閣議決定

桜で妻は 友だちもどきを勝手に招待
公私混同叩かれれば すぐに夫は動きます 
出しゃばる妻に 手を焼きながらも
最高権力者の伴侶の立場は いつも安泰 
コロナウイルス防疫以上の厳戒態勢
国家に守られ 私人だと決定する茶番劇
前代未聞が 通常化する閣議決定  
もりかけ続きの桜の案件
年明け国会論議 事実隠蔽で終始する
疑問は深まるばかり 埒明かず 

中東へ トランプさんの意向受け
情報収集活動へと 無駄な自衛隊派遣
とりあえず 閣議決定
国会の承認 いりません
心配しないで 行ってきてください
何かあったら その時考えましょう
国会は休みで 機能不全中の脱法行為

検事総長に据えるため
規則の変更いたします
閣議決定 有効活用
だから 大丈夫
心配しないで その気になって
辞令の交付 待っててください
国会の論議なんか なんの意味もありません

閣僚・官僚尽くすのは 国民ではありません
任命権者のあなたに 一命委ねます
だから閣議決定 バカげた案件でも
閣僚は 言われるままに 承認するだけでいいのです
官僚は 迅速に後始末できれば 評価されるのです

閣僚・閣僚が尽くすのは ただただ任命権者のあなたです
無能さを暴かれても その地位に 居座り続ける図々しさ
質疑応答できなくても 官僚火消しいたします
国民のために というコトバを吐くたびに
国民を欺くことを暗示して 裏切る覚悟で臨みます

だれも 逆らいません
だれも 物言いません
だれもが イエスマンで奉仕します
これからも 閣議決定で国の舵取りいたします
検察や警察の権力握れば もう怖いものはありません
脱法内閣 ここにあり

国政は 頭の賞味期限は当然切れる
そのタイミングだけが関心事 民は傍観し続けます
そこが狙いの権力者
民が 無意識に批判せず 何も言わずにいることが 
無言の承認得ていると 論理の飛躍は常套手段
操りやすい国民に 育っているのが
ただただ 嬉しいのです

国会軽視の閣議決定
次には どんな脱法を企てているのやら
議会民主制度の崩壊の兆しを 感じたときには 
時遅しかもしれません 
 
〔2020年2月15日書き下ろし。国会の答弁やその言質を聞くにつれ、この内閣の危うさが露骨に表出している。閣議決定のこれからの動きは不気味だ〕