道内の民生委員児童委員の新任研修の講師で動く
対象は去年の改選で委嘱された委員の中で
昨年度の研修を受講しなかった者
欠員が出て補充されたことで研修を受けなければならない者
法的研修だから必ず受けなければならない規定がある
石狩と後志 釧路と根室 胆振と日高 上川と留萌 渡島と檜山
それぞれ近隣管内を合同して実施する
十勝 オホーツク 空知 宗谷は単独開催
来春1月末から3月初旬にかけて
全道9カ所を巡る
コロナ感染予防対策を講じた研修体制
1日がかりのプログラムを午後の半日に変更した
昼食の弁当を食べることのリスクを回避した
フラットな研修室や講堂でのグループワークも難しい
全てステージのあるホールやセンターでの開催となった
収容人員の多いホールを
全て指定席にすることで三密を避ける
空き席が目立つことは否めないが
法定研修を実施することで理解を促す
プログラムは12時40分から16時40分まで4時間
担当するワークショップは90分と昨年度より40分減った
参加者から90%の満足度を得たワークショップの中身の精査が求められる
ステージで展開する自作の詩とシナリオを使ったワークショップ
参加者の主体性を引き出して 委員としての思いをカタチにしてゆく
協力をその場で依頼し 十数人が舞台に上がる
それぞれが 担わされる役割を演じ朗読する
演じ終わっても舞台に残り 共に創る風景のひとりとなる
ファシリテーターは 徐々に舞台の袖に そして下にその席を移す
観客席から 時に感想や意見を求め全体に反映させる
舞台は突然パネルデスカッションを始めることもあるだろう
悩みや不安を共有しながら 一人ぼっちには決してしない
いま持てる力で実直に活動に向き合うための
個々のモチベーションを高めてゆく
ねらいは明確である
手法も確かである
ただ地域によって 参加者は一様ではない
その違いを現場で敏感に分析し 素早く対応しなければならない
画一的一方的な講義ではないだけに 参加者の反応が全てである
本番での臨機応変・変幻自在な展開が 常に求められるのだ
そのための用意周到な準備を課せられる 厳しい仕事でもある
だからこそ 新任委員の方々と真摯に向き合う覚悟が生まれる
己を鼓舞し時に自省し 新しき活動の世界を創る企てに巻き込み
この研修を共にエンジョイしたい
「情緒は私を支配する。論理よりも強く」(伊藤整)
〔2020年10月10日書き下ろし。今日道民生委員児童委員連盟の担当者から日程表が送られてきた。コロナ禍における新しき研修スタイルの実現である。心して取り組みたい〕