現代政治ことわざ誤用集(その3)

〈医者の不養生〉
コロナ感染者に向き合うドクターと看護師たち
養生する暇なんてない激務中
本当に感謝しかありません
難しいでしょうが 健康管理をお願いします

〈エビでタイを釣る〉
国会議員の処世術

〈烏合の衆〉
いまの国会議員の有り体
このままではヤバいと 戦々恐々に陥っている
これからの成り行きが 楽しみ

〈百聞は一見にしかず〉
視察です
議員さんご一行のお通りだ~い
道を開けて!  

〈寝る子は育つ〉
国会で居眠りするか 本読むか タブレット見るか
要は暇な国会議員
寝返りも 自由にできるってうらやましい

〈憎まれっ子世にはばかる〉
寝返りして 野党から出た議員さん
嫌なやつほど世渡り上手に成長します

〈山高きがゆえに尊からず〉
地位が高いばかりが 能じゃない
仕事の中身が 人の値打ちを決める
さて 議員さんのお値打ちものは なんですか?

〈三度目の正直〉
なんどやっても ダメなものはダメ
いまの与党に 嘘ごまかしのない正直な結果なんて
望みようもない

〈柔よく剛を制す〉
論議なく多数決押し切ってきたから
やわらかくてしなやかなことなんて できっこない
このギスギスした人間関係を作ったのは
他でもない与党議員だ
えっ 言われるがままそうしてきただけ
はいはいロボちゃん議員の面々 
軍隊もどきの統制ご立派です

〈枯れ葉も山のにぎわい〉
失礼!ロボちゃんじゃなくて 枯れ葉でした
もう朽ちるだけです
せめて 国の肥やしになってください

〈生兵法は大怪我のもと〉
中途半端な知見をひけらかし 危機を呼び込む
取り巻きのなかに いたんですね
それでも まだふっついたまま離れない 
コロナ禍後も 危ないぞ~

〈悪事千里を走る〉
内閣の支持率30%を切る
これが証明している
えっ!
喉元過ぎれば熱さを忘れる国民だから
大丈夫!
すごい自信家です

〈前門の虎後門の狼〉
前に世論が大きく動き
後ろに席取り合戦に挑む輩が控えています
ありますか 白旗は

〈馬脚をあらわす〉
正体は とうの昔にバレているのに
いまさら取り繕っても 意味ないじゃん
何さま俺さま安倍さま 地に落ちました

〈過ぎたるは及ばざるが如し〉
公務員法の改正と検察庁法の改正を 一緒くたにしたこと
だから 期待した公務員がバカを見た

〈贔屓(ひいき)の贔屓倒し〉
賭け麻雀 賭博罪に該当しても 
黒川元検事長は かる~い訓告処分
依怙贔屓(えこひいき)の最たるもの
今度はだ~れ~にしようかな?
後任は 「テロ等準備罪」(17年の改正組織犯罪処罰法)で
国会答弁に立った 野武士と称される林真琴氏
広島の河井克行・案里議員夫妻の事案 
依怙贔屓には 目もくれず
きっちりと 検察の威信をかけて
けじめ付けてください

〈短気は損気〉
内閣の終末期に陥った 数々の判断ミスの性格的要因

〈病は気から〉
小さいアベノマスクに 意固地症が見えています
内閣の終末期を迎え 依怙地症も進んでいます
お見舞い申し上げます

〈風前の灯〉
もうだれも相手にしないこと

〈犬も歩けば棒に当たる〉
西村経済再生相が 緊急事態宣言解消後に出歩くと 
自己責任だと 責任転嫁していること
でも出歩かないと 何も始まらない

〈渡りに船〉
幸運は 自分で掴む
すでに船頭を探し始めて 官僚たちは動き出す
どの船頭さんの船に乗るのか
高見の見物と洒落こみましょう
花見の代わりになりそうな 政界官僚が織りなす人間模様
落ちた花びら 土に帰る無情を知るべし

〈遠くの親戚より近くの他人〉
裏で石破詣でが始まった様子
ようやく 出番も近しか

〈千里の道も一歩から〉
政治のスタンスは ビジョンを理解してもらい共有すること
コロナ禍後は 昨日と違う道標を付けることが急務
できるかな?
信頼されぬ方からの お願いコールは聞き飽きた

〈聞いて極楽見て地獄〉
コロナ禍後に始まる 安倍劇場
見る勇気ありますか
怖いから 劇場を封鎖して 役者は追放でいかがですか

〈おかに上がった河童〉
早く見たい!

〈爪に火をともす〉
庶民の その日暮らしを尻目に見て
心配のいらない議員さん 
どんな暮らしっぷりなんでしょうか

〈天災は忘れた頃にやってくる〉
これから始まる今年の天災
鉄砲の弾では 守れぬ国土防衛
大丈夫ですか?
あんたの内閣じゃ頼りにならない
不安より恐怖が先に来る

〈親しき仲にも礼儀あり〉
議員さんの誰とも親しくないので
このような誤用集を書いております

〔2020年5月25日書き下ろし。政権終末期を呈しているようです〕