阪野 貢 のすべての投稿

岸田文雄新総裁の厳しい船出

自由闊達とは言い難い
放言と策略だけの総裁選
自民祭りに飽きが来るほど
面白おかしくメディアは毎日盛り上げた
そもそもつまらぬ出来レース

派閥ではまとまりつかぬと縛りを外す
男は虎視眈々とキングメーカーの座を狙う
一人だけは勝たせてならぬと当て馬立てる
思惑通り決戦の議員の票に結実された

最後に笑うあの男
引退寸前の二人の影響をカットする
ノーサイドなんて綺麗事 
裏で仕分けてしばきする
子飼いの者を要職に画策始まる
自民党の胡散臭い体質は何も変わらぬ
新総裁の寛容な手腕はすぐに人事に現れる

新しい資本主義ってなんだかよくわかんない
成長と分配の好循環で成長の果実を全国に届けるんだって
できるだけ幅広い人たちの給与を引き上げるんだって
そもそも経済の成長なんて頭打ち望み薄い泡沫の如し
アベノミクスの検証なくして経済戦略は無となる
できるだけの一言が逃げ道となりさらに格差を広げる

党と閣僚人事は人よりも派閥のバランス重視する
論功行賞は目玉に誰を登用するかで初動と評価はあらかた決まる
内閣・財務・総務・厚労・経産・文科・外務・防衛
早々に菅さんの残務整理で青息吐息となるだろう
ただ岸田政権が求める政治を実現したければ
安倍政権と真逆をすれば盤石にできるが無理だろう

さて衆議院議員選挙を盛り上げますか
元気な団塊の世代が世の中の趨勢に反応する
この世でのご奉公は子どもに未来を信じさせてあげること
この世の思い残しは若者たちの政治への無関心と不信と諦め
団塊の世代はノンポリだった過去を捨て本気で利他に動く

※ノンポリ:英語の「nonpolitical(ノンポリティカル)」の略で、政治運動に関心が無いこと、あるいは関心が無い人。元は1960 – 70年代の日本の学生運動に参加しなかった学生を指す用語である。政治にまったく興味を持たなかった人だけではなく、政治問題に関心はあるものの、次第にセクト化・過激化していった学生運動を嫌い、特定の党派に属することを拒否した人々(ノンセクト・ラジカル)なども含まれていた。

〔2021年9月29日書き下ろし。団塊の世代は次世代に対しての責任となすべきことがある〕

棚ざらし

繁盛してます
海千山千のお客でごった返しています
ご要望には何でもかんでも適当にこたえてます

繁盛してます
嘘のてんこ盛りがお得です
裏でアドバイザーが暗躍してます

繁盛してます
キングメーカーになりたくて仕切ります
強いプッシュで功を奏してます

繁盛してます
会員制でお金を出せば誰でも入れます
割り勘ならどこでも口利き可能です

おっとそこは立ち入り禁止ゾーンです
棚ざらしのもので詰まっています
返品のアベノマスクにアベノミクスの折れた3本の矢
もりかけ・さくら・お友だちに出処進退の離党届け
忘れちゃいけないコロナのつけに憲法改正…エトセトラ
50年の誇りも薄汚れて埃(ほこり)化進行中です

そうそう29日は数年に1度の棚卸しの日です
でも棚ざらしの物件が増えるだけかも知れません
人気の薄いお隣さんはバーゲン中
呼び込みする店主自ら棚ざらしみたいです

※棚ざらし:品物が売れないで、いつまでも店に残っていること。また、その商品。問題を未解決・未処理のまま、いつまでも放置しておくこと。

〔2021年9月29日書き下ろし。29日自民党の総裁選挙。まとまり付かない泥仕合。誰がなっても舵取りは至難の業。棚ざらしにされるのだ~れ?〕

道産子よ!試練の壁に耐えて立て

どうにもならない日々だった
さんざん道も市も 迷走を繰り返した
こんなに この日を持ちわびたことはなかった
よかれと思うことは 何でもした

仕方ないと 弱きにもなった
連日連夜 隙間風に愚痴った
暖簾(のれん)に腕押しの 毎日だった
かなりがおって ヤバいと思った
弁当づくりも 焼き石に水だった

逃げるに逃げられない 試練が続く
耐えねば 従業員は守れない
縁を結んだ人のつながりが 強さになった
手に温もりさえあれば きっと乗り越えられる

絶えず励まし合って 30日を迎える
手放しでは喜べない 緊急事態宣言解除
通常営業までには まだまだ予断は許さない
終わりの始まりを いまは常連の笑顔で満たそう

〔2021年9月27日書き下ろし。全国的も減少傾向が続く。リバウンドすることを覚悟しながら、それでもなおこの数字には意味がある。病床にある道産子の快復を祈る〕

付記
道内19人感染 20人以下は昨年10月以来 新型コロナ
道などは27日、新型コロナウイルスに感染した1人が死亡し、新たに19人が感染したと発表した。道内の日別の感染者が20人を下回るのは昨年10月19日の17人以来。道内の感染者は延べ6万141人(実人数5万9956人)となった。
死亡したのは旭川市発表の80代女性。発表者別の新規感染者数は札幌市が8人、道が8人、旭川市が3人だった。(北海道新聞2021年9月27日)

夢のかけらは映す

たくさんの夢を見た
みんな藻屑となった
忘れられて過去となった

見果てぬ夢は追っ手を阻んだ
みんな露と消えた
捨てられて過去となった

叶わぬ夢と知らされた
みんな失望となった
破られて過去となった

突然夢のかけらが舞った
あのときの情熱のかけらだと知った
まだくすぶっていた過去の断片

出し抜けに夢のかけらが語り出す
あのときの一途なおもいだと知った
まだ消されぬ青春の断片

慌てて夢のかけらをかき集めた
あのときの生き様が現れた
まだ残り火が灯(とも)る人生の断片

置いてきぼりにした夢のかけら
力なく心折れた青春の夢の残骸(あと)
忘れるしかなかった青春の蹉跌

そのかけらすら愛おしい
そのかけらに映るふたりの人生模様
伴侶に人生悔いなしかをいつか問おう

〔2021年9月27日書き下ろし。人生の同伴者と歩き続けた老齢のいまを、夢のかけらが映しだす〕

おひとりさまの支度

気心知れた友だちが集まった
みんな五十代になっていた
団塊ジュニアの女性たち

2025問題も深刻な世代
団塊の親と夫の介護も任される
老老介護の確率が高い女性たち

2050問題は怖くて想像拒否
在宅ケアを支える態勢に悲観する
おひとりさまになる確率の高い女性たち

地域も行政も頼りにならない
自立して暮らさなければならない
支度を始めなければ間に合わない女性たち

おひとりさまは避けられない
気ままで気楽は元気なうちだけ
老いの支度を現実的に考える女性たち

一人だけでは老いを闘えない
ここは一致団結して互いに協力するしかない
仲良しごっこの助け合いの先を見すえる女性たち

無償の相互扶助では気合いが入らぬ
ここはみんなで会社を立ち上げよう
仕事にすればと面白いと盛り上がる女性たち

合同会社を作ってしまおう
団塊の親のケアも仕事にしちゃおう
おひとりさまの危機に挑む女性たち

ボランティアに頼る地域包括ケアシステム
かけ声ばかりで人も地域も動かぬ机上論
解決を迫られてこそ知恵が湧く女性たち

団塊ジュニアの新しい発想が福祉の世界を変える
介護の人材不足を補う新戦力が登場する
自主防衛を掲げて会社の支度を始める女性たち

〔2021年9月26日書き下ろし。団塊ジュニアの女性たちが会社を作ると面白い。2018年「高齢化の進む里山の起業による村民の医療と福祉の自主防衛のあり方~ひとつのアイディアとしての合同会社の設立と福利厚生事業の創設」(藤女子大学人間生活学研究第25号)は別の視点で論じる。関心があればネットで検索を〕

秋の彼岸法要

コロナ禍で老人施設の法要も様変わりした
新年の法要からONLINEが活用された
施設内の各階のホールにある大型のテレビに流れる
その様子を利用者家族にSNSで流した
信心深い母の姿を見つけた娘から感動と感謝の言葉が添えられた
師はコロナ禍での法要のあり方に不安もあったが喜びを禁じ得なかった

お盆は法人の廟でONLINEで行った
1979年共同墓苑「友愛の廟」を市民墓地の一角に建立した
そもそもは入所者の老女の苦悩を僧侶である37歳の師が聴き取った
「後妻に入った私は、先妻と一緒の墓に入るわけにはいかない」
廟ができその老女は心安らかにして旅立った
施設で亡くなった人ばかりかその親や子
法人とはゆかりのない引き取り手のない人もここに眠る
『因縁諸生法 縁欠不正』(いんねんしょしょうほう えんけつふしょう)
(この世に在る全ての生きとし生きるものは、因縁によって存在する。縁がなければ決して存在することはない}
縁がなければここで縁を結ぶのが役目と屈託なく笑う

秋の彼岸法要がONLINEで始まった
82歳の師は仏間にしつらえた祭壇の前で経を唱える
数人の利用者しか入れない規制された部屋の外には
20人近い利用者と職員が取り囲む
各階では十数名の利用者が画面に手を合わせ
まわってきた香炉にしめやかに焼香を済ます
南無阿弥陀仏と20分の読経を終え説法に入る

最近声が出ないと言い訳をすることが多くなったが
親鸞聖人の「人は煩悩具足の凡夫である」ところから入る
50余年もの間語り続けてきた法話をいつもの節回しで展開される
画面には大写しで目の前の利用者に語りかける楽しそうな表情を捉える
昭和38年老人福祉法が制定された当時からいまの長寿まで
数字を挙げてさりげなく比べる数字に強い一面を垣間見せる
入所者の百歳以上の五人の名を紹介しながら長寿の秘訣を披露する
時に笑いを取りながら久しぶりに20分の法話を終える

心安らぐ法話だった
師の話し方には人の心に添う優しさと包容力をいつも感じる
ONLINEで視聴した人にもそのおもいは伝わっていたであろう
部屋に戻った師に参列者の様子と感謝を伝えた
謙遜しながらも安堵した表情が嬉しかった

ONLINEでの物足りなさを感じながらも
もうしばらく辛抱してください
来年の新年の法要はいつものようにホールでいたしましょう
そんなおもいを強くした秋の彼岸法要の一コマだった
南無阿弥陀仏と唱え合掌する老人たちの姿が美しかった

〔2021年9月25日書き下ろし。昨日施設でONLINEで行った師の彼岸法要を綴る〕

進軍ラッパが聞こえた

♪ 勝ってくるぞと勇ましく
競って大ボラぶち上げる
拳を握って国守れ

♪ 作り笑いに騙される
鎧(よろい)で固めた国防論
自衛唱えて打って出る

♪ 戦争知らずの者たちは
愛国心をぶち上げて
非国民をあぶり出す

♪ 殺戮(さつりく)兵器は最強だ
核は不用と傘の下
安保バックに示威行動

♪ 攻めよ敵陣容赦なく
やられてならぬ防衛論
人の命は二の次だ

♪ 命令一下で殺し合う
死線を越えた武勇伝
死なば靖国祀(まつ)られる

♪ 攻めよ守れよ命かけ
国家の命運賭けし者
安全地帯で生き延びる

〔2021年9月23日書き下ろし。総裁選で進軍ラッパが聞こえた。自民党員は国民のたった1%、99%は蚊帳の外の不運〕

大言壮語のオンパレード

そんなの言ったもん勝ち
できるなんて思っちゃいけない
できると思わせることが肝心さ

そうでも言わなきゃ勝てないだろう
せめてでっかい夢を語るしかない
祭りが終われば夢から覚める

勝たなきゃ前には進めない
悪政の批判は封印しておもねる
大言壮語でカモフラージュするしかない

得意のパフォーマンスで煙に巻く
貧しいタレントをひたすら隠す
ボロさえ出さねばまだまだいける

メディアは祭りの熱気を連日あおる
なってみなきゃわからない
公約なんぞ捨てるほどある屑の山

鳥かごの喧騒に飽き飽きする
小才が利くだけでは不安しかない
四の五の言っても届かぬおもい

だれが勝とうとバックが物言う
なればなったで圧力かける
改革なんておこがましい

祭りが終われば元の木阿弥
仲良しごっこで政治を動かす
椅子取りごっこで政治が動く

大言壮語のオンパレード
それは法螺合戦という
それを論争と言い換える

〔2021年9月23日書き下ろし。喰えない話しばかりで、何をか言わん〕

なぜか嬉しい

9月 8日:180(98):政府「緊急事態宣言」延長方針固める
9月 9日:144(84):「緊急事態宣言」30日まで延長決定
9月10日:117(51):「緊急事態」後で最少に(札幌も)
9月11日:156(88)
9月12日:116(58):「緊急事態」後で最少に
9月13日: 55(46):「緊急事態」後で最少に(札幌も)
9月14日: 91(51)
9月15日:110(66)
9月16日: 94(56)
9月17日: 84(54):札幌市24日ぶりに前週の同曜日上回る
9月18日: 77(50):「緊急事態」後で2番目の少なさに(札幌も)
9月19日: 75(54):「緊急事態」後で2番目の少なさに
9月20日: 50(36):「緊急事態」後で最少に(札幌も)
9月21日: 36(26):「緊急事態」後で最少に(札幌も)

毎日午後3時過ぎ UHBTVの速報をチェックする
アベ政権の無為無策を棚に上げ 
票ほしさの総裁選がヒートアップする中で
今日の数字は なぜか嬉しい

「経済による及ぼす影響、少なくとも外で飯を食う、人に会う等々の制限をいつまでされるおつもりなのか、根拠は何なのか、本当にそれが必要で効果があったもんなのか」
アソウ暴言にただただ呆れかえる
どんだけの人が苦しみ泣いているのか
どんなおもいで野辺の送りをしてきたのか
他人事のように侮(あなど)りふざけた言動が いつも民心を逆撫でる 
もうしばらくの辛抱だと どうして謙虚な一言がかけられないか
お粗末で貧しく傲慢な心が 80を越しても改まることはない

アベからスガに続く危機管理は ずさんそのものだった 
感染症の防疫や医療の体制が不整備だったのは
あんたらの無能でダレた政治の責任でしかない
アベノマクスは 忘れられない醜態さらす
そもそも規制をかけてきたのは 一体どこのどいつだ

それでも今日の数字は 希望が生まれる
規制が緩和されるまで もう一息頑張ろう
明日も数字が下がって欲しいと 願わずにはいられない
長いトンネルを抜けるとそこは…
願い求める世界が訪れますように

〔2021年9月21日書き下ろし。数字以上の効果は、前向きな気持ちが家族や仲間と共有できることか〕

付記
道内36人感染 50人下回るのは71日ぶり 新型コロナ
道などは21日、新たに36人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。道内で日別の新規感染者数が50人を下回るのは7月12日以来、71日ぶり。
発表者別の新規感染者数は札幌市が26人、道が5人、小樽市が4人、函館市が1人、旭川市はゼロだった。死者の発表はなかった。道内の感染者数は延べ5万9810人(実人数5万9625人)、死者は計1466人となった。(北海道新聞2021年9月21日)

蚊帳の外

蚊帳が必要とは 思いもよらんかった
蚊帳の中まで 邪魔な蚊も入ってこられへん
羽音が気に障るなら 蚊取り線香出しとって

蚊帳の中は 喧々諤々(けんけんがくがく)論争中
蚊帳の外には 耳に優しい言葉だけが虚しく響く 
蚊は線香に燻(いぶ)されて 短き命を落とす

蚊帳の中は 泰平極楽命の心配あらへんかった
蚊帳の中には 特別な人しか入れてもらえへん
生き血を吸われるんは ほんとは蚊なんやって

蚊帳の中は どやって生き血を吸うのか策略中
蚊帳の中で 分け前預かるもんが血眼になって争奪戦
蚊帳の外で どんだけあがいても無駄だった

蚊の如き存在は 
悪しき笑いに誘われて 
生き地獄に 身を晒される
悪しき言葉に燻されて
生き地獄に 身を焼かれる
悪しき企てに騙されて
生き地獄に 身を滅ぼす

蚊帳の中は 生き血を吸う者たちの歓声で盛り上がる
蚊帳の外は 生き血を吸われる者たちがむせび泣く

〔2021年9月20日書き下ろし。蚊帳の外にいることを自覚する。明日の日本のリーダーがほんの一握りの者たちで決められることの恐怖感が募る〕