たり前にしてきた ばあちゃんのお世話

朝起きたら真っ先に ばあちゃんの顔を見に行く
いま目覚めたばかりだというのに
ニコッと笑って 
おはよう 今日も頼むね
その一言が たまらなく嬉しい

トイレに連れて行って オムツを外して
便座に腰掛けさせる
きれいに拭いてあげると
また笑顔で ありがとう
今日は 調子がいい様子
部屋でオムツを取り替えると 
スッキリしたと また笑顔

台所から母のご飯だよの声
ばあちゃんをいつもの席に座らせる
右があたって不自由なばあちゃんも
左手でご飯を運ぶ
またいい笑顔で 美味しいね
ゆっくり食べてね 
食事を切り上げ 身支度する

元気に行ってきます
母の声が 背中を押す
放課後 頼むわね
今日は仕事が遅くなる日
だから 授業が終わると直帰する
部活も ここしばらくは 出たり出なかったり
そのうち顧問から どうするって呼び出し喰らうだろう

ただいま
ばあちゃんのおかえりの声を聞き 顔を出す
ニコッと笑う 嬉しそう
着替えてすぐに トイレに直行
いつも すまないね
慣れた手つきで オムツを取り替える
ほんとにありがとう

日中は誰もいない家で
誰とも話すことなく テレビで時間をつぶす
学校の様子や友だちの話が大好きで 聞き上手
滑舌が悪くなっても 孫とのおしゃべりを楽しむ
母はばあちゃんとゆっくり話すことができない
仕事が忙しくて 朝の支度だけで精一杯
ただばあちゃんをお風呂に入れるのは 母の役割
そこできっとスキンシップをしてるのかな?

今夜は 私が夕食を作る
遅くなる日は 母は前もって食材を用意しておく
そこんところはいつも感心する
段取りをきちんとしなければ 落ち着かない性格らしい

ばあちゃんは倒れるまで 主婦してた
小さいときに 母は離婚して実家に戻った
だからばあちゃんは 子育てに家事に休みなく働いた
だから安心して 母子は家事から開放されていた
母は仕事をいつ辞めさせられるかわかんないって 頑張るしかなかった
私も自分のことは出来るようになったし
ばあちゃんの手をわずらわせることも少なくなって
少しでも楽をさせたいと思っていた矢先
事態は一転した
母と私で分担しながら お世話するバトンをもらった

いままでいっぱいいっぱい甘えた分を恩返し
ばあちゃんの笑顔は 世界一
いつまでもこうして暮らせるよって 安心させたい
その一心で 母とのチームワークはバッチリ決まる

不満とかストレスとかって 友だちに聞かれるけど
ばあちゃんとのこんな暮らしが当たり前だから 特にない
母がいるときには 友だちとも遊べるし大丈夫
勉強は 学校で集中することにしている
宿題は 臨機応変に対応します
いまはただ 一日一日ばあちゃんの笑顔が絶えぬよう
私も元気に明るく笑顔でいることが モットーです

突然ばあちゃんが
食い入るような目をして 
いつも迷惑かけて ごめんね
笑顔の裏にある お世話されることの辛さを吐露した
あんたがやりたい大事な時間を取ってしまって
そんなの気にしないで 遠慮なくなんでもいってよ
あんたはこれからどうするのか それが気がかりなんだ
なりたいことを 決してあきらめちゃいけないよ
それこそ心残りになるようなら 私のせいだ
なんだかしんみりしてきたから そんな心配ご無用!って
ばあちゃんのお世話で 何もできない孫だって思わないで
私にもやりたいこと なりたい夢はあるんだから
大丈夫! ばあちゃんが応援してくれたら きっと叶うから

きっぱりと ばあちゃんの不安を断ち切った   
そう だから夢は決して捨てない あきらめない
ばあちゃんに見せるためにも 頑張るしかない
それがばあちゃんを元気づける 大事な三人の夢だと知った
今夜母が戻ったら 夢を語り合うことにしよう
中3の私 母似の段取りの良さで受験勉強に取り組もう 
ヤングケアラーって呼ばれているけど 
これからのばあちゃんの介護や 三人の生活のこと
ちゃんと話していこう

しっかりと現実を見て前向きに考えている君って ステキな女の子だね
3人でそうしてコミュニケーションをとるって とても大事だね
それが おばあちゃんにもとてもいいことだと思うよ
それでね 地域包括支援センターに相談してみてはどうかな?
介護保険の在宅サービスを受けることで
おばあちゃんをお世話するお手伝いができると思う
君は 自分のことに時間が割(さ)けるでしょう
おばあちゃんも 君への負担を軽くすることで少し楽になるかも知れないね
お母さんにも 少しだけ楽をしてもらおうよ
お母さんや君が 怪我をしたりコロナに罹ったりしたらどうしょう?
そんなときに困らないように 誰かに相談しておくことも必要だよね
三人で仕合わせに暮らしていくための 大事なこと
そこんところを 三人で是非話し合ってほしいな

〔2021年5月18日書き下ろし。在宅ケアを支えるヤングケアラーの実態を丁寧に把握して、適切な介護支援を是非お願いしたい。老人福祉施設や福祉サービス事業所にも社会貢献活動(公益事業)としての取り組みの是非を検討していただきたい〕

付記
ヤングケアラー相談拡充 政府、初の支援策
大人の代わりに家族の介護やきょうだいの世話を担う子ども「ヤングケアラー」への支援策を17日、厚生労働省と文部科学省のプロジェクトチームがとりまとめた。SNSを使った相談の充実や、子どもの負担軽減に配慮した福祉サービスの提供などが柱だ。
政府がヤングケアラーの支援策をまとめるのは今回が初めて。重視したのが、支援の入り口となる相談体制の充実だ。地方自治体が支援団体と連携して行うSNS相談などについて、国が来年度以降の財政支援を検討し、子どもが相談しやすい体制をつくるとした。
担当する学校の教員と行政機関のつなぎ役となる「スクールソーシャルワーカー」(SSW)らの配置を支援し、困難を抱えた子どもや家庭を見つけて支援につなげていくことも盛り込んだ。
さらに、介護保険などの福祉サービスなどを提供する際は、ヤングケアラーを家族内の「介護力」とみなさずにサービス内容を決めるよう自治体や現場に周知することも明記した。福祉や介護などの現場では、ヤングケアラーに関する研修も進める。
厚労省が4月に公表した初めての全国調査では、公立中学の2年生の5・7%、公立高校2年(全日制)の4・1%と約20人に1人が家族の世話をしていることが明らかになった。こうしたヤングケアラーは学校のある平日に1日平均4時間を家族の世話にあてており、学校を含め、相談したことが「ない」との回答がヤングケアラーの3分の2程度にのぼった。(朝日新聞2021年5月18日)

IT改革で国民統制します

デジタル庁の法案が通った 
国民が国家統制システムに組み込まれる構築に 一歩進んだ
マイナンバーで 個人情報保護法崩壊して 丸裸
健康保険 生命保険 年金 預金 資産 そして借金
確定申告も要らなくなって 税金は確実に取る

図書館の貸出カードの検閲も お手のもの
思想的にマークする人物の 趣向を探る
すでに苫小牧市立図書館で 発覚した
新聞報道やニュース TVのワイドショーの発言も
今でもチェックされ ヤバいと速攻クレームいって時々バレる

バレても否定するだけ 白状することは断じてない
記憶にない記録にないと言い張るのは 彼らの常套手段
権力は尻尾を出しても 下の者に責任取らせて裏で優遇する
だから世間が忘れた頃には 高給国民生活を送っている 

内閣のブレーンの一言で実現した 自衛隊投入ワクチン接種大作戦
突貫工事のワクチン大規模接種管理システムで 予約受付が始まった
開始早々東京センターの予約システムに 重大欠陥が見つかった
「誰でも何度でも予約可能」という情報を聞きつけて
AERAの記者が試して見たら いい加減に入力した番号で予約ができた
IT革命だのシステム庁だの 得意げにしていた
舌の根の乾かぬうちに この有り様

内閣支持率のさらなる下落を防ぐには 五輪中止の英断下して
起死回生の総選挙に 打って出るしか道はない
そのためにも 高齢者の〈票〉を確保するワクチン接種
その目処をつけねば 勝負にならない
トップの焦りは 取り返しのきかない不幸な事態を引き起こす
いやもう その内閣緊急事態の最中か

防衛省ホームページに掲載されている予約システムの最下部には
システムの運営会社として「マーソ株式会社」
(Copyright © MRSO Inc. ALL RIGHTS RESERVED.)と記されている
同社の経営顧問には菅義偉首相の盟友 竹中平蔵が名を連ねていたという

金臭いところにいるのは だれかな?
ここが 一番怖い事実です

2020年度の経済成長率は4・6%のマイナス
2008年度のリーマンショックを超えて戦後最悪レベル
経済回復への道筋は 遙か彼方にもまだ見えない

〔2021年5月18日書き下ろし。昨夕AERAdot.を読んだ。一瞬頭が空白になり思考停止した。今朝入った速報で、経済成長最悪。小出しの感染失敗の紛れもない評価か〕

心躍らぬ聖火リレー

5月5日札幌でのテストマラソン後 まん延防止法が発令された
9日505(326)「まん延防止等重点措置」適用初日 初の500人台
10日409(266)
11日420(279)
12日529(352)酒類の提供「終日自粛要請」開始 2度目の500人台
13日712(499)初の700人台 ともに過去最多更新
14日593(346)「緊急事態宣言」発令決定、過去2番目
15日565(344)過去3番目
16日491(322)「緊急事態宣言」発令初日
(括弧内は札幌市内の感染者数 単位は人)

聖火ランナーに決まった瞬間 小躍りした
生涯に1度としてないチャンスに 震えた
1年延期されたが 至福の刻を待ちわびていた

冬の間は 家でストレッチを続けた
雪が融けると 人気を避けて軽くランニングを始めた
春めいて暖かくなると 身体は軽くなっていった
草木の芽がほころび桜の咲く頃から 雲行きは怪しくなってきた
札幌テストマラソンをTVで見ながら 不安が増した

連休明けコロナの感染者は 道内に勢いよく広がった
変異株が北海道に上陸して 猛威を振るいだした
まん延防止法は なんの効き目もなかった
慌てて緊急事態宣言を願いでたら 一蹴された
専門部会が反撃に出て 政府案をひっくり返した
記者会見でのしどろもどろの姿は 失笑を招いた

感染拡大は止まることなく 全国に拡大していく
五輪をやりたい一心が 世論調査で不評を買った
NHKでは内閣支持率35% 不支持率43% 五輪中止49%
共同通信は支持率41・1% 不支持率47・3% 五輪中止59・7%
朝日は支持率33% 不支持率47% 五輪中止40% 再延期40%
コロナ対策の失政や五輪の根拠なき開催発言が 支持率を急落させた

聖火リレーへの期待は 日々萎んでゆく
世界の平和をつなぐ聖火リレーに いつしか疑問すら湧いてきた
汚された五輪精神を広める片棒を掲げて走る後ろめたさも生まれた
インドでは 爆発的な感染で多くの人が苦しみ亡くなっている
中東では イスラエルとパレスチナの紛争が勃発した
ミャンマーの軍部支配は 恐怖政治となっていく
世界のマスコミも 五輪の中止を論じ始めた
現在世界の感染者の累計は1億6200万人余 死者336万人を超える

聖火ランナーを 辞退する人も出てきている
でもこんな小さなマチでは すぐに噂が広まる
やめて肩身の狭いおもいを引きずって 暮らすのは無理だ
やめるにやめられないから いっそ中止と言ってもらいたい
走るには 喜びに満ちた笑顔しかない
沿道の人たちの 温かい喝采がなければならない
いまは 求めることすらできなくなった
1ヶ月を切った聖火リレーまで 心重たく暮らす
毎日のランニングは 続けるしかいまはない
やめるにしても走るにしても 決めるのは自分ではない
そんな苦渋を想像できぬ者たちが 北海道を牛耳る

〔2021年5月16日書き下ろし。聖火リレーに選ばれて晴れて走る日を夢見てきた人の中には、苦渋の選択を迫られている人もいるであろう〕

付記
道内聖火リレー、縮小検討 知事「組織委などと協議」
鈴木直道知事は15日の記者会見で、6月中旬に道内で予定している東京五輪の聖火リレーについて、規模の縮小などを検討していることを明らかにした。緊急事態宣言が発令された地域では公道のリレーが中止されていることを引き合いに「そういったことも考えながら、自治体や大会の組織委員会と協議しないといけない」と述べた。
道内の聖火リレーは6月13、14の両日に行われ、約200人が18市町を走る。4月に行った大阪府は公道走行を中止し、福岡県は点火セレモニーのみとするなど大幅に縮小している。(北海道新聞2021年5月16日)

小粒はピリッと…しない

男の話は 誰も親身に聞かなかった
いや親身に聞けなかった
男の話は 誰も心に響かなかった
いや心に響くものはなかった
男の話は 誰も信じなかった
いや信じるにたりなかった

男は自惚れが強かった
能力があると勘違いしていた
リーダー力があると信じていた 

男はリーダーとしては 小粒すぎた
山椒のような ピリッと辛いものはなかった
自らを過信したことで 民心は呆れた
取り巻きも小粒すぎた
言ってることやってることに 説得力はなかった
賛同しようという気など さらさらなかった

あっちみてほい こっちみてほいのような
軽い者たちの集団は サークル活動となった
理念もなく その場をしのぐしかなかった
民心の離反を理解できない 小粒の男だった
担いでいる取り巻きも 賞味期限はすでに切れていた

日本の政治は大局を読めない 小粒の集まりとなった
金と票が回れば バッジをつけて偉そうに振る舞った 
信念なき者たちは 相応しくない小粒な男を祀る
私欲に走る者たちは 民心を得られず支持率を下げる
科学を軽視する者たちは 検証することなく小粒を担ぐ
五輪開催を信仰する者たちは 前代未聞の大事を冒す

小粒に求めても からっぽの政治的求心力
次なる総選挙は この党首では勝てない
取り巻きの輝かぬ者たちも また同類
信頼できない政治の 片棒を担ぐ小心者たち
ちっちゃな度量が 不誠な政治をさらなる不信へと導く
民心は 政治からの離反を加速させていく

〔2021年5月15日書き下ろし。道内にも二人、自分の政治能力を過信する。怖くてついてはいけない。国政は、自覚なき小粒の指導者らが与野党を牛耳る〕

年寄りの可愛い強欲さ

ホームセンターの園芸コーナーは 
緊急事態宣言を前に 賑わっていた
苗を買い求めて 老夫婦の姿が目立った
巣ごもり体制に入るせめてもの慰みに
家庭菜園を楽しむしか きっとない

外に置かれた棚には
トマト キュウリ ナスビ カボチャ イチゴなど
家庭菜園のスタンダードな苗が並ぶ
まずは堆肥を2袋カートに積んだ
求める苗はトマトとゴーヤー
トマトはミニトマトと中玉を買う
大玉は食べられるまで時間がかかるのでパス
ミニはサラダや添え物と迅速に活躍する
中玉は実りがよければソーズにしたい
ゴーヤーは去年買いそびれた
別の場所の棚に置かれた苗に行き着いた
見つけてなぜか安堵した

次は種を物色しに屋内に入った
去年初めて植えて美味さを知った「札幌枝豆」
強欲さに負け2袋も買った
妻のリクエストは「はつか大根」
本当に可愛くすぐ育ち三度も種を蒔いた
興味が湧いて三種類入った種を1袋買った

心地よい陽の光を浴びて早速苗を植えた
トマトは寒さに強いからほっとかれた
ゴーヤーはビニールで手厚く囲った
収穫はいつも9月末から10月で 
10本も採れればいい方だった
きっと育て方に問題があるのだろう
義弟は本格的に家庭菜園をしていて
ゴーヤーの収穫期は1ヶ月も違う
季節外れの味を楽しむのも一興かと強がる

昨秋芝を剥ぎ取って畠に造成した
1坪農民は今年は2坪の農地を持った
種まく畠は堆肥を入れて土とかき回した
明日は雨が降るというから種まきにはグッドタイミング  
来週は気温も下がることはないとの天気予報
観察日記でもつける気分で毎朝楽しもう

去年ブルーベリーの花が見事に咲いたと歓喜したら
翌朝全て落下して結実せずに大いに落胆した
今春は多くの枝がなぜか枯れ芽も葉も例年より少ない
葉をつけ花芽が膨らんでいる枝を注視しながら
無事の開花と結実を切に祈るだけの朝の庭に立つ

コロナ禍で政治も社会も経済も教育もダークに染まる
心塞がれる毎日に年寄りは静かにして自衛する
2坪農民になって収穫倍増に貪欲に挑む

〔2021年5月15日書き下ろし。ようやく苗と種を植えられる季節(気温)になったことが嬉しい。去年の枝豆の味が忘れられず、強欲さが畠を広げる。怒りを静めるには、まあいいいか〕

まあいいか

札幌テストマラソン
全道から道職員集まり 無事出来た
札幌の往来自粛も 道職員らはフリーパス
その後 なぜか道内全域で感染者続発
科学的根拠があるわけでもないし
まあいいいか

道内700人超え 過去最多
千台へのカウントアップ 進行中
なんとかなるさって 楽観してた
やんなちゃうな どうにかしてくれ
お願いしますの連呼ばかりで 打つ手なし
どこもかしこも こんなもんだよ 
まあいいいか

今日も6人の尊い命が奪われた
致死率全道3・2% 全国1・69%
なぜこんなに高いのか わけわかんない
なんてことでしょ この事態
医療体制に問題あるとは 考えたくない
逃げ場なく 死を待つ人が増える今
1万人余の犠牲など さざ波もどき
「五輪はやります」
中止などもってのほかと天の声聞き 気炎を上げる
北海道の緊急事態宣言は 見送るそうだ
どうせ言っても 甲斐性なしじゃ仕方ない
まあいいか

言っても無駄 やっても無駄
なるようにしかならないと 諦めます
お願いしますじゃ 埒あかない
ヤバいと自治体の長たちは 接種済ましてすまし顔
エゴ丸出しの体たらく バレてみっともない身を晒す
人の流れが減ったと喜ぶ程度で 反省しないこの人は
7月末までの高齢者へのワクチン接種完了ぶち上げた
「できる」のは 1490自治体(85・6%)
8月中は 東京・大阪・愛知などの185自治体(10.6%)
9月以降としたのは 北海道・福岡・沖縄などの66自治体(3.8%)
何を持って完了するのかわかりませんが
北海度と沖縄は外地です
ワクチンの優先順位があるのでしょう
ただどす黒い裏があると AERAはスクープ流します

ここ一番大事だと パフォーマンスに終始する
ブレーンが音頭を取った最悪のアベマスク
その失敗を繰り返すのは 時間の問題
自衛隊の大量接種作戦も なるようにしかならんでしょ
こんなことにしかならないと 分かりきってる
この人たちは もういいか

〔2021年5月13日書き下ろし。前向きに論じられない今の流れが辛い。厚生副大臣の三原じゅん子は委員会を遅刻して審議中止。誰もが緊急事態にダレている。医療崩壊だと騒いだ張本人の日本医師会長中川俊男も政治パーティーを主催して、悪びれることなく弁解する。道内出身だけに情けない。箍(たが)の弛んだ者たちが、盛んにお願いしますをさざ波のように連呼する。AERAのスクープ「ワクチン足りず、医療従事者用を回せ、国が高齢者接種の7月末完了で“脅し”自治体が反発」お薦めします〕

付記
道内712人、札幌499人感染 ともに過去最多 新型コロナ
道と札幌市などは13日、新型コロナウイルスに新たに計712人が感染したと発表した。道内の1日当たりの新規感染者が700人を超えるのは初めてで、過去最多を更新した。道内の感染者は延べ2万8752人(実人数2万8679人)となった。
新規感染者のうち札幌市発表分は499人で、初めて400人を超え、過去最多を更新。このほかの内訳は道発表分が178人、旭川市発表分が20人、函館市発表分が8人、小樽市発表分が7人。また、道と札幌市は感染した計6人が死亡したと発表した。道内の死者は計919人となった。このほか、道は道立衛生研究所などによる変異株PCR検査で新たに55人の変異株感染を確認した。(北海道新聞2021年5月13日)

首をかける気概を

賞味期限が迫っています
いや廃棄期限の間違えでした
訂正しお詫びします

賞味期限のうちに 吐き出しませんか
廃棄期限が来たら 何も言えません
今のうちに 正直になりましょう

どうせ ヘッドも変わります
あなたの存在なんか 忘れ去られます
ここで一丁 勝負に出ませんか;

このままじゃ きっと悔いが残ります
出来もしないことに 片棒を担がされています
どうせ責任取らされて 追われるだけです

ボディーブローのように 効いてきます
打たれる前に 打ち返してみませんか
簡単です 正直になるだけです

金魚の糞のように 終わりたいのですか
議員の廃棄期限は 間近です
義憤に駆られることは ありませんか
人としての生き方が 問われています

包み隠さず 嘘偽りを正すだけです
呪縛から解き放され 自ら判断するのです
政治家の気概を 見せる時が来たのです
批判どころか 賞賛されます

そのまま静かに 表舞台から消えていい人もいます
実害が多い分 いまは有難いです
なが~く居座る長老には 飽き飽きしてます

〔2021年5月12日書き下ろし。五輪が中止となれば、国会閉会後一気に政局となる予感がする。都議選とのダブルは無理でも、秋まで待てぬと大方は予想してるだろう〕

奪い合うより分かち合う

11日 札幌では75歳以上27万人の高齢者に
ワクチン接種券の郵送が始まった
19日から 電話やインターネットで予約を受け付ける
24日から 接種が開始される

80歳の高齢者 88回電話した
つながらないからあきらめた
別の70代の高齢夫婦 ネットでゲット
接種券 馬券のように一喜一憂する
このマチの一回目の接種が終わった
二回目の予約は また別途するよう指示された
期限付きの二回目接種 また予約するのか
なんだこれと その対応に怒りさえ覚えた
数ヶ月もかけて準備してきたことなのかと
いまさらながら 役所の緩慢なやり方に呆れるばかり
接種会場のシミュレーションは どこでもやってる
問題は 接種券の配布の仕方と予約の方法
我先に安心したいのは人の情
ネットは使えず電話もつながらずでは 取り残される
焦って窓口に行けば 締め切ったとの事務的応対
次がくるまで待てる まだ元気な高齢者

地域包括支援センターは 高齢者の情報は豊富だろう
地域包括ケアシステムを 盛んに整備してきたのだから
在宅サービスを受けている高齢者の情報も 当然把握してる
施設入所者へのワクチン先行接種は 各地で見られた
在宅ケアを進めてきた介護保険制度なら 
利用者への優先的接種を進めても 文句は出まい
介護する家族への手厚いサポートも 評価されるだろう
行政の公正公平の原則は 予約受付で不公平を生み 
福祉と医療の認識は ズレまくる

東日本大震災後 被災地で自転車のニーズが千件あった
全国から五百台が集まった
千台集まるまで 数ヶ月間野ざらしにされた
その事態を役所の職員は 誰もが静観していた
市民から批判を受けて 担当者は言い放った
「一斉に渡さないと不公平だから」
車のない自転車を待つ人は 仮設住宅から歩いて用足しをした
そのしんどさを想像できない者たちが 公正公平を平気で口にする

ワクチン接種も 丸投げ同然に自治体に方法が委ねられた
支給量との見合いで 年齢制限や身体・生活状態に配慮する
そんな判断があっても しかるべきだろう
一斉通知と予約のシステムが 正しいとは限らない
福祉は 時に不公平でなければならないこともある
実生活から 納得づくで福祉を学ぶ機会となる
福祉は 時に寛容を促し啓発していくこともある 
様々な施策から 福祉の視点で学ぶことでもある

7千万人から8千万人 ワクチンを接種しなければ
来春も繰り返されると 警告された
奪い合うよりは分かち合うしか いまはない
ワクチンは 早い時期に充足されるという
政府の信用ならない口約束を いまは信じるしかない
だからもうしばらく 番が来るまで待つとしよう
 
〔2021年5月11日書き下ろし。この状況下で外に出る仕事がキャンセルされた。接種するまで迂闊に札幌からは出られない。いまは行政の指示を待ち協力するしかない〕

「ワクチン広がらないと来年今ごろ…」山中教授の指摘
京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が、新型コロナウイルスの終息に向け、「できるだけ早くワクチン接種できるような状況に、総力を挙げてもっていけるかどうかにかかっている」と話した。
山中さんは「ワクチンの論文など、できるだけかみ砕いて発信していきたい。ここでワクチン接種が広がらないと、来年の今ごろまた同じことを繰り返している可能性があると思う」と語った。
「終息に向かわせようとすると、7千万、8千万人は接種を完了させないと、目に見えた効果はないと思う」と指摘。2回接種を想定すると、1億6千万回を感染が広がりやすい冬までに済ませる必要があるとして、「ものすごい数が必要。それを本当にやる覚悟を思って今日本ができるかどうかっていうことが試されている」と話した。
iPS研と、山中さんが理事長を務める京都大学iPS細胞研究財団では、「コロナファイトプロジェクト」として、所属する10人以上の研究者が本来の研究テーマに加えて、コロナ関連の研究を進めている。…(朝日新聞2021年5月6日)

さざ波が人を殺す

アスリートに不参加を迫る トンチンカンな人たち
本来は 国や五輪組織委員会・IOC・JOCへの開催反対行動
委員会は口を閉ざし 寝たふりを決め込む
代表選手を守れぬ ポリシーなき張りぼて組織
何も決められず 安心開催のプランも科学的根拠は? 
高給は手から離さず 医療者に平気でただ働きを強要する
ボランティアの安全も 不安ばかりが増すばかり
来日する記者たちが うろうろすることは絶対ない
啖呵を切った丸山五輪相 管首相も問われて同意する
絶対ないと言った責任とらぬ人たちが うろうろする

ブレーンは学識をひけらかし 質も人間性も愚劣が基準の人選び
さざ波程度で何を騒ぐかとの物言い
笑笑とは 笑止千万!
さざ波で 亡くなった遺族の悲哀を逆なでする
学者として 客観的分析をモットーとするというなら
笑笑は 高慢な感情をもろに出したオレ様意識の人間証明
内閣参与とは 片腹痛い
「個人の主張について答弁控える」
この期に及んで いつもほっかぶりするしかない任命権者
劣等感を克服できず ナンバー1にはなれそうもない日本の指導者
10日NHKの世論調査 35%で内閣支持率更新中 
当然の評価と 国民もわきまえたい

まだまだバカはするようだから この際みんな出し切ろう
ただね 覚えておいてほしい
「絶対」は「戦争は絶対しない」以外 使用禁止語ですって

〔2021年5月11日書き下ろし。いま感染が拡大している最中で、他国との数量の比較よりも、その後の「笑笑」に見る蔑む笑いに憤りを感じた〕

付記
海外の五輪報道陣「うろうろ絶対ない」 丸川氏が断言
新型コロナ対策に関連し、立憲の蓮舫氏は10日午後の参院予算委員会で、東京五輪・パラリンピックを取材する海外の報道関係者の行動管理についても質問した。丸川珠代五輪相は「指定されていない行動範囲を管理されない状況で、うろうろするということは絶対にない状況にしていく」と答弁。蓮舫氏が菅首相に「(丸川氏と)同じ認識ですか。絶対にありませんか」と問いただすと、首相は「絶対にないようにします」と答えた。(朝日新聞社2021年5月10日)

高橋内閣官房参与 日本のコロナ感染者数を「さざ波」と投稿
新型コロナウイルスの感染者数について、内閣官房参与の高橋洋一氏はツイッターに「日本はこの程度の『さざ波』」などと投稿しました。加藤官房長官は、コメントは差し控えたいとしたうえで、国民の命と暮らしを守ることを最優先に対策に取り組む考えを示しました。内閣官房参与の高橋洋一氏は9日、みずからのツイッターに、各国の新型コロナウイルスの感染者数のグラフとともに「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿しました。
これについて、加藤官房長官は午前の記者会見で「個々の考えや発信などについて、政府として一つ一つコメントは差し控えさせていただきたい」と述べました。
そのうえで「政府としては、国民の命と暮らしを守ることを最優先に、国民生活やなりわいへの影響にも常に思いをはせながら、必要な対策を行ってきたところであり、引き続きこのような姿勢で取り組んでいきたい」と述べました。
菅総理大臣は、参議院予算委員会の集中審議で「高橋氏は、経済見通しや経済運営を相談している中で参与にした。五輪のことについては全く相談をしていない。高橋氏個人の主張について、私から答弁することは控えるべきだと思う」と述べました。
立憲民主党の蓮舫代表代行は、記者団に対し「私は全く『さざ波』のようだとは思わず、きょうの予算委員会でも相当の危機認識を持って菅総理大臣に対する質疑に臨んでいる。内閣官房参与の立場にある人がSNSでこうした発信をしたのは信じたくないことだ」と述べました。共産党の小池書記局長は、記者会見で「多くの命が奪われ、みんなが苦しんでいる中で、この発言は絶対に許されない。予算委員会の質疑で菅総理大臣は『個人の主張だ』などとコメントを避けたが、高橋氏は、総理自身が内閣官房参与に任命した公人であり、極めて無責任だ。発言を撤回し、謝罪させるのが最低限の責務ではないか」と述べました。(NHKニュース2021年5月10日 17時58分)

高橋内閣参与「さざ波」を釈明 ツイッターで、撤回や謝罪はせず
内閣官房参与の高橋洋一嘉悦大教授は11日、国内の新型コロナウイルス感染状況を「さざ波」としたツイッター投稿に批判が集まったことに関し「世界の中で日本の状況を客観的に分析するのがモットーなので、それに支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにします」とツイッター上で釈明した。撤回や謝罪はしなかった。(共同通信2021年5月11日)