阪野 貢 のすべての投稿

感染爆発は必ず起こる

新型コロナウイルスが猛威を振るう
世界の累計感染者 1億9294万6915人
世界の累計死者数 414万725人
世界の死亡率 2・15% (世界のデータは日経2021年7月24日現在)

東京の死亡率 1・16%
北海道の死亡率 3・31% 
それは 東京の2・7倍 世界の1・5倍
ただそれだけのことなのか
なぜ高いのか 道知事は何も語らず
ただ移動自粛を強い 飲食店の規制を強めるだけ
クラスターの発生が 顕著になった
今日も北海道は 感染者118人(札幌88人)と減らない
まん延防止法の発令は 果たして効果があるのか
東京に感染爆発は 切ないかな必ず起こる

コロナ感染は 何度も大きな波になって襲ってきた
リスク管理すらできずに 機能不全に陥った
当初なすことは全て裏目に出て パニクったのは致し方ない
1年半を過ぎても 安心安全とのたまうだけで
何度も煮え湯を飲まされる人には その無能さがたまらない
IOCの思うままに 五輪開催に突っ走った
IOCはパラリンピックは観客をと 無謀な要求を懲りずにする
台風8号が 五輪の海浜競技場を直撃する 
IOCの天意に背く罰を都民が受ける なんという不条理か
東京に感染爆発は 哀しいかな必ず起こる
 
世界に恥をさらした者を功労者として崇め名誉職まで準備した
誰が発案したのか こんなレベルの者が大会を仕切る無恥を知れ
見る地平線の違いより 情けない運営を制御できない無恥を語れ
為すべき事もなさず ボランティアを消耗させる無恥を知れ
無観客を強いた世論を アホと貶(おとし)めた無恥を知れ
過注文した弁当が手も付けられず 棄てられる無恥を知れ
呆れかえる五輪の舞台裏には愛想も尽き 言葉が 心が 尖る
ただ東京に感染爆発は 悲しいかな必ず起こる

〔2021年7月24日書き下ろし。大坂なおみの聖火点灯は最高のパフォーマンスだったろう。大好きな世界のアスリート。東京五輪の負の現実を心に刻んで欲しい〕

太鼓を叩け

祭りだ 祭りだ
太鼓を叩いて 笛吹いて踊れ
クソ アホ ほざけ
バッハは ゴリ押し通してご満悦

祭りだ 祭りだ
何が起きても 成功させる
反日ら中止を ほざけ
バッハは 小池にスガって高評価

祭りだ 祭りだ
コロナは無敵 誰でもうつす
ワクチン足りぬと ほざけ
バッハは 犠牲はないと太鼓判

祭りだ 祭りだ
醜聞 失敗 失態の果ての辞任
ルール違反はないと ほざけ
バッハは でっかい顔して殿様気分

祭りだ 祭りだ
高温多湿 最悪コンディション
条件はみんな一緒と ほざけ
バッハは ハッパをかけて強行突破

祭りだ 祭りだ
失敗できぬ 損できぬ
賺(すか)して脅すと ほざけ
バッハは 取るに足らぬと知らんぷり

祭りだ 祭りだ
テレビ観戦 応援強いる
盛り上がらぬと ほざけ
バッハは 金の回収で一息ついて安堵顔

祭りだ 祭りだ
五輪の終わりの始まりだ
もう二度とないと ほざけ
バッハは 懲りずに札幌にアプローチ

〔2021年7月23日書き下ろし。ゴリ押しするバッハにゴリン(五輪)のゴリヤク(御利益)無に帰して、もうこりゴリと嘆きは深い。開会式は見ない〕

東京五輪開幕する

スキャンダラスに晒された
大義なき五輪が開幕する

金と欲が渦巻き
世紀末を象徴する五輪となる

詭弁の上に虚言を重ね
安心安全と唱える夏の亡者たち

コロナは衰えを知らず
万策尽きて万事を休す

東京砂漠に歓喜が広がる
アスリートは戦う以外ない

サイバーテロに弄(もてあそ)ばされる
脆弱なセキュリティー

手のひら返しで五輪を煽り
熱闘列島を演出するマスメディア

求めた開幕の舞台は整った
IOCと政権の命運を賭けた東京五輪

五輪の黒歴史がスタートする
新たな犠牲へのプロローグ

〔2021年7月23日書き下ろし。今夜8時開会式。開催中のボランティアとアスリートの無事を願う〕

老爺心お節介情報/第28号(2021年7月22日)

「老爺心お節介情報」第28号

〇梅雨が明けて、猛暑の日々が続いていますが、皆さんはお変わりなくお過ごしでしょうか。
〇私は、6月末から、新型コロナウイルスの件での自粛生活が続くので、時間的ゆとりが持てるようになりましたので、近くのパソコン教室に通っています。1990年頃にワードプロセッサーを使い始め、2000年頃にパソコンを使い始めましたが、いずれも見よう見まねで、本格的に基礎から体系的に学ぶことはありませんでした。分からないところは周りの人に聞いてやってきましたが、今回改めて習い始めて、用語やマークの意味が初めて分かり、こういうことだったのかという納得と新たな技術習得でパソコンに向かうのがさほど怖くなくなりました。
〇また、スマホ教室にも通い、こちらもこういう機能があったのだと妙に納得し、喜んでいます。
〇ただし、これらの技術や知識は面白く、楽しいですが、自分の日常の生活ではあまり使う機会がなく、やはり自分の生活と生活の行動上に必要な最低のものがあればいいのだとも実感しています。
〇しかし、これらの技術と知識を有しているかどうか、使えるかどうかは国民に新たなITリテラシー格差を生み出し、ひいてはそれが生活格差になることも実感しています。
〇DX時代といわれ、社会福祉学や社会福祉実践はどこへ行くのでしょうか。
〇「老爺心お節介情報」第28号の内容は以下の通りです。

Ⅰ CSWパワーアップ研修の方法と手順(コンサルテーション)

CSWパワーアップ研修の方法と手順(コンサルテーション)

コミュニティソーシャルワークの養成研修は、できるだけ社会福祉士や精神保健福祉士の有資格者を原則とし、別記の(初任者版CSW研修における事例検討の方法とアセスメント能力向上研修)の項目、手順、方法に基づいて研修を行って欲しい。
そのうえで、そのコミュニティソーシャルワーク研修修了者を対象とした研修(パワーアップ研修)では、コンサルテーションという機能を重視して研修を行って欲しい。
その際には、①個別支援の事例に即した問題解決プログラムの開発能力、その問題解決に即した新しい福祉サービスの企画力(抽象的、一般的地域資源の開発はダメ。個別支援に即して必要な地域資源、新しい福祉サービスの企画力を修得する)、②個別事例で提起された新しい問題の解決策として必要な新しいシステムづくりに関する企画力を高める研修を意識してほしい。
それが、“個別支援と地域づくり”という二元論ではなく、“個別課題の解決を通して地域を変える”という「地域共生社会政策」のポイントである。
CSWパワーアップ研修においては、別記の(初任者版CSW研修における事例検討の方法とアセスメント能力向上研修)を既に受講していることを前提に、下記の主に4,5,6の項目を重点的に展開する。復習の意味も兼ねて下記の1,2,3を再度行う。
このような研修をするにあたっては、従来、社会福祉方法論の領域で使われてきたスーパービジョンという用語は使用しないでいただきたい。コミュニティソーシャルワーク研修の中核的修得課題に即していえば、問題解決プログラムの開発、新しい社会福祉システムづくり、あるいは新しい財源確保や地域資源の開発にかかわる能力の向上を図る目的、内容からいえば、スーパービジョンという用語は馴染まず、コンサルテーションという用語がふさわしい。

(研修の方法と手順)
1 履修者に個別支援の事例を提出させる。
2 提出去れた個別事例の中から、ワークショップを行うグル-プ数に見合う事例を選択する。できるだけ、多領域の事例、困難事例を取り上げる。
3 ワークショップごとに取り上げて事例に即し、アセスメント能力の向上を図る
以下の手順を、まず個人作業として行い、その後グループごとのワークショップとして行う。

1)事例に即し、担当したソーシャルワーカーが何をアセスメントしたかを項目毎にポストイットに書き出す。
2)事例検討者が、事例を扱ったソーシャルワーカーのアセスメントが不十分なところで、かつ必要な項目ごとに、色違いのポストイットに書き出す。
3)上記1)、2)のポストイットを拡大した「社会生活モデルアセスメントシt-ト」に張り付ける

4 事例が抱える問題を解決するための望ましい支援方針を立案する。その際に、既存のサービスになく、問題解決に必要な解決プログラムや新しい福祉サービスを考え、それをポストイットに書き出し、先の「社会生活モデルアセスメントシート」に貼る。
5 問題解決プログラムや新しい福祉サービスについて、シートに基づき企画する。
6 問題解決の一つとして、その事例に即し、どのようなソーシャルサポートネットワークを構築すればいいのか、そのソーシャルサポートネットワークの構築に向けての企画書を作成する。

(初任者版CSW研修における事例検討の方法とアセスメント能力向上研修)
① 取り扱う事例の概略の説明を受ける。
② その概略化された事例に基づき、何がアセスメントされているかをその項目ごとに付箋(ポストイット)をつけて確認する。
③ 概略化された事例に対し、支援する場合に、アセスメントできてない、アセスメントした方がいいと思える項目を付箋の色を変えて書き出す。
④ 第1回目のアセスメントの付箋と第2回目のアセスメントの色違いの付箋の両方を、KJ法的に分類する。
⑤ KJ法的に分類したものを「社会生活モデルに基づくアセスメントシート」に貼り付け、自分のアセスメントの足らないところを自己認識する(「社会生活モデルに基づくアセスメントシート」は付箋を貼りやすいように、少し大きめの版で印刷してほしい。模造紙までとは言いません)。
⑥ 概略化された事例は、実際にはどうであったのかを事例発表者に改めて説明してもらう。
⑦ 新たに説明された事例に基づき、今度はグループごとに事例に対する支援・援助方針を立てる。
⑧ その際に、事例検討者個々人が気が付いておらず、グループ討議の中で出てきたアセスメントの項目については、前2回のアセスメントとは色違いの付箋で、シ-トに張り付ける。
⑨ 取り上げた事例ごとの支援・援助方針を各グループから報告してもらい、アドバイザーのコンサルテーションを受ける。
⑩ 取り上げた事例への支援・援助において、既存のサービス、社会資源がない場合には、それらのサービス、社会資源を簡略的に、箇条書きで書き出す。
⑪ 初任者は、①~⑩を丁寧に行った上で、困難な事例に即し「問題解決プログラムシート」に基づくプログラムの企画と個別事例に即した「ソーシャルサポートネットワーク構築シート」に基づく支援方策を企画する。

Ⅱ シルバー産業新聞連載記事第7回

「地域包括ケアの歴史的展開と地域社会生活支援」

厚生労働省は2016年7月に「地域共生社会実現本部」を立ち上げ、それ以降「地域共生社会政策」を推進している。その政策に先駆けて、厚生労働省は2015年に「医療介護総合確保法」を成立させ、いわゆる2025年問題(団塊の世代が後期高齢期になる2025年の介護問題)を見越して、日常生活圏域でのケアの一体的提供をするために、医療、介護、福祉の連携を強化させることを目的にした政策を推進すると同時に、“地域包括ケア”という用語をしきりに使用することになる。この“地域包括ケア”と“地域共生社会政策”という用語との関係が国会審議の過程において問われ、厚生労働省は、“地域共生社会政策は、地域包括ケアを包含したものである”と答弁している。
戦後70年間、社会福祉行政は「福祉六法体制」と呼ばれたように、属性分野ごとに細分化された“社会福祉行政の縦割り化”が進んでいたが、地域での自立生活が可能になるように支援していくためには、複合的課題を抱えた個人や家族全体に対し、総合的に相談支援していくことが求められ、現在「地域共生社会政策」の下で、様々な取り組みが展開されている。
2017年の社会福祉法改正では、地域生活課題の解決に資する支援が包括的に提供される包括的支援体制整備を努力義務として規定した。2020年の社会福祉法改正では、包括的支援体制を強化するための機能が法定事業になり、市町村が認める場合には市町村の責任において地域住民に対して包括的支援ができることが明記された。と同時に、その包括的支援をするために、介護、障害、子ども、生活困窮の分野からの財源拠出等の財政支援を定め、それらの制度の一体的運用・実施もできるようにした。
また、地域共生社会政策を推進するために、包括的支援を行うとともに、福祉サービスを必要としている人々を地域で早期に発見し、それらの人々が地域社会から蔑視されず、排除されず、それらの人々の個人の尊厳と人間性が尊重され、社会、地域において社会的役割を担い、地域社会を構成する一員として認められ、包含されるように、個別支援とそれを支える地域づくりを一体的に展開する重層的支援体制整備事業も位置づけられるようになった。
これらの考え方、政策はある日突然出てきたわけではない。これらの課題への取組は歴史的に常に問われ、実践もされてきた問題であった。
地域包括ケアシステムに関わる歴史的ベクトルは大きく2つある。第1のベクトルは、医療系を中核としたベクトルで、古くは1950年代の長野県の佐久病院の若月俊一医師による医療、保健、福祉、社会教育の連携システムに基づくベクトルや1970年代広島県御調町の山口昇医師による病院を拠点としたシステムのベクトルが有名である。この医療系を中核としたベクトルにはもう一つの流れがあり、1970年代秋田県象潟町、高知県西土佐村での宮原伸二医師による実践や兵庫県五色町で展開された松浦尊麿医師の実践で、地域保健を中核とした実践であった。
第2のベクトルは地域福祉系のベクトルで、1994年設置の岩手県遠野市「健康福祉の里」(国保診療所併設)におけるワンストップの相談システムや2000年実施の長野県茅野市における保健・医療・福祉の複合型拠点(内科クリニックを併設した保健福祉サービスセンター)を中学校区という4つの日常生活圏域毎に設置し、かつ社会福祉協議会が実践するコミュニティソーシャルワーク機能と有機化させるシステムを創った実践である。
ところで、“地域包括ケア”とか、“地域共生社会政策”とかが掲げる福祉サービスを必要としている人々への縦割りの属性分野を越えて福祉サービスを総合的に、かつ医療、介護と一体的に提供するという考え方は崇高であるが、その実現はそう簡単ではない。
地域包括ケアシステムを構築する際の保健・医療・介護・福祉の連携を阻む要因が幾つかある。その主なものを挙げると、①医療・保健・福祉・介護に関わる財源が一元的でない調達問題(税金による一般会計財源、医療保険財源、介護保険財源の違い)、②保健・医療・福祉・介護に関わる利用圏域(広域圏域、一部事務組合、市町村圏域、日常生活圏域)の違い、③介護保険事業計画、医療計画、健康増進計画、地域福祉計画・障害者福祉計画・子ども子育て支援計画等の各種保健・医療・福祉に関わる計画の整合性の問題等が挙げられる。
地域での自立生活支援においては医療的ケア児の問題、一人暮らし高齢者や一人暮らし障害者の入退院支援や看取り支援、あるいは認知症高齢者の支援、難病患者や若年性がん患者の療養と生活支援等、今日では益々医療・介護・福祉・保健を一体的に考えて提供するシステムや考え方を推進しなければならないところに来ている。
今や、急性期医療だけでなく、慢性期医療が社会的に大きな課題になってきている時に、病院での治療を中心に考えた「医学モデル」での対応だけでは問題が解決しない。治療ということも包含して、その人の生活全体を考え、アスメントし、支援方針を考えるという「社会生活モデル」に基づく支援が必要とされており、そのための専門多職種連携、チームアプローチが求められている時代である。
そのためにも、市町村ごとに、医療・介護・福祉・保健の一体的提供のシステムを考えた「地域福祉計画」の策定が重要になる。

(2021年7月22日記)

清水将一/ボランティアの芽を摘み取るボランティア、福祉教育をダメにする福祉教育―いま立ち止まってボランティアと福祉教育を考える― 



 


  



 


 

影響を受けた人物
① S氏のこと

② 阪野貢先生のこと

③ 沢田清方先生のこと

④ 福井達雨先生のこと

 
影響を受けた出来事
① 阪神淡路大震災

 


追悼:清水将一先生は、2020年10月17日に逝去されました。
私は、ボランティアや福祉教育、まちづくりや社協活動などについて、先生の「実践的研究」から実に多くのことを学ばせていただきました。常にその視点や視座はブレることなく、またその立論は理性的で科 学的、かつ批判的で建設的なものでした。そしてその基底には、子どもや障がい者などに対する深い、確かな “愛” がありました。遺稿集である本書を読むなかで、その思いを強くしています。アルフレッド・マーシャルの 「熱い心と冷たい頭」という言葉が思い出されます。
叶うことなら、本書を通して、ご生前に十分できなかった先生との議論を重ねていきたいと願っています。
清水先生の学恩に感謝申し上げるとともに、衷心よりご冥福をお祈りいたします。(阪野 貢)
出典:清水将一『ボランティアと福祉教育研究』風詠社、2021年6月、5~129ページより転載。本稿のタイトルは阪野 貢によります。
謝辞:転載許可を賜りました風詠社と故・清水将一先生の奥様に衷心より厚くお礼申し上げます。


追記(2021年7月24日)
鳥居一頼先生から早速、次のようなメールをいただきました。いつものこととはいえ、先生のご厚情には感謝あるのみです。
それにしても清水将一先生には何のご恩返しもできず、悔やまれてなりません。(阪野 貢)

追記(2021年7月26日)
村上進様から次のようなメールをいただきました。村上様には日頃、本ウェブサイトの運用等について格別のご支援をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
清水将一先生の福祉観の確かさと、「生きている(いた)証」としてご高著を上梓されたことに敬意を表します。(阪野 貢)

一粒の種

岩見沢市民会館に 空知管内7市12町から 
133名の 民生委員が集まった
コロナの影響で 2年越しの新任研修を開催した

514席の中ホールは 感染予防対策で
前後左右かぶらぬよう 指定席だった
ステージの演壇は 木枠に透明シートが貼られていた
マイクは完全消毒が徹底され 一人1本だった

岩見沢の民生委員6人が登壇した
マイクが6本しかなく まわして使うことができない
だから この6人には最初から最後までお付き合い願う
演壇は上手に置き。中央に並べられた椅子に座った
何かが起こる予感に 観客席は6人に注目する
ワークショップが始まった

冒頭本来のワークショップができないことから
皆さんを代表して 6人の方に協力いただき
劇場型ワークショップを行いますと 6人を紹介した
指名は 名簿の今日の日付21番から順に6人を選んだ
ステージに上がるまで 全く面識はなかった

詩集『情緒は私を支配する、論理よりも強く』
テキストには、48編の詩と2本のシナリオが
90ページにわたり紹介されている
これを90分で消化するのは とうてい無理である
だから 朗読できなかった詩はお土産だと伝えた

導入に『他人の靴を履く』の一節を引用した
「言葉は思い込みを溶かす。固まっていたもの、凍っていたもの、不変だと信じていたものを溶かして、変える」
詩を通して 何かしらの前向きな変化があれば嬉しいと
情感に迫ることに 許しをもらった

早々に シナリオ『稼いで半人前』の上演
「一粒の種」と名付けた にわか朗読集団
初めて目を通す台詞を 心情豊かに見事に演じきる
これで今日はいけると 確信した

詩は6人と代わりばんこに 朗読した
時には その詩の感想を話してもらうこともあった
2時間半で設定したワークショップは 90分しかない
コロナ禍で全体の時間が半分となり 詩の大半を残す
それでも時間のかかる二つ目のシナリオ
『自分のネットワークを作ろう』にこだわった
この6人で演じる世界を味わって見たいと思った
案の定 見事な台詞回しで 会場から小さく拍手がわいた 

言葉は 情感豊かに表現されることで
素直に心に響き その意が受け入れられる
初見しただけで その情景や心に動きを想像する
「一粒の種」のメンバーが 思い込みを溶かす
6人という集団が一つに溶け合い 自らを変えた
「一粒の種」がメンバーによって
このワークショップで 蒔かれていった

時間は押していた
テキストの未消化を謝罪した
いつもなら『めんこいしょ』で〆(しめ)るが
女性の朗読が聴きたくて 指名した
小さないのちへの限りない愛の詩は 静かな余韻を残した 

※『他人の靴を履く』プレイディみかこ著、文藝春秋、2021年6月刊。

〔2021年7月22日書き下ろし。ようやく解禁となった矢先、今日札幌は百人を超えた。札幌を中心にまん延防止法の発令は近い。仕事がしたい〕

信じられる?

信じろ
信じられることもしないで
何を信じるのか

信じろ
信じられない人の
何を信じられるのか

信じて
パートナーでもない 友人でもない
人は 簡単には信じない

信じて
信じるに値しない人に
あなたは 命を預けられますか

信じる
金しか信じられないあなたには
犠牲は 人ではなく損得でしかない

信じる
信じるに足りぬ人の言葉は
人心を 逆なですることでしかない

信じる
これだけ感染拡大で不信と不安を拡大しいて
レセプションとはいい加減にして欲しい

信じられない
どれだけ人心を 虚仮(こけ)にするのか
反発どころか 冷えた憎しみすら覚える

信じよう
次の選挙は 無下にされた民意の表明
無党派が 自公に決して投票しなければ
保身に走る者たちを 糾弾粉砕できる

信じぬ 嘘と欺瞞と傲慢な言葉を
信じる 押しつける抑圧からの解放を 
信じたい 困難に立ち向かう気迫と正義を
信じよう 危機を乗り越える人智と科学を

〔2021年7月20日書き下ろし。お互いの信頼とは、呆れた。スポーツとアスリートに世界と未来を変える力があるならとうの昔に変わっている。しばらく話題に事欠かない〕

付記
IOCバッハ会長「お互いに信頼し合わなければ」国民の高まる不信感も意に介さず
大会組織委員会は1日以降、選手ら大会関係者の陽性者数を発表しており、この日は1日で最多となる15人。選手村からも初めて陽性者が1人出た。バッハ会長は14日に菅義偉首相と会談した際、「我々がコロナのリスクを持ち込むことは絶対にない」と胸を張っていたが、既にほころびが顕著になっている。
バッハ会長は日本国民へ「アスリートを歓迎してほしい」とし、「彼らも犠牲も払って来ている。日本の人も同じ。制限的な対策を歓迎してくれている。日本だけでなく世界各地で見ても最も制約がかかった試合だ。お互いに信頼し合わなければならない。日本のパートナー、友人に対して信頼しているように、このような対策を信じて欲しい。効果が出ている。厳しい検査体制を敷いている」と話した。
バッハ会長は13日に組織委を訪問。全ての人々にとって安全な大会開催への意欲を示す際に、日本人と中国人を言い間違え「チャイニーズピープル」と口に。慌てて「ジャパニーズピープル」と言い直す一幕があった。18日には迎賓館でバッハ会長らIOC委員の歓迎会が行われることになっており、さらに反発は強まっている。(2021年7月17日スポニチアネックス)

安心安全の呪文

食あたりが怖い
パンケーキだと 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま安倍さま大明神

デルタ株が怖い
ワクチン接種 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま河野さま大明神

熱中症も怖い
医療体制 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま田村さま大明神

お酒が怖い
規制解除で 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま西村さま大明神

五輪が怖い
無観客だから 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま小池さま橋本さま大明神

役立たずが怖い
存在感なくても 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま丸川さま大明神

五輪の負債が怖い
たっぷり借金 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま麻生さま小池さま大明神

五輪後の選挙が怖い
公認が分裂しても 大丈夫
さあ 唱えましょう
安心安全 菅さま二階さま安倍さま大明神

どんな怖さよりも
恐ろしいのは 人間の業の深さ
さあ 唱えましょう
悪魔退散 菅さま小池さまバッハさま 
悪霊退散 安倍さま麻生さま二階さま 

トヨタが 五輪の呪縛を解きました
安心安全の呪文も 呪力を失いつつあります
安心安全の神話は 負のレガシーとなるでしょう

〔2021年7月19日書き下ろし。安心安全の神話づくりに欠かせない「呪文」です〕

付記
トヨタ、五輪関連国内TVCM見送り 最高位スポンサー
トヨタ自動車は19日、東京五輪に関連する国内でのテレビコマーシャル(CM)を見送る方針を明らかにした。トヨタは東京五輪の最高位のスポンサーとなっているが、大会開催や運営に関わる混乱で「理解されていないことがある」(トヨタ)として、CMを流さない。開会式など公式なイベントにも豊田章男社長含めたトヨタ関係者は出席しない方針も示した。(日経2021年7月19日)

北海道は熱暑です

十勝の足寄町で37.5℃
十勝池田町とオホーツク置戸町で37.4℃
北海道の23地点で35℃を超えて 3日連続の猛暑日となった。
札幌市でも34.3℃まで上がり 今年一番の暑さとなった

7月中旬で この熱暑は異常だ
涼しいからとマラソンと競歩を 強引に札幌に持ってきた
さてさてこの判断は 吉と出るか 凶と出るか
北海道の夏はお盆までと 海水浴場はクローズする
さてさて次なる試練は 8月本番の酷暑対策か
会場警備の立ちんぼボランティアが あまりに切な過ぎる

18日 2日連続で札幌80人超え 全道で100人を超えた
まん延防止法や緊急事態宣言も 視野に入ってくる
デルタ株に置き換わると予想され 危機感は日毎増す
千歳空港やJRでの内地から大勢の往来も 
夏休みとお盆と五輪の三重奏で 活気を呼び込む
ワクチン接種もままならない街に 人が溢れる
ビール園の大ジョッキは 観光客にはたまらない

マラソンの日に 猛暑が襲ったら
沿道での応援は 自粛せざるを得ません 
年寄りには 熱中症危険警報発令です
危険ゾーンに立ち入ることなく 家で観戦します
さっさと終わって 大通公園を元に戻してください
憩いの場は たかが数日のイベントで数ヶ月も奪われました
さっさと終わって 日常の風景を返してください
二度と札幌で 政治と金に汚れた五輪なんか持ち込まないでください 
犠牲を強いる為政者への 小さな小さな抵抗の声です

五輪の開催と広島を訪問した IOCバッハのねらい?
えっ! ノーベル平和賞を狙った パフォーマンスだって!
フェイクだとしても ストンと落ちるのが怖い

〔2021年7月18日書き下ろし。千歳空港に降りた乗客の一言、「満席だった」〕

教え子大井浩平君 NPO法人づくりに動く

東京在住の最後の教え子 大井浩平君
子どものために いまを生きる大人としてやるべきことがあると
30年ぶりに再会したときの話題が カタチになっていた
悠久の宇宙にある小さな太陽を公転する 命の惑星「地球」
そこに生きる様々な命の営みに 危うさを感じてひとり動き出す
NPO法人づくりへの一歩を印す 優しさと心意気に溢れたメッセージ
五輪開催とコロナの感染拡大で 辛辣になっている心が和んだ
事はひとりから始まる ひとりからしか始まらない
そのはじめの一歩を 彼の旧友たちと共有したい 

地球の上で生きているってこと
「地球」と聞いて 何をイメージしますか
宇宙から見た 青い丸い地球を思い浮かべますか
太陽系の中の一つの惑星の 地球を思い浮かべますか
地球を遠くから見たら きっとただの球体です
近くから見れば どこを見ても同じ景色はありません
いろいろな自然があり いろいろな景色があり
いろいろな植物たち いろいろな動物たち 
いろいろな昆虫たち いろいろな微生物たち
いろいろな細菌や いろいろなウイルスたちだって生きています
いろいろな人間たちも

「地球」という一つの家の中で みんなが共に生きている
でもいまは ひしめき合い窮屈そうに 互いに攻撃しあって生きている
同じ家に住みながら いつも喧嘩が絶えず ときに命を奪い合う
知恵を手に入れた人間たちは 自分たちが住みやすくなるように
科学や技術をすさまじい勢いで進化させて テクノロジーが巨大なものになった
人間たちは 地球の命の糧を我がもの顔で奪い合う
より多くの有益を貪欲に求めて 必要以上に自然を破壊してきた
数千年を経て 人間たちは住みやすい環境を手に入れた

しかしそれは 他の住人を怒らせた
自然が怒っている
住んでいる「地球」が怒っている
人間は自ら自分の首を絞めていることに どれだけの人が気づいているのか
気づいていても 何もできないのかもしれない
もうこれ以上の技術革新は要らない もうこんなにも必要ない

イヤホンを刺して歩いていたら 隣の人の悲鳴が聞こえるかい
マスクをしていれば 真実は見えにくい
イヤホンもマスクも 自分だけの世界に閉じ込める
我がもの顔で生きるって それでいいのかい
ウイルスがなんだ
ウイルスだって生きている 共存するんだ
体を丈夫にしよう 抗体力をつけよう
そうすれば ウイルスとも共存できる
いつか 口元を覆い隠すマスクを外して 
人間らしい笑顔をみせて歩きたい
そんなおもいが 日々つのる

そこで気づいた
この奇跡の惑星「地球」で生きる私たちには 大きな果たすべき役目がある
未来を生きる子どもたちが 明るく健やかに育つ世界になるように
大きく深呼吸しても 息苦しくないように 
社会の動きを緩めて「いま」を見つめなおそう
子どもたちの感性を豊かに育もう

どうか急がないでゆっくり周りを見ながら 歩いてください
たくさんの命との響き合いを確かめながら 歩いてください
その歩みが 未来になる
「いま」が未来になるのだ
「いま」を大切にするんだ
「いま」の笑顔が未来の笑顔になる
「いま」を見つめなおそう
「地球」に住む全てのものにやどる命を 大切にしよう
「街」で行き交う全ての命とその存在を 大切に生きていこう

大きな未来が待っている 子どもたち
その未来が 命の輝きに満ちるように
子ども時代にしか 味わうことのできない
様々な機会を与え 生の経験をさせたい
一人ひとりの感性を刺激して 色あせない豊かな心を育みたい
地球環境や福祉に目を向け 涸れることのない好奇心を育みたい
体の健康  心の健康 地球の健康を学ぶことで
自分を他人(ひと)に接するように大切にして
他人を自分のことのように大切にできるような
まごころをしっかりと育みたい
おもいのある仲間たちと 協力し合うことの大切さを知り
社会や人 そして地球とコミュニケーションする力を身につけ
自分も周りの一人ひとりも 地球社会の一員であり
尊い存在であるという自覚と 広い視野と実行力を育みたい
そんなおもいを託した「NPO法人」を立ち上る

〔2021年7月18日書き下ろし。昨夜浩平君からメールがきた。嬉しくなって、今朝、彼の純朴な思いを早来小の旧友たちにも伝えようと電話して承諾を得た。すでに子どもの「かけっこ教室」を主宰し社会教育に飛び込んでいるのも頼もしい。心から応援したい〕