金持ちが 国の財布を握る
生活困窮者への給付も 一刀両断
「するつもりはない」
最悪の感染拡大は想定済みで
施策を立てるのが政治の責任
これまで得られた 貧しい知見も活用できず
中途半端な支援策を労して 失敗は自明の理
「国民みんなで連帯してこの難局を乗り切るため」
いまこそ難局 出鼻をくじく
金持ちが 恵んでやるカネはないと啖呵切る
人を見下したようなダミ声で
貧乏人を 相手に「するつもりはない」
貧乏人は自己責任 支援「するつもりはない」
貧乏人の救済 論議「するつもりはない」
国会での議論もなしに 独断する
金持ちに 誰も反論できず
これが民主主義国家とは 情けない
マスコミも へらっと笑ってご機嫌伺い
マスコミは 懐柔されて伝言板と化す
マスコミは 批判「するつもりはない」
〔2021年1月19日書き下ろし。ご意見番がいないばかりに、辞めずに居座る。硬直した財政の根っこに、果たしてマスコミはどれだけ切り込み反駁できるのか〕
付記
一律10万円の再給付「するつもりはない」 麻生財務相
麻生太郎財務相は19日、閣議後の記者会見で、緊急事態宣言の再発令に伴い昨年実施した国民一律に現金を配る「定額給付金」の再支給を求める声が出ていることについて、「国民に一律10万円の支給をするつもりはない」と否定した。生活が困窮した世帯に限定して給付する選択肢についても、「考えにくい」と否定的な考えを示した。
新型コロナウイルス禍の支援策では、これまで得られた知見を生かした施策が必要と指摘。営業時間の短縮要請に応じた飲食店への協力金や、収入が減った人に無利子で融資する緊急小口資金の特例措置など、今回は的を絞った支援策で対応していく意向を明らかにした。
麻生氏は昨年春の宣言下で10万円の定額給付金の支給が決まった理由を「国民みんなで連帯してこの難局を乗り切るため」と説明していた。(産経新聞2021年1月19日)