其次致曲 曲能有誠 誠則形 形則著
著則明 明則動 動則變 變則化
唯天下至誠為能化
小事を軽んじず 至誠を尽くせ
小事に至誠を尽くせば 誠となる
誠あるものは にじみ出る
にじみ出れば 表れる
表れれば いよいよ著しく
著しければ 感動を呼ぶ
感動は 変化を起こす
変化は 万物を生育する
天下において 至誠を尽くす者のみが
己と世を 変えることが出来る
(韓国映画『王の涙~イ・サンの決断』から引用:訳者不明)
小事を軽んじ 嘘で固めて
不誠を体現せし者
そこに滲み出る 不遜な言動
隠しきれずに 表れし
著しければ 不信が強まる
不信は 世に変化を促す
変化は 不誠な者を拒み退ける
民に 至誠を尽くさぬ者は
己を偽り 世に能(あた)わぬ者となる
同郷の吉田松陰に傾倒し者よ
座右の銘は「至誠」と聞き及ぶ
松陰の教えの深さと重さを
いまのあなたは 耐えられるのか
「子曰 過而不改 是謂過矣」
(子曰わく 過ちて改めざる 是れを過ちと謂う)
※『中庸』(ちゅうよう):儒教の四書五経の四書の一つ。君子が国家や政治に対する志を述べる大説。四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」。五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」。
〔2020年4月8日書き下ろし。感動のなき世はつまらない。感動は変化であり成長となる。なお私は漢文の素養は皆無であり、無知を承知で無恥を晒す)