現代政治ことわざ誤用集(その5)

〈備えあれば憂いなし〉
次の選挙 1億5千万円は誰の手に?
もうもらって ばらまいているって!

〈後悔先に立たず〉
総理は1回でやめときゃよかった

〈火に油を注ぐ〉
「略奪が始まれば銃撃も始まる」
米国は大統領からして怖い国だ
中国習近平も香港国家安全法を制定した
「分裂勢力や外部からの干渉勢力を震え上がさせる」と
中国軍香港駐留部隊の司令官は豪語する
ビッシとおかしいと言えないのは 臆病者か それとも同類か
大国の指導者と民を注視しよう

〈宝の持ち腐れ〉
もう腐って使用不可です
なにがって? 
議員になった 初心です

〈乗りかかった船〉
このままいってまえでは 困ります
いつでも 止めてください
依怙地さが 国を迷走させるのです

〈親孝行したいときに親はなし〉
昔は50代60代でなくなりましたが
長寿社会のいま
親孝行したくもないのに親がいる
嘆かわしい時代にしたのは誰かな?
薄っぺらな道徳教育に期待するって 本心ですか?
議員さん 福祉も教育も滞っているんですよ

〈笛吹けども踊らず〉
踊り飽きました
いや自粛生活の反動ですかね
次は難しいですよ
10兆円の見せ金 使うことになるでしょう

〈隔靴掻痒(かっかそうよう)〉
靴の上から足のかゆいところをかくなんて できっこない
そのくらいもどかしい
いまの内閣のことです

〈看板に偽りなし〉
政党の看板 見直してみて
ただのお飾りになってない

〈好事魔多し(こうじまおおし)〉
オリンピックも流れそう
改憲も潰れそう
折角の花道 コロナで台無し

〈火中に栗を拾う〉
いまの議員にはない気骨です
ドイツのメルケル首相は違います
政治家のモデルは 彼女です

〈地震 雷 火事 親父〉
怖いのは それだけですか?
暴風雪 堤防決壊 地滑り 洪水
新型コロナの罹患と病者への人権侵害 医療崩壊の危機 
交通事故 殺人 虐待 自死
経済格差 教育格差 福祉格差
ジェンダー ネット上の中傷
賭博とご意見番(検察)
内閣支持率崩落
一番恐れるのは 戦争ではなく
議員バッチを 外すことかな

〈渡る世間に鬼は無し〉
だって鬼はそちらでしょ

〈亀の甲より年の功〉
政権のリーダーたちには 老害を感じています

〈三つ子の魂百まで〉
小さいうちの親のしつけが
ボンボン議員には 見事に開花しています
人を見くびりおちょくる性格は 直しようがありません

〈月夜に提灯(ちょうちん)〉
首相にアベノマスク

〈羮に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)〉
マスクやら10万円の支給やら
失策に懲りて 今度は慎重を期して
鈍足丁寧 いまだ行き渡らず

〈同病相憐れむ〉
トランプさんとは そうならないように
とても恥ずかしくて 自慢できません

〈ぬかに釘〉
この誤用集 議員さんには無駄なことと
笑われておしまいですかね
そこだけ 度量がある議員の不思議さ
要は 面の皮が厚いというだけのことです

〈転んでもただでは起きない〉
それが議員の真骨頂

〈袖振り合うも多生の縁〉
コロナ禍のソーシャルディスタンスでは無理
ましてや偉い議員さんとは 縁など結ぶ縁もない

〈光陰矢の如し〉
政権の座

〈寝耳に水〉
政権交代の速報 待ってます!

〈衣食足りて礼節を知る〉
欲がないので 足りています
礼節を尽くすに値する 政治家がいません
でも一旦「誤用集」の筆納めをいたします
世相が動けば すぐに復活します
なにせ礼節をわきまえないので ご容赦ください

※ソーシャルディスタンシング(social distancing):公衆衛生戦略を表す用語で、疾病の感染拡大を防ぐため、意図的に人と人との物理的距離を保つことを意味し、本来は適切か。しかし、ソーシャル・ディスタンス(social distance)をマスコミは使用。 ソーシャルディスタンスは社会学の用語で、パーソナルスペースの距離の長さによって、密接距離、個体距離、社会距離、公共距離と段階的な定義がある。そしてこの中の社会距離を意味する。

〔2020年6月1日書き下ろし。一気呵成に書き上げました。お楽しみください〕